香川真司、本田圭佑ら日本勢の躍動に期待!
ヨーロッパのサッカークラブNo.1を決める「UEFAチャンピオンズリーグ」のグループリーグが、18日午前3時45分(日本時間)に第1節が開幕します。ヨーロッパの各国のリーグ戦上位チームが一堂に会し、来年の5月24日にポルトガルのリスボンで行われる決勝の舞台を目指して熱戦を繰り広げます。
UEFAチャンピオンズリーグは、1955年に創設された「チャンピオンズ・クラブカップ」がその前身で、欧州サッカー連盟(UEFA)の主催で9月から翌年の5月まで約9か月間に渡って開催されます。最多優勝はレアル・マドリード(スペイン)の9回で、ドイツ勢同士の決勝となった昨年は、バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)がボルシア・ドルトムント(ドイツ)を2-1で降して12年ぶり5回目の優勝を果たしました。
では、ここで簡単にUEFAチャンピオンズリーグの流れについて説明しておきたいと思います。UEFAランキングに基づいて国別に出場枠が決められ、1)ランキングの1位から12位の国のリーグ優勝チーム(12チーム)、2)ランキング1位~6位の国のリーグ2位チーム(6チーム)、3)ランキングの1位~3位の国のリーグ3位チーム(3チーム)、4)ランキング13位以下の国の優勝チームで、優勝チーム予選を勝ち上がったチーム(5チーム)、5)ランキングの1位~15位の国のリーグ戦で2位~4位のチームで、上位チーム予選を勝ち上がったチーム(5チーム)、6)前年度のUEFAチャンピオンズリーグ優勝チーム(1チーム)の計32チームがグループステージに進出することができます。
グループステージは、出場32チームを各4チームずつ8つのグループに分けて、ホーム&アウェー方式(2回戦)で各グループ上位2チームずつの計16チームが決勝トーナメントに進出します。決勝トーナメントもホーム&アウェー方式(2回戦)で行われ、来年5月24日に決勝を迎えることとなります。
18日に開幕するグループステージに出場するチームとそのグループは決定しています。これから欧州サッカーを一層盛り上げてくれる各国の強豪チームが名を連ねていますね。下記画像をクリックすれば、グループステージの抽選の模様がご覧いただけます(英語)。
【UEFAチャンピオンズリーグ、グループステージの組み合わせ】
グループA
マンチェスター・ユナイテッドFC (イングランド)
FCシャフタール・ドネツク (ウクライナ)
バイヤー04レバークーゼン (ドイツ)
レアル・ソシエダ・フットボル (スペイン)
グループB
レアル・マドリードCF (スペイン)
ユベントス (イタリア)
ガラタサライAS (トルコ)
FCコペンハーゲン (デンマーク)
グループC
SLベンフィカ (ポルトガル)
パリ・サンジェルマンFC (フランス)
オリンピアコスFC (ギリシャ)
RSCアンデルレヒト (ベルギー)
グループD
FCバイエルン・ミュンヘン (ドイツ)
PFC CSKAモスクワ (ロシア)
マンチェスター・シティーFC (イングランド)
FCビクトリア・プルゼニュ (チェコ)
グループE
チェルシーFC (イングランド)
FCシャルケ04 (ドイツ)
FCバーゼル1893 (スイス)
FCステアウア・ブカレスト (ルーマニア)
グループF
アーセナルFC (イングランド)
オリンピック・マルセイユ (フランス)
ボルシア・ドルトムント (ドイツ)
SSCナポリ (イタリア)
グループG
FCポルト (ポルトガル)
クラブ・アトレティコ・マドリー (スペイン)
FCゼニト (ロシア)
FKオーストリア・ウィーン (オーストリア)
グループH
FCバルセロナ (スペイン)
ACミラン (イタリア)
AFCアヤックス (オランダ)
セルティックFC (スコットランド)
昨年の王者、バイエルン・ミュンヘンはグループDに入り、今シーズンのプレミアリーグの優勝候補に挙がっているマンチェスター・シティーや、本田圭佑がチームを引っ張るCSKAモスクワと同組となりました。香川真司が所属するマンチェスター・ユナイテッドはグループA、過去最多の優勝を誇るレアル・マドリードはグループBに入りました。現在、リーガ・エスパニョーラの首位を走るバルセロナはグループHに入り、ACミランと同組となりました。グループステージから私たちを興奮の渦に巻き込んでくれそうなグループ分けとなりました。
