【bet365】ウィンブルドンテニスで再び世界トップ10入りだ！錦織圭がグランドスラムで初優勝狙う

錦織圭がノバク・ジョコビッチ、ラファエル・ナダル、アンディ・マレー、そしてロジャー・フェデラーの“４強”に挑戦状！トップ４シードを独占した４強を崩して、初のグランドスラム優勝を狙う―。

サッカーのブラジルW杯で盛り上がる日本を、今度はイギリスのウィンブルドンでの錦織の躍進で一層盛り上げてくれるでしょう。テニスのグランドスラム第３戦「ウィンブルドンテニス」が23日に開幕します。トップ10にまずは返り咲きたい世界ランク12位の錦織は、第10シードで出場します。昨日20日にドロー抽選会が行われ、組み合わせが決定しましたのでまずはそれをご覧いただければと思います。

【ウィンブルドン2014男子シングルスドロー】

※「WOWOW Tennis Online」より抜粋

気になる錦織は、第2シードのナダルの山に入りました。初戦は、世界ランク67位のケニー・ドシェペール（フランス）と対戦します。順当に勝ち上がり、2012、2013年の錦織自身の最高成績であるウィンブルドン3回戦を突破すると、４回戦で世界ランクトップ10入りを争うミロシュ・ラオニッチとの対戦が予想されます。

この４回戦が1つのポイントで、錦織が世界トップ10に返り咲きが出来るかどうかのボーダーラインとなってきそうです。さらに勝ち進めば準々決勝で全仏オープン2014を制したナダル、準決勝ではフェデラー、そして決勝ではジョコビッチとの対戦が予想されます。もちろん１戦１戦が大事ですが、先を見据えて戦うことが許されるくらいの力を今年の錦織には感じます。

全仏オープンでは腰のケガの影響でよもやの１回戦負けを喫した錦織ですが、2014年にはツアー2勝をして初の世界トップ10入りを果たしました。惜しくも準優勝となった5月のマドリードオープン（クレー）では決勝で“赤土の鬼”ナダルを圧倒して優勝へと片手がかかりましたが、ケガのために無念の途中棄権でその夢は叶いませんでした。

【マドリードオープン決勝：錦織―ナダルのラリー戦】

腰のケガの回復具合が心配される錦織ですが、「腰の痛みはない」との報告がなされており、ホッと胸をなでおろしています。ウィンブルドンテニスが行われる芝コートではまだ優勝のない錦織ですが、ケガの影響さえなければ十分にトップを狙える力を有していると言えるでしょう。

まずは、１回戦をきっちり勝って弾みをつけたい錦織は、ケニー・ドシェペールと23日に対戦します。世界ランクでいえば格下の相手となりますが、シュッパーは昨年のウィンブルドンで錦織を上回るベスト16入りを果たしており、決して楽に勝てる相手ではないでしょう。

世界中の様々なスポーツイベントの勝敗を予想してオッズを付けているブックメーカー（スポーツブック）の「bet365」は、１回戦の「錦織―ドシェペール」の勝敗オッズを発表していますので、参考にして頂ければと思います。錦織が有利なオッズではありますが、決して楽観しできるものではないでしょう。

【ウィンブルドンテニス男子S１回戦：錦織―ドシェペール勝敗オッズ】
・錦織勝利：1.14倍
・ドシェペール勝利：5.50倍
※オッズは２１日午前９時現在

ウィンブルドンの優勝の行方ですが、もちろん錦織がこれに食い込んでくれるものと予想はしていますが、先に挙げたいわゆる“4強”がメーンとなりそうです。

昨年の同大会でイギリス人として77年ぶりにウィンブルドンを制した第3シードのマレーは、全仏オープン4強入りの勢いのまま初日のセンターコート第1試合で戦いをスタートします。全仏オープンで準優勝の第1シードのジョコビッチは、2011年以来の同大会制覇を狙います。全仏オープンで9度目の戴冠のナダルは、2008年と2010年に続く3度目の全仏＆ウィンブルドン連覇に挑戦します。全仏オープンでは４回戦でよもやの敗退を喫した第4シードのフェデラーは、ウィンブルドンに照準を合わせてリベンジを狙います。