1日よりサイクルレース最高峰「ツール・ド・フランス」開幕します。なかなか日本人の活躍が難しいと言われていて、歴代選手でもツール・ド・フランスの日本人歴代選手は
・河室競選手
・今中介大選手
・新城幸也選手
・別府史之選手
の4名のみで狭き門であるといえます。河室競選手は日本人初のツール・ド・フランスの出場者でありますが1926年の第20回と1927年の第21回に出場しました。しかしながら両レース共に第1ステージでの途中リタイアで終わってしまったそうです。別府史之選手は1984年生まれ神奈川県茅ケ崎市出身のプロ自転車ロードレース選手です。そしてなんと、日本人初のツール・ド・フランス完走者の1人です。新城幸也選手も同様完走者の一人です。やはり出場するのだけでも難しく完走は尚更難しい道である事を物語っています。
今年も日本人選手の出場はありませんが、フランスのコロナ規制が2月から解除となり、規制のない状態で開催というのは新型コロナウィルスのパンデミックがあってから初となりますので、観戦目的の観光者もいてより一層の盛り上がりを見せてくれることでしょう。
そもそも「ツール・ド・フランス」出場するためには世界最高峰のロードレースリーグである「UCIワールドチーム」もしくは「UCIプロコンチネンタルチーム」の中のチームに所属していなければなりません。
その上、それぞれのチームには数十人から100名を超える選手がいるチームもあり、そこから7月のツール・ド・フランスに向けてそれぞれのチームからたった8人の選手が選ばれるので、かなり狭き門ということは過言ではありません。
そんな茨の道を出場に漕ぎ着けた名誉ある大会、ツール・ド・フランスの展望を「bet365」でご覧頂きながらご紹介に移りたいと思います。
今年の開幕の舞台は大会史上初デンマークスタート!
そんな険しい世界で出場まで勝ち進んだ選手たちの戦いの舞台となる「ツール・ド・フランス」の今年は大会史上初の北欧デンマークの首都、コペンハーゲンで開幕します。総走行距離は3,328km、5つの山頂フィニッシュに、個人タイムトライアルステージが2つある、クライマー向きのコース設定がなされています。
前半戦の目玉となるのは、クラシックの女王「パリ~ルーベ」の石畳を走る第5ステージ(7月6日)。4年ぶりに登場するパヴェステージでは11セクター、全長19.4kmの石畳が選手を待ち受けます。
2週目は過去25年間で最も標高が高い2,413mの山頂フィニッシュの第11ステージ(7月13日)、フランス革命記念日にラルプ・デュエズを登坂する第12ステージ(7月14日)と総合争いの激戦が予想される日が続きます。
最終週のピレネー山脈2連戦と第20ステージ(7月23日)の40kmの個人タイムトライアルを走り、7月24日にパリ・シャンゼリゼに凱旋するわけです。文字をご覧頂くだけで険しいレースが想像できます。
3連覇に挑む無敵のタデイ・ポガチャル
今大会の出場チームは18のワールドチームに4のプロチームを加えた22チームです。一番有力は今大会の3連覇を狙うタデイ・ポガチャルで1.72倍です。ポガチャルと昨年ブエルタ・ア・エスパーニャ3連覇を達成したプリモシュ・ログリッチ5.00倍によるスロベニア対決に注目が集まります。総合エースであり個人タイムトライアルのエース、ヨナス・ヴィンゲゴーも同じく5.00倍です。母国デンマークスタートですので士気が上がります。
また今大会からツール・ド・フランスによる新しい女子レース「ツール・ド・フランス ファム」も8日間にわたって開催されます。性差を混合した大会はもちろん厳しいものではありますがジェンダーレスの時代であり今後女子の大会を新た設立ということも増えることが予想されます。