【ブックメーカー】グランツール最終戦「ブエルタ・ア・エスパーニャ2014」開幕!マイヨ・ロホ争いはキンタナ、フルーム、ロドリゲスの3つ巴か!?

ペテル・サガン クリストファー・ホーナー

ブエルタ・ア・エスパーニャ ロゴグランツール今季最終戦「ブエルタ・ア・エスパーニャ」が日本時間の23日(土)にスペインで開幕します。ジロ・デ・イタリア、ツール・ド・フランスと並んでグランツールと呼ばれています。ブエルタ・ア・エスパーニャはスペイン国内を中心に21ステージ、全長約3200キロで争われます。

8月下旬から9月上旬にかけて争われるブエルダ・ア・エスパーニャの大きな特徴としては、とにかく坂道が多いことが挙げられます。山岳ステージが全21ステージ中13ステージ、中でも第14ステージ最終峠であるラ・コンペロナの勾配は24%を超える厳しさがあります。山、山、山―。これがブエルダ・ア・エスパーニャの大きな特徴と言えるでしょう。

【ブエルタ・ア・エスパーニャ大会スケジュール】
ブエルタ・ア・エスパーニャ大会スケジュール
※「J SPORTS」より抜粋

昨年の同大会は、41歳(当時)のクリストファー・ホーナーがグランツール最年長で総合優勝を果たしました。ツール・ド・フランスでいうところの「マイヨ・ジョーヌ」である総合優勝をブエルダでは「マイヨ・ロホ」と呼び、赤色ジャージを身に付けます。

ホアキン・ロドリゲス マイヨ・ロホ ジャージ

10Bet今年は最終ステージで赤色ジャージを身にまとう選手は誰でしょうか?日本語対応のブックメーカー(スポーツブック)である「10Bet」が総合優勝オッズ(マイヨ・ロホ)を発表していますので見てみましょう。

【ブエルタ・ア・エスパーニャ総合優勝(マイヨ・ロホ)オッズ】
ブエルタ・ア・エスパーニャ総合優勝(マイヨ・ロホ)オッズ
※オッズは22日午後8時現在

総合優勝最有力に挙げられているのが、今年のジロ・デ・イタリア総合優勝を果たしたナイロ・キンタナです。ブエルタには2年ぶり2度目の参戦で、初優勝を狙います。ブエルダの前哨戦である8月のブルゴス1周でも総合優勝を果たして、好調をキープしたままグランツールに挑みます。

ナイロ・キンタナ クリス・フルーム

キンタナに対抗する選手として、クリス・フルームとホアキン・ロドリゲスが挙げられます。この二人に共通しているのが“リベンジ”です。

2011年のブエルタで総合2位に入ったフルームは、今年のツール・ド・フランスで連覇を狙いましたが、レース序盤の度重なる落車に見舞われ、手首を骨折するなどして途中棄権という憂き目に遭いました。フルームは今回のブエルダに向けて「ツール後の(ケガの)回復具合も満足しているし、ハードな良い練習をすることができた」とコメントし、リベンジVを狙います。

ロドリゲスは昨年のツール・ド・フランス総合3位、同年のUCIワールドツアーランキング1位の実績を持って今シーズンに挑みましたが、グランツール初戦のジロ・デ・イタリアで落車し、あえなくリタイアしました。そして、ステージ優勝と山岳賞を狙ったツールでもあと一歩及ばず無冠に終わりました。ロドリゲスは、今季最後のグランツールで悲願の総合優勝を是が非でも獲得したいところでしょう。

ベット365この3人を中心にマイヨ・ロホ争いが繰り広げられるでしょう。そして、ポイント賞(プンスト)、山岳賞(モンターニャ)の各賞も彼ら3人にスペシャリストが絡んでくることが予想されます。今度は、ブックメーカー「bet365」でポイント賞および山岳賞オッズを見てみましょう。

【「ブエルタ・ア・エスパーニャ」ポイント賞オッズ】
ポイント賞オッズ
※オッズは22日午後8時現在

ポイント賞ではキンタナ、フルーム、ロドリゲスの3強が上位を占め、それに絡んでくるのがツール・ド・フランスで3年連続ポイント賞を獲得しているペテル・サガンでしょう。今年のツールでは果たせなかったステージ優勝をと意気込んでいます。09年のブエルタを制したオールラウンダーのアレハンドロ・バルベルデにも注目です。

ティボー・ピノ アレハンドロ・バルベルデ

最後に、山岳賞のオッズも見てみましょう。山岳賞でもキンタナが最有力とされていますが、ティボー・ピノが上位に挙げられています。24歳のピノは今年のツール・ド・フランスで総合3位に入り、ヤングライダー賞を獲得した若手のホープで、上りで見せる積極果敢なアタックで初の山岳賞獲得を狙います。

【「ブエルタ・ア・エスパーニャ」山岳賞オッズ】
山岳賞オッズ
※オッズは22日午後8時現在

ブエルタ・ア・エスパーニャ第1ステージは、フラメンコ発祥の地であるアンダルシア地方のヘレス~ヘレス間(12.6キロ)でのチームトライアルでスタートします。本来ならば優勝候補の一角を占めてもおかしくはないアルベルト・コンタドールが、今年のツール・ド・フランスで落車して負ったケガから復帰し、本大会に参戦を表明したこともグランツールのファンにとってうれしい知らせとなりました。

アルベルト・コンタドール

今年で69回目となるブエルタ・ア・エスパーニャの激闘を、選手とともに味わって真夏の締めくくりとしたいものです。

【ブエルタ・ア・エスパーニャ2013第1ステージハイライト】