【10Bet】メジャーリーグサッカー(MLS)2018優勝展望:ブックメーカーは連覇狙うトロントFCを優勝最有力に!

トロントFC(優勝セレモニー)

10Bet ロゴいま世界で最も成長著しいサッカーリーグはどこでしょうか?中国や中東のような爆買いリーグが近年は注目を集めていますが、その答えは北米のメジャーリーグサッカーである、といえるでしょう。スポーツ大国アメリカが本気でサッカーの振興に取り組み、今や4大スポーツの地位を脅かすまでに成長したこのリーグがまもなく開幕を迎えようとしています。

ブックメーカー「10Bet」がその優勝オッズを発表していますので、その数字を参考に今シーズンの展望をご紹介していきます。

北米4大スポーツ超えに挑む勢いのあるリーグ

MLS2018

メジャーリーグサッカー(以下MLS)は1994年のアメリカワールドカップの盛り上がりを受けて、1996年に発足した北米のプロサッカーリーグです。1967年から1984年まで存在した北米サッカーリーグ(NASL)はペレやヨハン・クライフ、フランツ・ベッケンバウアーといったレジェンドクラスの選手を集め、4大スポーツを上回る人気を得ようとするも失敗に終わってリーグは破たんしてしまいました。

MLSはその反省を活かし、ヨーロッパなどからスター選手を呼び込みつつも、サラリーキャップの導入などといった手法を取り入れ、確実に成長を続けています。その成果は少しずつ出始め、若年層の間では野球の人気に並びつつあるほか、もはやアイスホッケーは超えたとされるなど、いずれ4大スポーツの一角に食い込んでくるとさえ言われているほど。今年1月にはデイビット・ベッカムらがオーナーを務める新クラブがマイアミに設立されることが決定するなど、さらなる成長の兆しを見せており、これから日本でも人気が出てくるであろう一大ビジネスとなりつつあります。

2017年はトロントFCが初優勝を飾る

2017年MLSカップ決勝

MLSはウェスタン・カンファレンスとイースタン・カンファレンスに分かれてレギュラーシーズンを戦い、それぞれの上位6クラブがプレーオフであるMLSカップに参戦します。2017年決勝戦の組み合わせは、レギュラーシーズンの両カンファレンス合計順位最上位クラブに与えられるサポーターズシールドを獲得したイースタン1位のトロントFCと、ウェスタン・カンファレンス2位で全体7位のシアトル・サウンダースの一戦となりました。2016年の決勝も同じ組み合わせとなり、その際にはPK戦の末にサウンダースが王座についています。

2017年の決勝は均衡した戦いが続きましたが、後半22分にアメリカ代表ジョシー・アルティドールが先制点を決めると、元バルセロナのスペイン人MFヴィクトル・バスケスがロスタイムにダメ押し点を決め、カナダのクラブとして初めてのMLS制覇を達成しています。トロントFCにとって、2017年はMLSカップ制覇に加えてレギュラーシーズン首位のサポーターズシールド、そしてカナダ選手権の3冠を達成する偉業を果たす最高のシーズンとなりました。

日本の新星が2018年もMLSでプレー

ザカリー・エリボー(ニューイングランド・レボリューション)

2018年のMLSでプレーが決まっている日本人選手は1人。ハイチ人の父親と日本人の母親を持つザカリー・エリボー(22歳)です。厳密には日本国籍とアメリカ国籍、ハイチ国籍を有し、将来的な日本代表入りを目標としている選手です。昨シーズンまで小林大悟が所属していたニューイングランド・レボリューションの下部組織から2015年にトップチームに昇格し、186㎝と恵まれた体格で中盤、ディフェンスのマルチロールをこなす有望株です。大阪府吹田市で生まれ、流ちょうな関西弁を操る同選手。活躍すれば未来の侍JAPANの一員となる可能性大です。

