9月23日(金・祝)~9月25日(日)にて「モビリティリゾートもてぎ」(旧ツインリンクもてぎ)で「2022 FIM MotoGP 世界選手権シリーズ第16戦 MOTUL 日本グランプリ」が開催されます。開催場所のモビリティリゾートもてぎは上記にある通りツインリンクもてぎの名称でありましたがこちらのサーキットは鈴鹿サーキットを所有する本田技研工業が建設した、2つ目のサーキットでもあります。
オーバルトラックとロードコースの2つのコース(周回路)を併設し、両方を同時に運用できる世界初のサーキット施設です。サーキット会場では日本は鈴鹿サーキットの方が一般的ではありますがこちらのサーキットも同じく素晴らしいものであります。鈴鹿サーキットと同様レジャー&リゾート施設となっており、サーキットの他に、遊園地・ホテルがあり、2022年3月に「モビリティリゾートもてぎ」に変更したわけです。
今年の開催が3年ぶりとなり、航空自衛隊による飛行ショーも3年ぶりに楽しむことができます。
今回のMoto GP 日本グランプリの展望をブックメーカー「888sport」を見ながら紹介予想に移りましょう。
日本人選手の活躍を見ることができるか?
そもそもロードレース世界選手権は、オートバイによるモータースポーツです。国際モーターサイクリズム連盟が統括し、1949年に始まった二輪ロードレースの最高峰この大会は日本だけで行われるものではなく、世界各国でのグランプリレース(GP)での順位に応じてポイントを加算していき、年間チャンピオンを決定します。
ロードレース世界選手権は、世界各国を転戦しながら全18戦でチャンピオンを決定しますので、その一つが今回の日本GPです。そのうち日本人の活躍はしばしば見られ過去には加藤大治郎(250cc)、原田哲也(250cc)の二人は17回も優勝回数を誇ります。今回も日本人の活躍を見ることができるのでしょうか。
注目の日本人選手はLCRホンダの中上貴晶。先日のMotoGP第15戦アラゴンGPでクラッシュしリタイアしました。右手薬指と小指の腱の手術を受けることとなりました。出場になるかは今のところ未定ですが、危険と隣り合わせと言うところを改めて感じるものでもあります。
ホームレースであるチームホンダの勝負!
日本GPが秋の開催になったのは2010年以降で、シーズン終盤のタイトル決定の一戦として、世界のレースファンの注目を集めることになりました。ホームレースであるホンダ勢は第15戦アラゴンGPからの連戦で、日本GPの後には第17戦タイGPと続き、今季初の3連戦となります。3年前の大会では、日本GPの前に開催されたタイGPでマルク・マルケスが6度目の世界タイトルを獲得しホンダのホームGPとなる日本GPに世界チャンピオンとして凱旋しました。さらにこの年はマルケスの大活躍で、日本GPで4年連続25回目のコンストラクターズタイトルし、レースファンは大歓喜でした。
さて、前戦のアラゴンGPは厳しい戦いではありましたが7戦ぶりに復帰したマルク・マルケスは復帰戦とは思えない頼もしい走りを見せてくれました。今大会日本GPに挑むマルケスは2年前のスペインGPの怪我による手術からの復帰戦2戦目で大きな注目を集めていますがオッズは7.50倍です。前回接触した中上は51.00倍です。優勝大本命は昨年ドゥカティ・レノボ・チームに移籍し第13戦アラゴンGPで最高級クラス初優勝を飾ったペッコの愛称を持つフランチェスコ・バニャイアが2.60倍です。3年ぶりの日本GPですが、いい戦いを見せてもらいたい。