【10Bet】KPMG女子PGA選手権2018:畑岡奈紗は米ツアー連勝をメジャー初制覇で飾ることは出来るか?

米ツアー初優勝を果たした畑岡奈紗

いまや男子プロよりも高い人気と注目を集めている女子ゴルフ。そのメジャー大会の一つである、KPMG女子PGA選手権の開催が近づいてきました。2018年は6月28日(木)にスタートし、7月1日(日)に決着を迎えます。

10Bet ロゴ日本人選手も多く参加するこのビッグゲームを制し、女子プロゴルフの世界でその名を挙げる選手は誰なのでしょうか。ブックメーカー「10Bet」がその優勝オッズを発表していますので、その数字を参考に大会展望をご紹介していきます。

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KPMG女子PGA選手権とは?

ケンパーレイク・ゴルフコース(試合会場)

全米プロゴルフ選手権とも呼ばれるこのKPMG女子PGA選手権は、女子ゴルフ最高の格式を誇るメジャー選手権に数えられている大会の一つです。ちなみに女子のメジャーは5大会あり、ANAインスピレーション、全米女子オープン、全英女子オープン、エビアン選手権にKPMG女子PGA選手権がその名を連ねています。

2014年まではLPGAチャンピオンシップと呼ばれていたこの大会(LPGAは全米女子プロゴルフ協会の略称)。2015年大会からはオランダに本社を置く世界4大会計事務所の一つに数えられるKPMGがネーミングライツを取得し、現在の名称に変更されました。

ちなみに1987年から1993年には日本のマツダがネーミングライツを持ち、マツダLPGAチャンピオンシップとして開催されていた経験を持っています。

開催するコースは定期的に変更されており、2018年はイリノイ州に位置するケンパーレイクス・ゴルフコースで開催されます。1979年開業と比較的新しいコースですが、1989年には男子メジャーのPGA選手権を開催するなど、高い権威を持つコースの一つです。

2017年は韓国系アメリカ人の苦労人が悲願のメジャー初優勝

ダニエル・カン(昨年度優勝セレモニー)

イリノイ州のオリンピアフィールズ・カントリークラブで開催された2017年大会を制したのは韓国系アメリカ人のダニエル・カン。2010年、2011年と全米女子アマチュア選手権を連覇し、鳴り物入りでプロデビューを飾った逸材です。

その後はなかなか勝てずに苦しみ続けていましたが、24歳で迎えたこの大会でついに米国ツアー初制覇をメジャー大会という最高の舞台で達成しています。

最終日は19歳の新鋭にして2016年大会の覇者でもあるブルック・ヘンダーソンと一騎打ちに。12アンダーで並んで迎えた最終ホールではパー5を2オン、2パットのバーディーで1打伸ばしホールアウト。パーに終わったヘンダーソンを突き放し、王座奪取に成功しました。

アメリカ人としては2010年のクリスティー・カー以来、韓国系としては2013年から2015年にかけて3連覇を果たした朴仁妃以来となっています。

日本人選手では宮里藍と野村敏京がイーブンパーで36位タイ、畑岡奈紗と横峯さくらが予選落ちとなりました。

日本からは畑岡ら4選手が出場予定

横峯さくら

6月20日現在における公式サイトの出場選手リストでは、日本からは畑岡奈紗(世界ランキング30位)、野村敏京(同72位)、上原彩子(同93位)、横峯さくら(同129位)の4選手が出場予定となりました。

なお、同20位で日本人最高位の鈴木愛は疲労の蓄積のため出場回避を発表しています。

優勝オッズ

【KPMG女子PGA選手権優勝オッズ(上位)】
KPMG女子PGA選手権2018優勝オッズ※オッズは26日午前7時現在
10Bet 登録方法

ブックメーカー「10Bet」が発表した優勝オッズによると、優勝最有力にはアリヤ・ジュタヌガーンで8.75倍のオッズが付いています。2番手には朴仁妃で12.00倍、3番手にはレキシー・トンプソンで13.00倍と続いています。

メジャー初制覇の期待がかかる畑岡は8番手となる25.00倍と優勝を射程圏内にとらえています。その他の日本人選手では、横峯さくらが66.00倍、野村敏京が251.00倍、上原彩子が301.00倍となっています。

世界女王はその名を歴史に刻み続ける

朴仁妃

女子プロゴルフの世界を席巻し続けている世界女王、朴仁妃。米国ツアー20勝、メジャー8勝、リオデジャネイロ五輪金メダルと堂々たる成績を誇っています。

特にKPMG女子PGA選手権では3連覇を果たし、史上最年少でLPGAの殿堂入りを達成するなど相性のいい大会だといえるでしょう。

2015年の10月には世界ランキング1位の座を失っていましたが、2018年4月にそれまで1位だった中国のフォン・シャンシャンを抜いて約2年半ぶりにその座を奪還に成功。再び頂点に君臨し始めました。

今大会で4度目のKPMG女子PGA選手権制覇を果たせば、1960年代に4回優勝を果たしたミッキー・ライトの記録に並ぶこととなります。朴仁妃が新たな歴史に名を残す日も近いのではないでしょうか。

タイの超新星が世界ランク1位奪還へ、メジャー3冠目を目指す

アリヤ・ジュタヌガーン

男女を通じて初めてメジャー大会を制したタイ人ゴルファーとして名を馳せるジュタヌガーン。22歳の若き超新星は世界ランキングでも昨年の一時とはいえ1位を経験。現在も1位の朴仁妃を追う2位に付けており、30歳の女王を超える日も決して遠くはないでしょう。

6月上旬にはメジャー大会の全米女子オープンを制して自身メジャー2勝目を飾り、上り調子のジュタヌガーンが早くもメジャー3冠目を達成するのかもしれません。

驚異の10代、畑岡奈紗が日本ゴルフ界の悲願をかなえるか

畑岡奈紗

19歳にして世界ランキング30位にまで浮上した日本ゴルフ界期待の星は今季が米国ツアー本格参戦1年目。ところがジュダヌガーンが優勝した6月の全米女子オープンでいきなり10位に入賞する快挙を達成しました。

日本人がメジャー大会で10位以内となるのは2015年の大山志保以来。これからの成長次第では男女を通じて日本人初のメジャー制覇も夢ではありません。

ジュタヌガーンは20歳の時に全米女子オープンで17位となり、その次に参加したメジャー大会の全英女子オープンでメジャー初優勝を果たしました。

となれば、19歳で全米女子オープン10位となった畑岡が今大会でメジャー初優勝を果たしたとしても決して不思議ではないでしょう。日本ゴルフ界待望の1勝を畑岡は挙げることができるでしょうか。