【ウィリアムヒル】アーリントンミリオン&ジャック・ル・マロワ賞2018:米仏の真夏のビッグレースのオッズをブックメーカー発表

ジャック・ル・マロワ賞

41年ぶりに誕生した無敗のアメリカ三冠馬、ジャスティファイが怪我により電撃的に引退するなど、話題に事欠かない海外競馬。もちろんレースの方も注目レースが目白押しです。

本日はムーランドロンシャンと並び「フランスマイル最高峰レース」の呼び声高い、ドーヴィル競馬場で開催されるジャック・ル・マロワ賞(海外G1、1600㍍・芝:日本時間12日午後10時発走予定)。

そして、アメリカ競馬からはこちらもブリーダーズカップターフと並びアメリカ芝レースの最高峰と呼ばれる、アーリントンパーク競馬場で開催されるアーリントンミリオンカップ(海外G1、2000㍍・芝:日本時間12日午前8時20分発走予定)の両レースをご紹介いたします。

ジャック・ル・マロワ賞2018

100年近い歴史を誇るジャック・ル・マロワ賞。過去には、日本調教馬であるタイキシャトルも制したことから耳にしたこともある競馬ファンも多いのではないでしょうか?

今年は、日本からジェニアルと武豊騎手が参戦予定でしたが直前で回避を発表、やや残念な形となりました。

ウィリアムヒル有力出走馬のご紹介へ移る前に、まずはブックメーカー「William Hill(ウィリアムヒル)」が発表しているオッズをご確認いただきましょう。

【ジャック・ル・マロワ賞2018オッズ】
ジャック・ル・マロワ賞2018オッズ※オッズは9日午後3時現在
ウィリアムヒル 登録方法

今年は、これまで主役不在であった欧州マイル路線に現れた1頭のニュースターに注目が集まることとなりました。

それが、3歳牝馬のアルファセントーリ(Alpha Centauri)。オッズは 2番手以降に大きな差をつけての2.00倍となっています。

アルファセントーリ

今年に入ってからアイルランド1000ギニー、コロネーションステークス、ファルマスステークスと、G1レースを3連勝。加えて、コロネーションステークスでは2着以下を大きく引き離し、1:35.89のレコードタイムをマークしました。

前走も4馬身半差をつけての圧勝。マイル戦でのスピード勝負では非凡なものを感じますが、フランス遠征がはじめてな点、そして過去に不良馬場で13頭中10着に敗れた過去があるなど、馬場が悪くなった際にはやや不安点が残ります。

仮に今年のジャック・ル・マロワが道悪開催となった場合は、この馬に出番が回ってくることでしょう。今年のイスパーン賞(海外G1、1850m・芝)を制したレコレトス(Recoletos)です。オッズは7.00倍となっています。

レコレトス

2017年シーズンは主に2000mのミドルディスタンスで活躍していたレコレトス。今年に入ってマイル路線へ転向すると能力が見事に開花、3戦2勝と上々の成績を残しています。

何よりも、全6勝の内、重馬場以上での勝利がこれまで4勝とダントツ。当日の馬場次第ではレコレトスが逆転勝利を収める可能性も十二分にあり得ます。

ちなみに鞍上は日本でもなじみの深い名手O.ペリエ。

ペリエ騎手

ジャック・ル・マロワ賞はこれまで3勝を挙げている得意レースだけに、4勝目を虎視眈々と狙います。

その他にも、前走のクイーンアンステークス(海外G1、1600㍍・芝)では11番人気ながらに勝利を収めたアクシデンタルエージェント(Accidental Agent)が7.00倍。マイル路線に戻った初戦のロートシルト賞(海外G1、1600㍍・芝)を見事に制したウィズユー(With You)が9.00倍となっています。

オッズ上こそ抜きんでた一頭がいますが、上位出走馬は皆G1ウィナー。人気通りに、一筋縄で決着するとはやや思いづらいレースとなっています。

アーリントンミリオン2018

アメリカの芝競馬において、ブリーダーズカップターフが「クラシックターフ王者決定戦」ならば、アーリントンミリオンは「ミドルターフ王者決定戦」的なレース。賞金が比較的高額なことから、アメリカだけでなく欧州からも毎年数多く遠征馬が出走します。

果たして、今年のアーリントンミリオンを制すのはどの馬か。こちらもブックメーカー「William Hill(ウィリアムヒル)」のオッズをご確認いただいてから出走馬のご紹介へ移りましょう。

【アーリントンミリオン2018オッズ】
アーリントンミリオン2018オッズ※オッズは9日午後3時現在

3.75倍で1番手評価となっているのがオスカーパフォーマンス(Oscar Performance)。

オスカーパフォーマンス

昨年のベルモントダービー(海外G1、2000㍍・芝)そしてセクレタリアトステークス(海外G1、2000㍍・芝)と、3歳芝路線の主要G1を勝利。しかし、満を持して挑んだブリーダーズカップターフでは、距離の壁に阻まれてか9着に敗れました。

今年の初戦となった前走のポーカーステークス(海外G3、1600㍍・芝)は見事に勝利。久々の2000m戦で本領発揮と行きたいところでしょう。

2番手評価の5.00倍となっているのは、イギリスからの遠征馬センチュリードリーム(Century Dream)。

センチュリードリーム

主な勝ち鞍は1700m戦のG3のみ。G1では前々走で先ほどご紹介したアクシデンタルエージェントが制したクイーンアンステークスにおいて4着というのが最高着順のセンチュリードリーム。実績だけで考えればかなり見込まれた人気ですが、果たして期待に応えることが出来るでしょうか。

昨年のアーリントンミリオンにおいて1番人気、3着の実績を持っているのがドーヴィル(Deauville)。オッズは7.00倍となっています。

ドーヴィル

2017年シーズンはG1レースでも安定した成績を残していましたが、昨年末から成績が急降下。2桁着順もザラな状態であり、ややピークを過ぎた感は否めません。

実績的にはオスカーパフォーマンスが抜けていますが、難しいのが「アメリカ競馬とヨーロッパ競馬の力関係」という部分。そういった面を踏まえているからこそ非常に拮抗したオッズづけがなされていると考えられます。

上位に実績馬がズラリと並んだジャック・ル・マロワとはやや違った意味で予想の難しいアーリントンミリオン。こちらも、どの馬が勝利しても不思議はないでしょう。