4月にマスターズ制覇の松山英樹が連覇狙う全米プロゴルフ選手権は残念ながらメジャー連覇ならずで終了しました。しかしながら松山英樹の結果は連覇ならずともそこまでの引きずりはなかったようです。
そしてまたPGAツアーのザ・メモリアルトーナメントが6月3日からオハイオ州のミュアフィールドビレッジGCで行われる。昨年のメモリアルトーナメントはパンデミックの影響を受け観客を制限した上の開催でした。今年は「ザ・メモリアルトーナメント」の主催者は27日、大会期間中に新型コロナウイルスのためのワクチン接種会場を設けることを発表しました。大会2日目から最終日までの3日間、会場の来場者用の入場口付近に設置し、地元の健康機関オハイオヘルスのスタッフが日中に常駐し、接種をすることができるというシステムで、日本のようにワクチン途上国でまだまだモタモタしているところでありますが、さすがアメリカだと感心するばかりです。やはり今回のパンデミックは不幸なことではありますが全てのことをNGにするより観客もワクチン接種をしようとポジティブにしているところも日本のムードより幾分も経済が復活しているようにも感じます。
新優勝コースを改造してのお出迎え
オハイオ州ダブリンで生まれ育った“帝王”ジャック・ニクラスがホストを務める今大会は開催コースのミュアフィールドビレッジゴルフコースはニクラス設計のコースの中でも「最高傑作」と呼ばれる名門であり美しいコースです。コースはマイナーチェンジしての今回選手たちをお迎えする形となります。2014年には松山英樹が記念すべきツアー初優勝を飾っていることもあり、松山自身も今回の大会は外せない一戦であることでしょう。松山英樹は今回のマイナーチェンジを残念に感じていて優勝した大会でもあるので思い出がなくなるように感じ寂しく思っています。しかしながら美しいコースであることは変わりません。また賞金額の高さも勿論優勝者に与えられるツアーシード権が3年ということもあり、賞金王を争うトップ陣から若手まで絶対に欲しい恩恵であることは間違いないです。
大会展望を「William Hill」でご覧頂きながら紹介していきます。
優勝オッズは？
今大会の1番支持が高いのは世界ランク3位のジョン・ラームで12.00倍です。前大会の全米プロゴルフ選手権では8位で終了となりましたが、このメモリアルトーナメントは昨年の優勝者で有り、その後のBMW選手権でも勝利を挙げました。今年の優勝は今のところ獲得はありませんが、この実力でメジャータイトルが現在もないということが驚くばかり。ランボーことジョン・ラームの健闘が楽しみでもあります。
次に支持が高いのは米カリフォルニア州出身の日系米国人のコリン・モリカワで17.00倍です。世界アマチュアランキング1位に立つなど輝かしい実績の持ち主です。今年のシーズンは今の所勝利はありませんが昨年のシーズンはワークデイ・チャリティオープンの予選落ちからの初戦からツアー2勝目を獲得し、8月の「全米プロ選手権」でメジャー初制覇、24歳になったばかりの21年2月「WGCワークデイ選手権」でWGC初制覇しました。25歳以下でメジャーとWGCのタイトルを両方獲得したのはウッズに続き2人目であり、今飛ぶ鳥を落とす勢いのある選手といえば彼とも言えるでしょう。
コリン・モリカワと同率オッズであるジャスティントーマスで17.00倍です。世界ランクは3位で20年「WGCフェデックス セントジュード招待」、21年「プレーヤーズ選手権」とビッグタイトルを立て続けに手に入れました。今大会は松山英樹と同組でプレーすることでも話題を呼んでいます。
同じく17.00倍のローリー・マキロイです。世界ランクは8位で先月のウェルスファーゴ選手権では優勝しましたが2021年での優勝は一つ、近年での優勝がなかなか巡り合わないので今回のタイトルは勝ち取りたいところです。松山英樹は26.00倍で今のところオッズ上では可能性は高いとは言えませんがそれでもマスターズを優勝した松山選手の優勝場面をおかわりしたいです。もう一人の日本勢の金谷拓実はアントワヌ・ロズネルとのツーサムが決定しました。松山英樹だけでなく金谷拓実も活躍してもらい優勝の日を飾る日もそう遠くないと願うばかりです。
優勝者オッズについてはブックメーカー「William Hill」が随時更新しておりますので、最新のものをご確認ください。
【メモリアルトーナメント優勝オッズ】
※オッズは２日午前１０時現在
