【ウィリアムヒル】WGCメキシコ選手権2018:ダスティン・ジョンソンの連覇なるか?ブックメーカーが優勝オッズ発表!

ダスティン・ジョンソン(優勝セレモニー)

ウィリアムヒル4大メジャーに次ぐ規模と権威を誇るビッグトーナメントである世界ゴルフ選手権の一つ、WGCメキシコ選手権の開催が迫ってきました。メキシコの地に世界トップクラスの選手たちが集結して優勝を争う熱い戦いは3月1日(木)に幕を開けます。ブックメーカー「William Hill(ウィリアムヒル)」がその優勝オッズを発表していますので、その数字を参考に大会の展望をご紹介していきます。

4大メジャーに次ぐ規模を誇るビッグタイトル

チャプルテペクGC(開催コース)

WGCメキシコ選手権は1999年にスペイン・アンダルシア地方に位置するリゾート地、カディスの名門コースであるバルデラマ・ゴルフクラブで創設されました。その後アメリカ合衆国やイギリス、アイルランドなどで開催されたのち、2007年からはフロリダのトランプ・ナショナル・ドラールで開催されていましたが、ドナルド・トランプ所有のゴルフコースであることから、彼の大統領選立候補による懸念によって2017年からは開催地をメキシコに変更。かつてはキャデラック選手権と呼ばれていた名称を現在のメキシコ選手権に改称しています。

出場資格者は当年度の世界ランキングの上位50選手と、世界各国の賞金ランキング上位者。アメリカツアーは30位以内、ヨーロピアンツアーは20位以内、日本ツアーと南アフリカツアーは3位以内、オーストラリアツアーとアジアンツアーは前年度の3位以内の選手が出場資格を得ることができます。

2017年は世界ランク1位のジョンソンが王座を獲得

WGCメキシコ選手権ロゴ

メキシコに移転して初めての開催となる2017年度のメキシコ選手権を制したのはアメリカのダスティン・ジョンソン。世界ランキング1位となって初めての大会で、その肩書が実力に見合ったものであることを世界に見せつける結果となりました。

最終日首位に1打差の2位でスタートしたジョンソンは5バーディ、2ボギーの68で回り、通算14アンダーとしてトミー・フリードウッド(イングランド)を1打上回って見事逆転優勝を果たしています。日本人選手は松山英樹が通算3アンダーの25位タイ、谷原秀人が通算1アンダーの32位タイ、池田勇太が通算6オーバーの61位タイの成績となりました。

松山英樹は負傷により欠場を発表

松山英樹

世界ランキング6位(2月24日現在)の松山英樹は2月初頭に開催されたウェストマネジメントフェニックスオープン(アメリカ・アリゾナ州)で左手親指の付け根を痛め、3連覇のかかっていた大会を惜しくも棄権すると、続くジェネシスオープン(アメリカ・カリフォルニア州)も欠場。このメキシコ選手権での復帰に期待されていましたが、4月に開催される4大メジャー大会の一つ、マスターズに照準を合わせるためにも今回は出場を取りやめました。その他日本人選手は宮里優、小平智、池田勇太らが出場予定となっています。

優勝オッズ

【WGCメキシコ選手権2018優勝オッズ】
WGCメキシコ選手権2018優勝オッズ※オッズは27日午前8時現在
ウィリアムヒル 登録方法

ブックメーカー「ウィリアムヒル」が発表した優勝オッズによると、大会連覇を狙うダスティン・ジョンソンが7.00倍で優勝最有力に挙げられています。2番手にはジャスティン・トーマスで8.00倍、3番手にはジョン・ラームで13.00倍、ジョーダン・スピースが15.00倍で続いています。

ジョンソンはさらなる偉大な歴史へ挑む

ダスティン・ジョンソン

2017年にはじめて世界ランキング1位となったダスティン・ジョンソンは、1年たった今もその地位を保持しています。1986年に世界ランキングが導入されて以降、1年間1位の座を守ることができた選手はジョンソンを含め、わずかに5人。タイガー・ウッズ、グレッグ・ノーマン、ニック・ファルド、ローリー・マキロイと、まさにレジェンドクラスの選手ばかりです。

ウッズの記録(在位683週)やノーマン(同331週)の更新はさすがに厳しいでしょうが、ファルド(同97週)やマキロイ(同95週)は十分可能なはず。メキシコ選手権を制し、さらに記録を伸ばしていくことができるでしょうか。

スペインの超新星が旋風を巻き起こすか

ジョン・ラーム

急激に世界ランキングを上昇させ、2位にまで登りつめたジョン・ラーム。2016年にプロに転向したばかりの23歳はあっという間にスターへの道を駆け上っています。2018年は1月のセントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ(ハワイ)で2位に入ると、2月のキャリアビルダー・チャレンジ(アメリカ・カリフォルニア州)を制覇しています。

初のメジャー制覇に向けて期待を集めるラームは188㎝、101㎏という恵まれた体格を持ち、ショットの平均飛距離は305ヤード。まさに規格外です。セントリー・トーナメントではダスティン・ジョンソンの前に屈しましたが、メキシコの地でその雪辱を果たすことに母国スペインからも大きな後押しの声が上がっていることでしょう。歴史が変わる瞬間が訪れるかもしれません。

かつての超新星がランク1位の座奪還に望む

ジョーダン・スピース

2015年にはマスターズと全米オープンの2冠を達成。2017年には全英オープンを制覇とすでに4大メジャーのうち3つを勝ち取っているスピース。しかしまだ24歳と、超新星ラームとも1歳しか違っていません。10代でPGAツアーを制覇した実力は今も健在です。

今の目標はかつてその手にあった世界ランキング1位の座の奪還でしょう。現在1位の座に君臨するジョンソン、そしてスピースを交わして2位に上がったラームを再び追い抜き、頂点の座を取り戻すことができるでしょうか。