激戦が予想されるグループステージを通過できるのは、各グループ上位2チームしか許されません。欧州王者になるためには、まずはこのグループリーグを勝ち抜いて決勝トーナメントにコマを進めることが第一関門となります。では、どのチームが各グループ上位2チームの枠に入ることができるのでしょうか?日本語対応のブックメーカー「M88」は、各グループの「決勝トーナメント進出チーム予想オッズ」を発表していますので紹介したいと思います。この予想を見れば、決勝トーナメントに進むであろう16チームが何となく見えてくるのではないでしょうか?あくまで“予想”なので、あとは自分の“好み”と“勘”が頼りとなりますが(笑)。
激戦グループとなっているのが、マンチェスター・ユナイテッドのいるグループA、宮市亮が所属するアーセナルがいるグループF、そしてチャンピオンズリーグは初出場のオーストリア・ウィーンが入ったグループGですね。これらのグループに関しては、どのチームが決勝トーナメントに進出してもおかしくないと思います。その他のグループについては、いわゆる名門クラブに続く2番手争いが面白くなってきそうな予感がします。
さらに一歩進めて、この32チームの中で「ビッグイヤー」(優勝カップ)を手にするのはどのチームでしょうか?日本語対応のブックメーカー「M88」は、UEFAチャンピオンズリーグの優勝チームのオッズを発表していますので、その上位7チームを紹介したいと思います。
【UEFAチャンピオンズリーグ優勝予想オッズ トップ7】
① バイエルン・ミュンヘン:4.0倍
② バルセロナ:5.0倍
③ レアル・マドリード:6.0倍
④ チェルシー:10.0倍
⑤ マンチェスター・シティー:14.0倍
⑥ マンチェスター・ユナイテッド:14.0倍
⑦ ユベントス:18.0倍
※16日午後6時現在のオッズ
ディフェンディングチャンピオンのバイエルン・ミュンヘンが4.0倍と優勝候補の筆頭に挙げられています。今シーズン、チーム最多となる7得点を奪っている背番号10のMF・アリエン・ロッベンや、ドイツ人FWのトーマス・ミュラーなどの実力者が勢ぞろいし、連覇に向けて視界良好と言えるでしょう。ミュンヘンと実力伯仲するのがバルセロナです。お馴染みのリオネル・メッシと、今シーズンよりチームに加わったネイマールの強力FWコンビがとてつもない破壊力を見せてくれるのではないかと期待しています。3番手には、2018年まで契約延長を発表したクリスティアーノ・ロナウド率いる銀河系軍団のレアル・マドリードが予想されています。世界のトップ中のトップ選手が名を連ねているだけで、何だかワクワクしてしまうのは私だけでしょうか?いずれにせよ、この3チームを軸に優勝争いが行われるような気がします。
さあ、いよいよUEFAチャンピオンズリーグが始まります。日本人選手が所属するチームが4チーム出場しており、彼らの活躍にも目が離せません。最後に、日本人選手が所属するチームの初戦(第1節)の勝敗オッズを紹介して、今回の記事を締めくくりたいと思います。日本語対応のブックメーカー「Pinnacle Sports(ピナクルスポーツ)」のオッズを参考に見てみましょう。
【日本人選手所属のチームの開幕戦の勝敗オッズ】
(日本時間の18日午前3時45分キックオフ)
〇マンチェスター・ユナイテッド(香川真司):1.769倍―バイヤー04レバークーゼン:5.260倍、引き分け:3.776倍
〇バイエルン・ミュンヘン:1.185倍―CSKAモスクワ(本田圭佑):17.40倍、引き分け:8.40倍
(日本時間の19日午前3時45分キックオフ)
〇シャルケ04(内田篤人):1.435倍―ステアウア・ブカレスト:9.20倍、引き分け:4.650倍
〇オリンピック・マルセイユ:2.990倍―アーセナル(宮市亮):2.570倍、引き分け:3.370倍
※オッズは16日午後7時現在
もちろん、バルセロナやレアル・マドリードといったチームの勝敗オッズも発表されていますが、これは自分で探してみてください。どんなオッズ予想になっているのかをチェックするのも楽しいものですよ。