【ピナクル】セリエA2019-2020:リーグ9連覇へ挑戦するユベントスがブックメーカー発表の優勝オッズで大本命1.4倍!

クリスティアーノ・ロナウド(ユベントス)

リーガ・エスパニョーラ、プレミアリーグ、ブンデスリーガと並びヨーロッパ4大リーグの1つと称されるイタリアのトップリーグ、セリエAがまもなく開幕の時を迎えようとしています。

2019-2020年シーズンのセリエAは8月24日(土)に開幕。そして来年5月24日(日)の第38節で決着の時を迎える予定となっています。

ピナクル ロゴオッズが最も高いブックメーカーで人気の「Pinnacle(ピナクル)」が優勝オッズを発表していますので、その数字を参考に大会展望をご紹介していきます。

復活を遂げつつあるかつての世界最強リーグ、セリエA

セリエA優勝杯

ヨーロッパ4大リーグの一角であるセリエAはユベントス、インテル・ミラノ、ACミランのBIG3を中心に長年ヨーロッパサッカーの最先端を走り、2000年代前半には世界最強リーグの名をほしいままにするほどの強さと人気を誇りました。

しかし2006年に発覚した八百長問題でユベントスが2部降格、ACミラン、ラツィオ、フィオレンティーナ、レッジーナらが勝ち点はく奪処分を受け、セリエAは苦難の時を迎えます。

その後BIG3で唯一清廉潔白だったインテル・ミラノが2010年にUEFAチャンピオンズリーグを制して主要3冠制覇を達成するなど明るい話題もありましたが、ユベントスらの長年の腐敗の影響は大きく、リーガ・エスパニョーラやプレミアリーグに大きく溝を開けられる結果となりました。

それでも近年は復活を遂げたユベントスがUEFAチャンピオンズリーグ決勝に進出したり、リーグ連覇を続けるユベントスとナポリやインテル・ミラノらが優勝争いを繰り広げたりと、セリエAはかつての栄光時代を少しずつ取り戻しつつあります。

2018-19年もユベントスが制覇し、前人未到の8連覇を達成

ユベントス(昨年度優勝セレモニー)

2018-2019年のセリエAを制したのはユベントス。自身の歴代記録をさらに更新する8連覇を達成しています。シーズン序盤から首位に立ったユベントスはその後も快調に勝ち点を重ね、一時はナポリに接近されるも突き放し、最終的には勝ち点差11をつけての圧勝劇となりました。ナポリはこれで2年連続の2位となっています。

ユベントスからの王座奪還を狙ったインテルはシーズン序盤の出遅れも響き、さらには最終盤にアタランタにも追い抜かれた結果なんとかUEFAチャンピオンズリーグ出場権を確保する4位に留まる結果に。2年連続で4位となったことでルチアーノ・スパレッティ監督も退任という結果に終わりました。

セリエBにはエンポリ、フロジノーネ、キエーヴォの3チームが降格。新シーズンはブレシア、レッチェ、ヴェローナの3チームが昇格に成功しています。

優勝オッズ

【イタリア・セリエA2019優勝オッズ】
セリエA2019-2020優勝オッズ※オッズは13日午前10時現在
ピナクル 登録方法

ブックメーカー「Pinnacle(ピナクル)」が発表した優勝オッズによると、昨シーズンを制したユベントスが1.425倍で最有力となっています。

2番手にはインテルで4.800倍、3番手には昨季2位のナポリで6.280倍と続いています。4番手からはオッズが2桁となり、ACミランが17.310倍、5番手にはASローマで27.950倍となっています。

盤石の態勢を整える絶対王者ユベントス、さらなる連覇はゆるぎない

マタイス・デ・リフト(ユベントス)

昨シーズン加入したクリスティアーノ・ロナウドが見事な活躍を見せ、世界的にも大きく注目度を増したユベントス。9連覇を目指し、さらに意気軒高といったところでしょう。

昨シーズン終了時点で2014年から指揮を執っていたマッシミリアーノ・アッレグリ監督が退任。前チェルシー監督で以前ナポリの指揮を執っていたイタリア人監督マウリツィオ・サッリ監督が後任に就任しました。

アヤックスから昨年の躍進を支えた超新星DFマタイス・デ・リフトを約93億円で獲得。19歳とは思えない堂々たるプレーぶりからメガクラブ間での激しい争奪戦となっていましたが、ユベントスが見事口説き落としています。今シーズンもスキなしの陣容を築き上げているユベントスの9連覇を阻むことができるクラブは現れるのでしょうか。

新体制のもと、インテルは今季こそ宿敵ユベントス超えを果たしたい

ロメル・ルカク(インテル・ミラノ)

アントニオ・コンテ監督とジュゼッペ・マロッタCEOという、かつて八百長によりセリエBへの降格を経験し、低迷していたユベントスを復活させた黄金コンビを再結成させたインテル。

宿敵ユベントスを象徴するような2人を起用するという禁断の果実に手を出したインテルの、今シーズンに賭ける強烈な思いをうかがうことができる人事となりました。

移籍市場ではディエゴ・ゴディンやニコラ・バレッラ、ステファノ・センシといった実力者を多く獲得し、戦力を拡張。さらにマンチェスター・ユナイテッドから約95億円のクラブレコードでベルギー代表FWロメル・ルカクの獲得に成功。新監督コンテの希望に合わせた充実の戦力を構築することができています。

いよいよユベントス超えへ準備の整ったインテル。2010年以来の優勝を果たし、ユベントスの9連覇を止める戦いぶりに世界中の期待がかかっています。

名門復活へ、守備の国で冨安は自身の価値を証明できるか

冨安健洋(ボローニャ)

世界一ディフェンスのレベルが高いとされる“守備の国”イタリアにセンターバックとして初めて足を踏み入れることとなった日本代表CB冨安健洋。リーグ優勝経験のある名門にしてかつて中田英寿も所属したボローニャに今シーズン加入しました。

今シーズンは主に右サイドバックとしての出場が見込まれていますが、ビジャレアルとのプレシーズンマッチで早速ゴールを決めるなど、ファンのハートをがっちりと掴んでいます。

昨シーズンは10位と善戦したボローニャですが、得失点差は-8。さらに順位を上昇させ、UEFAヨーロッパリーグ出場権を狙うには得失点差をプラスに変えることができるだけの守備力向上が必要となるでしょう。冨安は名門復活の切り札となることができるでしょうか。