【ウィリアムヒル】前例を当てにするな！ただ、目の前のコロンビアに勝つだけ！！ブラジルW杯グループC最終戦「日本―コロンビア」

誰もが知っているはず。日本がコロンビアから勝利をもぎ取ることがいかに難しいことを。ギリシャとの一戦後に始まった“前例”探し―。日本と同じ1分1敗から2002年のトルコをはじめこれまで3チームが決勝トーナメント進出を決めています。でも、そんなのはどうでもいいです。前例がなければザックジャパンが歴史を作ればいいし、私はサムライブルーのグループリーグ敗退を見たくない。

「日本、コロンビアから大金星！大逆転で決勝T進出！！」

こんな新聞の見出しを大いに期待しましょうじゃありませんか。日本代表のグループリーグC最終戦対コロンビア戦が、日本時間の25日（水）の午前5時からアレナ・パンタナウで行われます。ご存知かとは思いますが、日本が3度目の決勝トーナメント進出を果たすにはコロンビア撃破すること以外にありません。

※「サンケイスポーツ」より抜粋

日本の決勝トーナメント進出の条件は以下の通りです。
① コロンビアに勝利
② ギリシャがコートジボワールに勝つか引き分ける
③ コートジボワールもしくはギリシャとの得失点差勝負

【ブラジルW杯グループC：「日本―ギリシャ」ダイジェスト】

前半の終盤から10人となったギリシャから1ゴールも奪うことができずに、スコアレスドローとなったギリシャ戦。ボール支配率も日本が大きく上回り、引いて守るギリシャゴールを脅かすことはありましたが決定打を放つことができませんでした。長身が揃うギリシャDF陣に単調と言わざるを得ないサイドからのクロス攻撃でしたが、高さで勝てない日本には厳しい空中戦となりました。

本田圭佑は試合後のインタビューでこう答えています。

「自分たちの精度という問題はあったと思う。ギリシャは引き分けでも次勝てば（決勝T進出を）決められるということで引き分けでいいという考え方に（日本が）ハマってしまった。相手の引き分けでいいというものを打ち破ることができなかった」

端的に言えば、自分たちのサッカーがまだできていなかったということでしょうか。そもそも、ザックジャパンは空中戦などのパワープレーではなく、素早いパス回しによる地上戦で攻撃するのが“強み”であったはずです。コートジボワール戦に続き、後半の終盤になると長身CB吉田麻也をゴール前に上げてパワープレーをしかけましたが、いずれも不発に終わりました。

コロンビア戦では、もう何も考えずに地上戦でFIFAランク8位のコロンビアに挑んで欲しいものです。“強み”である左サイド（長友佑都）の突破から香川真司、大久保嘉人、岡崎慎司ら日本が誇るFW陣がコロンビアDFの裏を果敢に狙ってゴールを奪う。連動したサイド攻撃でゴールが奪えないならば、コロンビアが一枚上なんです。日本代表には「やりきった感」を感じて欲しいし、日本を応援する多くの人が同じように感じられる試合を期待します。

コロンビアは、ギリシャ、コートジボワールに連勝してグループCで唯一決勝トーナメント進出を決めました。攻守のバランスもよく、トップ下のハメス・ロドリゲスはブラジルW杯2試合で2得点を奪っているコロンビアの心臓を担っています。MFファン・クアドラードは自らもゴールを奪えますが、サイドから駆け上がって得点シーンを多く演出するコロンビアの動脈と言えるでしょう。