【bet365】スプリンターズS2019:ダノンスマッシュとタワーオブロンドンが1番人気を分け合う2.5倍オッズ!ブックメーカーがオッズ発表

スプリンターズステークス

今年は日本からの遠征馬も多いことや、残念ながら回避となってしまいましたが、武豊騎手が騎乗予定であったことから、競馬界では連日凱旋門賞の文字を目にする機会が多くありましたが、いよいよ、日本競馬も中山競馬場で開催されるスプリンターズステークス(G1、1200㍍・芝)を皮切りに「秋のG1シーズン」が開幕します。

近年では確固たる主役不在のイメージが強いスプリント路線ですが、ことスプリンターズステークスに関しては、2010年のウルトラファンタジー(10番人気)以降、新潟開催となった2014年のスノードラゴン(13番人気)以外に関してはすべて「単勝オッズ3番人気以内」が勝利している、比較的人気サイド決着が多いレースでもあります。

【スプリンターズS2019枠順】
1-1 アレスバローズ(牡7、菱田裕二・角田晃一)
1-2 ダノンスマッシュ(牡4、川田将雅・安田隆行)
2-3 セイウンコウセイ(牡6、幸英明・上原博之)
2-4 リナーテ(牝5、三浦皇成・須貝尚介)
3-5 レッツゴードンキ(牝7、岩田康誠・梅田智之)
3-6 ノーワン(牝3、内田博幸・笹田和秀)
4-7 モズスーパーフレア(牝4、松若風馬・音無秀孝)
4-8 タワーオブロンドン(牡4、C.ルメール・藤沢和雄)
5-9 ディアンドル(牝3、藤岡佑介・奥村豊)
5-10 ラブカンプー(牝4、酒井学・森田直行)
6-11 マルターズアポジー(牡7、丸山元気・堀井雅広)
6-12 ダイメイプリンセス(牝6、秋山真一郎・森田直行)
7-13 ミスターメロディ(牡4、福永祐一・藤原英昭)
7-14 ハッピーアワー(牡3、横山典弘・武幸四郎)
8-15 イベリス(牝3、浜中俊・角田晃一)
8-16 ファンタジスト(牡3、武豊・梅田智之)
※27日午前10時更新

しかしながらその着差に注目してみると、1馬身以上つけて勝利したのはわずか2回のみ。昨年の勝ち馬ファインニードルも1番人気ではありましたが、2着の11番人気ラブカンプーとはわずか「クビ差」。紛れは十二分に起こりえるレースであると言えます。

bet365そんな、荒れる要素も十分なスプリンターズステークス。今年は実績馬2頭に大きな注目が集まることとなりました。まずはブックメーカー「bet365」が発表しているオッズをご確認いただきましょう。

【スプリンターズステークス2019オッズ】
スプリンターズS2019オッズ※オッズは25日午後5時現在
スプリンターズS2019最新オッズ情報

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1番手評価となっている2.50倍には2頭。まずは、短距離重賞3勝の実績を誇るダノンスマッシュ(Danon Smash)。

ダノンスマッシュ

距離を1200mに絞ってからは6戦4勝、2着1回とほぼパーフェクトな成績。前走も好位からしぶとく抜け出して後続を振り切る横綱競馬ぶりでさらなる充実を予感させました。

調教の動きも十分期待の持てる内容でしたが、気になる点といえばやや特殊なコース形態である中山1200mコースが初体験であるという点でしょうか。とはいえ父はあの名スプリンターロードカナロア。高松宮記念では4着と涙を呑んだだけに、父子同一G1制覇に今度こそ期待がかかります。

もう1頭の2.50倍オッズ馬がタワーオブロンドン(Tower Of London)。

タワーオブロンドン

こちらもメキメキと頭角を現してきた1頭。前々走のキーンランドカップ(G3、1200㍍・芝)では、さきほどご紹介したダノンスマッシュに敗れはしましたが、前走のセントウルステークス(G2、1400㍍・芝)においては、3馬身差をつけての圧勝。改めてこの馬も「スプリント路線の主役」であることを見せつけました。

キーンランドカップではダノンスマッシュの斤量が1キロ軽かったことを考えると、今回のスプリンターズステークスこそ、決着をつける絶好の機会ではないでしょうか。中山コースが初挑戦という点も、ダノンスマッシュと同一です。

話題となっていた鞍上問題も、桜花賞馬、グランアレグリアが出走を回避したことによってC.ルメール騎手の騎乗が正式決定。

C.ルメール

幸か不幸か、これで心置きなくタワーオブロンドンに騎乗できることとなったルメール騎手。ダノンスマッシュに騎乗する川田騎手は騎手リーディング1位であることを考えれば、競走馬同士だけではなく、ジョッキー同士も思うところありといったところでしょう。

そんなスプリンターズステークスにおいて、ひとつカギを握ることとなりそうなのが8.00倍に推されているモズスーパーフレア(Mozu Superflare)。

モズスーパーフレア

「自分のレースに持ち込めば強いが、同時にもろさも兼ねそろえる」まさにスプリンターという成績の同馬。前走は持ち味のハナを切るレースではなく、番手につけるレースで4着と案外な結果。やはり前に行ってこそ良さを感じる一頭です。

魅力的なのは中山コースにめっぽう強いという点。唯一の重賞勝利である夕刊フジオーシャンステークス(G3、1200㍍・芝)をはじめ、中山1200mは4戦3勝2着1回。この点は先の2頭に対して大きなアドバンテージであると言えます。

春のスプリント王を忘れてはなりません。今年の高松宮記念を制したミスターメロディ(Mr Melody)。オッズは11.00倍となっています。

ミスターメロディ

秋の復帰初戦となったセントウルステークスでは8着とやや残念な結果ではありましたが、元々休み明けはあまり結果を残せない馬であることも事実。本番はスプリンターズステークスであることは明白なだけに、巻き返しの可能性を十二分に感じさせます。

やや穴目なところからの注目馬もご紹介しましょう。それが、17.00倍のオッズとなっているリナーテ(Linate)。

ここまで重賞勝利はありませんが、今年の冬から複勝圏内を外したことのない抜群の安定感。その内容も、ダノンスマッシュやタワーオブロンドンらと大接戦を繰り広げるなど、能力は人気馬たちに引けを取りません。

リナーテ

それこそ、着差の小さいレース結果が多いスプリント戦において、何かひとつ、展開などが変わっていれば、この馬が勝てていたレースもあったことでしょう。そんなレースが、スプリンターズステークスになる可能性は十二分にあります。

そのほか、3歳のスプリント王的存在であるディアンドル(Dirndl)や、前走では古馬相手に互角以上のレースを見せたファンタジスト(Fantasist)などの、3歳勢も注目を集めます。両馬共にオッズは、リナーテと同じく17.00倍を付されています。

秋のG1戦線、その初戦を制するのはどの馬か。
スプリンターズステークスは9月29日日曜日、15時40分発走予定です。