また、昨シーズンは王者トロントFCの下部チームであるトロントFC-2でプレーしていた遠藤翼は現在フリーとなっていますが、再契約のための交渉中であるとされています(2月27日現在)。プロデビューした2016年にはゴールも奪っている24歳のトップチーム復帰に大きな期待がかかります。

昨年度王者の2連覇に最大オッズが付く

【MLS2018優勝オッズ】
MLS2018優勝オッズ※オッズは1日午前9時現在
10Bet 登録方法

ブックメーカー「10Bet」による2018年MLS優勝候補筆頭は昨年度チャンピオンのトロントFCでオッズは4.25倍。2連覇に向けて大きな期待が集まる結果となりました。続く2番手は一昨年のチャンピオンで昨年度のファイナリストであるシアトル・サウンダース。オッズは8.00倍となりました。王座奪還へ挑みます。

3番手は創設1年目のシーズンだった昨シーズンに全体4位と躍進したアトランタ・ユナイテッドFCがオッズ9.00倍、4番手はマンチェスター・シティの姉妹クラブであるニューヨーク・シティFCがオッズ10.00倍で挙げられています。日本人の母を持つザカリー・エリボーが所属するニューイングランド・レボリューションは20番手のオッズ61.00倍となりました。

王者がさらなる戦力を加え、万全の体制を築き上げる

セバスティアン・ジョビンコ(トロントFC)

2連覇に挑むトロントFCの中心にいるのは元イタリア代表のセバスティアン・ジョビンコ。かつてユベントスでデルピエロ2世と呼ばれ、そのフリーキック精度はアンドレア・ピルロにさえ匹敵すると評された天才はイタリアでは伸び悩み、2015年にたどり着いたアメリカの地で大きく羽ばたきました。加入するとすぐにその実力を北米に見せつけ、リーグ最大のスーパースターの1人となっています。

トロントFCはさらに今冬にはオランダ代表DFのグレゴリー・ファンデルヴィールの獲得を発表しました。スペインのアスレティック・ビルバオからスペイン人MFアヘル・アケチェも獲得し、さらに強力となったトロントFC。今年も間違いなく優勝戦線をリードする戦いを繰り広げるはずです。

王座奪還へ、アメリカ屈指のスーパースターを中心に挑む

クリント・デンプシー(シアトル・サウンダース)

2シーズン連続で全体7位となりながらも、プレーオフで抜群の強さを見せ、2016年シーズンにMLS初制覇、2017年も決勝戦に駒を進めたサウンダース。その精神的中心にいるのは、やはりクリント・デンプシーでしょう。

アメリカ代表の主軸としても10年以上に渡り活躍を続けているベテランは2013年の夏にサウンダースに加入すると、2014年のレギュラーシーズン首位獲得に貢献。5年で49ゴールを決め、2017年にはチーム最多となる15ゴールを決めるなど健在ぶりを見せています。スーパースターを中心に結束を強めるサウンダースは再び王座に返り咲くことができるでしょうか。

ビッグネームのもとシティはMLS制覇を目指す

パトリック・ヴィエラ監督(ニューヨーク・シティFC)

昨シーズン限りでチームきってのスーパースターだったアンドレア・ピルロが引退し、一つの時代を終えた感のあるニューヨーク・シティ。創設4年目を迎える2018年シーズンで目指すのはもちろん初優勝です。初年度の2015年は総合17位、2年目の2016年は総合4位でカンファレンス・セミファイナル敗退、3年目の2017年は総合2位のカンファレンス・セミファイナル敗退と、毎年成績を伸ばしています。

エースとして君臨するスペイン代表のダヴィド・ビジャに加えて、2016年から指揮を執るパトリック・ヴィエラのカリスマもチームに大きな影響を与えていることでしょう。アーセナルの黄金時代を支え、その強力なフィジカルとあふれ出るインテリジェンスで世界トップクラスのMFとして名を馳せたヴィエラの指揮のもと、ニューヨーク・シティは悲願の初優勝を遂げることができるでしょうか。