ドバイデューティーフリー選手権2021(ドバイテニス選手権2021)が開催されます。3月5日(金)から予選が既にスタートし、日本人選手は土居美咲が予選からの出場です。ちなみに男子シングルスは3月15日に始まりますが今回は女子についてご紹介。
さて舞台となるドバイデューティーフリー選手権2021の会場は、ドバイ・デューティー・フリー・テニス・センターで行われます。センターコートはドバイ・デューティー・フリー・テニス・スタジアムで5000人収納でき独立した競技場です。設備も流石のドバイ。圧巻の贅沢な会場です。私の勝手な意見ではありますが、グランドスラムの会場だけでなくこちらのスタジアムも1回は訪れて拝みたいところでがあります。
前年優勝は女子シングルスはシモナ・ハレプ。今年は優勝のトロフィーは一体誰の手に渡るのでしょうか。例年は2月開催の大会であるがどのイベントでもありますがCOVID-19のの猛威が収束しないため、通常2月か変更で3月開催です。観客も人数を制限した上での開催ですので寂しいですが、無観客では今の所なさそうですのでそこはひと安心です。
またドバイデューティーフリー選手権の大会展望を「bet365」ご覧頂きながら紹介していきます。
大坂なおみや主力選手不在
女子シングルスの日本人選手のエントリーは先述でもありますが土居選手のみで大坂なおみの出場がないことが早くもわかり日本人テニスファンとしては物足りなさがあります。彼女も全豪オープンでの優勝でランキング2位に上げてきたのでここは心身の温存というところでしょう。また前回優勝のシモナ・ハレプはエントリーされていましたが腰の痛みのため急遽出場がなくなりました。彼女にとっても2連覇に意気込んでいたので残念なところ。さらに世界ランキング1位のアシュリー・バーティが怪我のため欠場が決定しているためランキング上位の選手が不在の大会となります。
優勝者オッズについてはブックメーカー「bet365」が随時更新しておりますので、最新のものをご確認ください。
【ドバイデューティーフリー選手権2021優勝者オッズ】
※オッズは7日午後12時現在
優勝は元世界ランキング1位のムグルサか
優勝に今一番近いのはスペイン出身の元世界ランキング1位のガルビネ・ムグルサでしょうか。記憶に新しい試合は全豪オープンで大坂なおみとベスト16で元世界ランキング1位対決をしましたがその一戦では大坂なおみに惜しくも敗れましたがお互いのプレーに賞賛し合った。オッズにおいてもムグルサの7.00倍である。
次に有利とされるのはアリーナ・サバレンカで僅差の7.50倍。サバレンカはダブルスでは実力をどんどん上げていき現在世界ランキング1位である。シングルスにおいてはランキングは8位で上位に君臨してはいるがグランドスラムでの優勝はなく、シングルスでの成績を残していくことが彼女にとっては今後の課題とされています。またチャーミングな笑顔では想像できない長身を生かした迫力のあるフラット系のカウンターショットも実に気持ちがいい。
3番目にはペトラ・クビトバで8.00倍。自己最高のランキングは2位であるが現在は10位。ウィンブルドンも2度も優勝した経験もまた彼女の強みである。2019年に襲撃事件で負傷したイメージも強いがその過去を諸共せず芯の強さもまた魅力である。彼女の強みのライジング気味のストロークも見所で、完全なベースライナーではあるが、ライジングでのストロークで展開の早いラリー合戦も楽しみの一つです。
最後にイガ・シフィオンテクは9.00倍。ランキングは現在15位であるが将来性としては非常に期待大。現在の年齢は19歳で去年の全仏オープンでツアータイトルを達成し、どんどん力をつけていくという未来絵図が見えてきてこの先の活躍が楽しみであります。
今回のドバイデューティーフリー選手権は上位選手の続々の欠場やエントリーなしが続き、もの寂しさは否定できませんが、陽の目に当たりにくい選手の活躍の場ともいえますので目が離せません。