29日、競馬界の歴史には若いレース、しかしながら大注目のレースであるG1ペガサスワールドカップ2021(海外G1、約1800㍍・ダート)が開催されます。2017年よりアメリカ合衆国フロリダ州のガルフストリームパーク競馬場で始まった本レースですが歴史が新しいにも関わらずかなりの重賞レースでもあります。本レースの優勝馬は必然的にサウジカップの出走権も得られ、何が何でもこの出走権はおいしい副賞であると言えます。
出走条件は4歳以上でちょうど経験も積んできて脂の乗ってきた馬ばかりでさらに見応えもあります。
出走予定の馬は以下の通りです。
・ニックスゴー
・ライフイズグッド
・チェスチーフ
・サーウインストン
・スティレトボーイ
・エンプティトゥーム
・エンドースド
・タイトルレディ
・コマンダー
この本レースの気になるオッズを「William Hill」で見ながら紹介予想に移りましょう。
ワールドベストレースホースランキング1位を獲得した連覇を狙うニックスゴー
早速の余談になりますが、IFHA(国際競馬統括機関連盟)は25日、2021年度の「ロンジンワールドベストレースホースランキング(LWBRR)」を発表しました。2021年1月1日から12月31日までに出走した馬が対象になりますがレーティングが115以上の279頭(実頭数)がランク付けされ、日本は42頭が掲載された。国別では、アメリカ(62頭)、オーストラリア(48頭)、英国(48頭)に次いで第4位だった。競馬大国と誇る島国である日本で強豪国と対等に戦えるのも誇らしいことでもあります。
2021年のランキングトップはニックスゴーで、レーティングは129。レーティングの対象となったのは、ハイペースで逃げて後続を寄せ付けずに快勝したBCクラシックがやはり印象的だったと言えます。そのニックスゴーはもちろん出走予定で、オッズは1.91倍と1番人気です。昨年では米G1ブリーダーズカップクラシックを制してテイラーメイドファームでの種牡馬入りが決まりノリに乗ってるニックスゴー。ここも制して快くサウジカップへ照準を向けたいところではないでしょうか。
2番人気は昨年の米G1ブリーダーズカップダートマイルを制したライフイズグッドで1番人気とそこまで差を開かずに2.25倍です。同じ逃げ馬同士のニックスゴーとライフイズグッドの一騎打ちが期待されます。
【ペガサスワールドカップ2022単勝オッズ】
※オッズは27日午後2時現在
チェスチーフ、初のG1勝利目指す!
本レースの本命はニックスゴーとライフイズグッドの2頭に絞られているようなオッズで、3番人気から穴馬といえるほどのオッズです。その3番人気はチェスチーフで21.00倍で1番、2番人気から大きく差をつけられています。しかしながらチェスチーフ侮れないと言っていいでしょう。昨年3月G2ニューオーリンズクラシックでG1馬たちを抑えて接戦の上制しました。デビューからなかなかスポットライトの当たる機会を逃してきてはいますが、昨年2年ぶりにG1出場が叶い、今回優勝をすればかなりの遅咲きにはなりますが初のG1勝利を果たすことができます。大いに期待したいです。