ついに世界中を熱狂に巻き込むワールドカップの舞台に臨む我らが日本代表サムライブルー。2014年ブラジルワールドカップでグループリーグ敗退となった悔しさを胸に、4年間積み重ねてきたものを世界に向けてぶつける時がきました。
ブックメーカー「10Bet」が日本代表に関する様々なオッズを発表していますので、今回はその数字を参考に日本代表、および日本代表が戦うグループHの展望をご紹介していきます。
ロシアの広大な大地を転戦する試合日程となる
日本代表のグループリーグ初戦は6月19日(火)のコロンビア戦(日本時間同日午後9時)。ヨーロッパロシア中央部に位置するサランスクで行われます。続く2戦目は6月24日(日)のセネガル戦(日本時間25日午前0時)。サランスクから東に1300kmほどに位置するエカテリンブルグへ移動します。そして最終戦は6月28日(木)のポーランド戦(日本時間同日午後11時)。エカテリンブルグから南西に約1800km、ウクライナとカザフスタンに挟まれた地域に位置するボルゴグラードで試合が行われます。
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日本代表がベースキャンプを行うカザンはそれら3都市のちょうど中間地点といったところ。短い間に広大なロシアの地で長時間の移動を強いられる厳しいスケジュールとなりました。
サムライブルーはどこまで勝ち上がれるのか?
【日本代表がどのステージで敗退するかオッズ】
※オッズは3日午後9時現在
<10Bet 登録方法>
ブックメーカー「10Bet」が「日本代表がロシアW杯でどのステージで敗退するのか?」のオッズを発表し、グループステージ敗退が1.40倍で最有力となりました。ベスト16敗退が3.25倍、準々決勝敗退が10.00倍と続いています。日本代表が優勝するオッズは252.25倍となっています。
グループH突破オッズはコロンビアがトップに
グループH突破オッズでトップに立ったのはコロンビア。オッズは1.40倍となりました。2番手はポーランドでトップと僅差の1.52倍。3番手のセネガルが2.20倍、4番手の日本が2.90倍となっています。日本の2.90倍は4番手としては全グループで最も高いオッズとなっており、グループHの拮抗ぶりがうかがえる数字となりました。
日本は敗退オッズで一番手に挙がる
突破オッズと反対となる敗退オッズでは残念ながら日本がトップの1.40倍。続いて2番手セネガルが1.52倍、3番手ポーランドが2.40倍、4番手コロンビアが2.90倍となっています。
コロンビアとポーランドの組み合わせが突破最有力
グループH突破2か国オッズではコロンビアとポーランドがトップでオッズ2.60倍。2番手はコロンビアとセネガルで5.00倍、3番手はポーランドとセネガルで6.05倍となりました。日本はそれぞれコロンビアと6.55倍、ポーランドと7.50倍、セネガルと15.00倍となっています。
日本の勝ち点は「1」か「4」が最有力
【日本グループリーグ正確な勝ち点オッズ】
※オッズは3日午後9時現在
日本代表がグループHで勝ち点をいくつ取れるのか?その正確な数字を当てるオッズではトップが勝ち点1と4で4.75倍、3番手が勝ち点3で5.00倍、4番手が勝ち点0と2で8.50倍となりました。
アジアの出場国では日本がトップに立つ
【アジアトップのチームオッズ】
※オッズは3日午後9時現在
<10Bet 登録方法>
アジアで今大会トップになるチームのオッズでトップとなったのは日本。「10Bet」発表のオッズは2.75倍となりました。続いて2番手がオーストラリアで4.25倍、3番手が韓国で4.50倍、4番手がイランで4.75倍、5番手がサウジアラビアで10.00倍となっています。
非情の賭けに出た日本の決断は吉と出るか
開幕まであとわずかというところでヴァイッド・ハリルホジッチ監督を解任し、西野朗監督にバトンタッチするという非情の決断を下した日本代表。世界中に驚きを伝えた解任劇でしたがそれによる混乱は大きいものだったといえるでしょう。5月30日の親善試合ガーナ戦では若手主体のガーナ相手にいいところなく0-2で敗れるなど、戦い方の指標が定まっていない様子が見て取れました。
日本サッカーをよく知り、代表選手たちのことも長く見てきている西野監督の修正力に期待するほかありませんが、もともとクラブチームをじっくりと時間をかけて造り上げる手法で名を馳せた監督なだけに、短い期間での勝負となる今回のようなパターンでの手腕は未知数。加茂周監督から岡田武史監督にバトンタッチして成功を収めた1998年大会の時のような奇跡を再現することができるのでしょうか。
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スター軍団コロンビアが初のワールドカップ制覇へ進撃する
2014年のグループリーグでも日本はコロンビアと対戦。1敗1分けの窮地に立ち、なんとしても勝ち点3が欲しいところでしたが1-4と完敗を喫しました。その時のメンバーは多くが健在で、ゴールを決めたハメス・ロドリゲス(バイエルン・ミュンヘン)やファン・クアドラード(ユベントス)に加え、ラダメル・ファルカオ(モナコ)、カルロス・バッカ(ビジャレアル)、ジェリー・ミナ(バルセロナ)、ダヴィド・オスピナ(アーセナル)ら綺羅星のごときメンバーがそろっています。
名将ホセ・ペケルマンに率いられた南米の強豪ですがこれまでワールドカップの舞台にはあまり縁がなく、今回で出場6回目。過去最高成績は前回のベスト8です。1994年のエスコバルの悲劇など、ワールドカップにいい思い出の少ないコロンビアにとって今大会は優勝すら狙えうる絶好機。その勢いに日本は圧倒されないよう、立ち向かう必要があるでしょう。
最強エースとともに、古豪ポーランド復活なるか
オッズではコロンビアに一歩譲っているものの、最新のFIFAランキングでは10位とコロンビアを上回っているポーランド。2006年以来3大会ぶりの本戦出場となりますが、バイエルン・ミュンヘンのエース、ロベルト・レヴァンドフスキを筆頭にドルトムントのルーカス・ピスチェク、ユベントスのボイチェフ・シュチェスニーら強力なチームを構築しています。
EURO2016でもベスト8に進出するなど、確実に力を高めてきているといえるでしょう。1974年と1982年に3位に輝いている東欧の古豪が再び世界のトップに踊りだす時が来たのかもしれません。
成長を続けるアフリカのライオンが日本に牙をむく
FIFAランキングでは28位と、アフリカ勢の中ではチュニジアに次ぐ2位に付けるセネガル。圧倒的な身体能力に高い技術を兼ね備えた難敵といえます。セネガル代表で注目すべきは何といってもリヴァプールのサディオ・マネでしょう。UEFAチャンピオンズリーグ決勝の舞台でレアル・マドリッドを相手に見事なゴールを決めた姿は記憶に新しいはずです。彼がその真価を発揮すれば並み居る強豪を打ち破ることも決して夢ではありません。
2002年日韓ワールドカップ以来2度目のワールドカップ本戦出場となるセネガルはその時のベスト8を超えるべく激しい戦いを仕掛けてくることでしょう。日本はその猛攻を防ぐことができるでしょうか。