【ウィリアムヒル】3つ目のグランツール「ブエルタ・ア・エスパーニャ」がスペインで開催中!ニーバリが総合首位

2013 ブエルタ・ア・エスパーニャのレース風景

ブエルタ・ア・エスパーニャ ロゴ5月のジロ・デ・イタリア、7月のツール・ド・フランスに続き、今年3つ目のグランツールである「ブエルタ・ア・エスパーニャ」(ブエルタ)が8月24日にスペインで開幕しました。スペイン国内を中心に約3200㌔を21ステージに分けて走破し、ツール・ド・フランス同様に、平坦ステージ、山岳ステージ、タイムトライアルなどのステージで争われます。

7月に行われたツール・ド・フランスは、絶景の中でレースが行われました。一方、ブエルタは残暑が残るスペインの大地には、オリーブ畑が広がり、また地形の起伏が激しく、山頂での気温は冬かのごとく冷たく、この寒暖の差は選手の体力を確実に奪っていくようなコースが特徴と言えるでしょう。

2013 ブエルタ・ア・エスパーニャ マップ

下記画像をクリックすると、ブエルタの各コースのダイジェスト映像をご覧いただけます。コースのイメージがはっきりしてくるのではないかと思います。

▽タイムトライアル(第1ステージ):


▽平坦ステージ(第6ステージ):

▽山岳ステージ(第10ステージ):

ツール・ド・フランスとレース形態は似ていて、レースには様々な賞が設けられており、その賞の首位の選手には決まった色のジャージの着用が義務付けられています。日本時間の9日現在で第15ステージまで終了していますので、現在の各賞の1位選手の紹介とともに各賞について簡単に説明しておきたいと思います。

〇マイヨ・ロホ(総合タイム首位):ヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア)
=各ステージの所要時間を加算し、合計所要時間が最も少なかった選手
ブエルタ・ア・エスパーニャ マイヨ・ロホヴィンチェンツォ・ニーバリ

〇マイヨ・プントス(ポイント賞):アレハンドロ・バルベルデ(スペイン)
=各ステージのゴール、およびステージ途中の中間スプリント地点の通過順位に応じて加算されたスプリントポイントが最も多い選手
ブエルタ・ア・エスパーニャ マイヨ・プントスアレハンドロ・バルベルデ

〇マイヨ・モンターニャ(山岳賞):ニコラ・エデ(フランス)
=登り坂の勾配と長さに応じて点数が設定された山岳ポイント地点の通過順位に応じてポイントが加算され、その合計が最も多い選手
ブエルタ・ア・エスパーニャ マイヨ・モンターニャニコラ・エデ

〇マイヨ・コンビナーダ(複合賞):クリストファー・ホーナー(アメリカ)
=総合成績、ポイント賞、山岳賞の3つの賞で順位の合計が最も少ない選手。ブエルタ独自の賞
ブエルタ・ア・エスパーニャ マイヨ・コンビナーダクリストファー・ホーナー

アレクサンドル・ジェニエ現地時間の8日に行われた第15ステージは、アレクサンドル・ジェニエ(フランス)が2位に3分以上の差をつける6時間20分12秒でステージ優勝を果たしました。マイヨ・ロホのニーバリは3分20秒差の4位でした。ニーバリの総合タイムは60時間20分21秒となり、2位のホーナーに50秒差をつけています。第15ステージのレースダイジェスト映像が、下記画像をクリックすればご覧いただけます。


ウィリアムヒル残り6ステージとなった今年のブエルタを制するのは誰でしょうか?マイヨ・プントス(ポイント賞)のスポンサーにもなっている日本語対応のブックメーカー「William Hill(ウィリアムヒル)」の予想オッズを見てみたいと思います。

まず、優勝(マイヨ・ロホ)の最有力として、現在首位のニーバリに1.2倍のオッズが付いています。続いて2位のホーナーに6.0倍、そして地元スペインのバルベルデに21.0倍のオッズとなっています。マイヨ・プントス(ポイント賞)予想では、現在114ポイントで首位のバルベルデに1.4倍、第15ステージで3位に入ったアイルランドのニコラス・ロッシュに7.0倍、ホーナーに10.0倍のオッズが付いています。マイヨ・モンターニャ(山岳賞)予想は、現在33ポイントで1位のエデに2.4倍、マイヨ・ホロを争うニーバリとホーナーにそれぞれ5.5倍のオッズが付いています。

また、日本時間の本日午後23時から行われる第16ステージの優勝者予想は、バルベルデに3.6倍、地元スペインのホアキン・ロドリゲスに6.0倍、ニーバリに8.0倍となっています(9日午後2時現在)

それぞれのトップ3を見ると、各賞で争っている選手が重複していることがわかります。例えば、ホーナーは優勝、ポイント賞、山岳賞いずれもトップ3のオッズ予想に入っていたりします。これはツール・ド・フランスではあまり見かけない光景だと思います。つまり、山登りもスプリントもバランスがいい選手が優勝争いを行うということになります。だから、ブエルタには独自の賞であるマイヨ・コンビナーダ(複合賞)が設けられているのかもしれません。この賞の首位はホーナーが現在走っています。

ブエルタは15日まで行われます。前述した各賞の1位選手に着用が義務付けられるジャージの色を追いかけることで、優勝争いが見えてくるのではないかと思います。ブエルタは「J SPORTS」で全21ステージ生中継されています(基本的に、日本時間の23時~26時)。
J SPORTSホームページ:http://www.jsports.co.jp/cycle/vuelta/

今年最後のグランツールであるブエルタを見終えた時、日本にもようやく秋が来るんだな~なんて思ったりするんでしょうね。今年最後の夏の自転車を存分に楽しみましょう!

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