【Marathonbet】大相撲九州場所2017:横綱・白鵬、前人未到40回目の優勝なるか?

白鵬

Marathonbet ロゴ3人の横綱が休場した前場所を終え、再び4人の横綱が揃う九州場所の開催が近づいてきました。2017年の九州場所は11月12日(日)に初日を、11月26日(日)に千秋楽を迎えます。神事である相撲において、神の依代とされる横綱。その実力が存分に発揮されることが期待される九州場所の優勝オッズをブックメーカー「Marathonbet」が発表していますので、それを参考に優勝展望をご紹介していきます。

大相撲九州場所とは

九州場所会場(福岡国際センター)

年6回開催される本場所の最後を飾り、1年の締めくくりの戦いとなる九州場所。十一月場所とも呼ばれるこの場所は1955年から2年間は準場所、1957年から本場所として開催されており、毎年九州最大の都市・福岡で開催されます。

2010年には双葉山の残した69連勝という記録の更新をかけ、連勝を63まで積み上げた横綱・白鵬を2日目に当時前頭筆頭だった稀勢の里が迎え撃ち、打ち破るという大番狂わせが起こったことでも知られている場所です。

九月場所は「一人横綱」日馬富士が横綱の威信を守る

優勝パレードを行う日馬富士(右)

前場所の九月場所は白鵬、稀勢の里、鶴竜の3横綱が怪我により欠場するという異常事態となりました。3横綱が欠場するという事態は平成では初めてのこと。一人残った横綱となった日馬富士に大きな期待が集まりました。

横綱のみならず、大関もその多くが不在。角番の照ノ富士は6日目から、大関二場所目の高安は3日目から欠場となり、残された大関は豪栄道のみという事態に。その豪栄道が優勝戦線をけん引しました。初日に黒星を喫するも、その後は順調に白星を重ねて千秋楽までトップの座を維持しました。

対する日馬富士は3日目から5日目まで3日連続で金星を献上。黒星が先行する事態となりましたがその後は調子を取り戻し、豪栄道と1差で千秋楽を迎えることに。千秋楽では日馬富士が寄り切って一気に勝負を決めると、続く優勝決定戦でも豪栄道に快勝。横綱として、豪栄道との格の違いを見せつけることができています。

大相撲九州場所2017優勝オッズ

【2017年大相撲九州場所優勝オッズ】※10日午後8時更新
大相撲九州場所2017幕内優勝オッズ
※オッズは10日午後8時現在

ブックメーカー「Marathonbet」が10日に発表した大相撲九州場所2017幕内優勝オッズによると、優勝候補の筆頭には白鵬で2.20倍のオッズがついています。2番手には先場所優勝の日馬富士で6.00倍、3番手には大関の高安で8.00倍となっています。復活を期す横綱・稀勢の里は、関脇の御嶽海(10.00倍)に次ぐ5番手となる12.00倍、大関の豪栄道が12.50倍、先場所10勝して小結まで上がってきた阿武咲は41.00倍となっています。

大相撲九州場所2017最新オッズ情報(Marathonbet発表)

白鵬、前人未到の優勝40回達成なるか

40回目の優勝を狙う白鵬

七月場所では歴代最多となる1048勝を記録し、名実ともに最強横綱の地位を確固たるものとした白鵬。その後の夏巡業も他の横綱が休む中一人奮闘して盛り上げました。しかし、七月場所以前に痛めていた左ひざの状態が悪化し、九月場所では初日から休場せざるをえない状態となりました。

休場していた九月場所中は、膝への負担を軽減するために減量を敢行。4日間水以外のものを取らない方法で断食を行い、その4日間で10㎏も体重を落としました。普段酷使している内臓を休め、細胞を活性化する作用もあるとされ、心身ともにリセットすることができたとしています。

その後ひざの調子も良くなり、再び体重も戻し、万全の体調で秋巡業へ。そして異例のハイペースで調整を続け、九州場所に備えています。優勝すれば歴代最多を更新する40回目の優勝となる九州場所で、白鵬は再び最強横綱の姿を観衆の前に示すことができるでしょうか。

2場所連続優勝を目指す日馬富士

日馬富士

九月場所では見事優勝を飾り、横綱の威厳を守った日馬富士。とはいえ、横綱不在の中で4敗を喫するなど決して手放しでほめられる結果ではないことも確かです。再び他の横綱が戻ってくると見られる九州場所で、他の横綱相手にもひけをとらないというところを見せつけたいものでしょう。

2場所優勝を目指す九州場所は日馬富士にとってとても縁起のいい場所です。大関に昇進したのも、しこ名を以前の安馬から現在の日馬富士に変えたのも、新横綱として初場所に臨んだのも、この九州場所。前場所で通算9度目の優勝を飾っており、節目となる10度目の優勝が懸かっています。九州場所の縁起の良さをさらに高める活躍をし、2012年の名古屋場所以来となる2場所連続優勝を果たすことができるでしょうか。

怪我も癒えて復活が期待される稀勢の里

稀勢の里

稀勢の里は2017年1月場所で初優勝を遂げ、場所終了後には日本人力士としては1998年に若乃花が昇進して以来19年ぶりとなる横綱昇進となりました。また、2003年1月場所で貴乃花が引退して以降、14年間いなかった日本人横綱の誕生とあって、日本中を巻き込む一大ブームとなったことは記憶に新しいことでしょう。

しかし新横綱として臨み、見事2連覇を飾った春場所で左上腕部と左大胸筋を負傷。その後2場所強行出場しましたが途中休場、そして九月場所は全休に追い込まれています。

その休養の甲斐もあってか、負傷もだいぶ癒え、秋巡業でじっくりと体を作り直すことができたといいます。元横綱・北の富士氏も稀勢の里の復帰に太鼓判。仕切り直しとなるこの九州場所で日本人横綱の強さを再び見せたいところです。

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