世界最高峰の総合格闘技イベント「UFC270」が1月23日（日本時間）、米カリフォルニア州アナハイムのホンダ・センターで開催される。メインイベントは、正規王者フランシス・ガヌー選手と、暫定王者シリル・ガーヌ選手のヘビー級王座統一戦があります。さらには王者ブランドン・モレノ選手と、前王者デイブソン・フィゲイレード選手によるフライ級タイトルマッチも行われます。
メインカード含め、UFC270の対戦カードは以下となります。
【メインカード】
ヘビー級王座統一戦
フランシス・ガヌー 対 シリル・ガーヌ
フライ級タイトルマッチ
ブランドン・モレノ 対 デイブソン・フィゲイレード
ウェルター級
ミシェル・ペレイラ・リマ 対 アンドレ・フィアリョ
ヘビー級
セルゲイ・スピバック 対 グレッグ・ハーディ
バンタム級
コーディ・ステーマン 対 サイード・ヌルマゴメドフ
【プレリム1】
ミドル級
ホドルフォ・ヴィエラ 対 ウェリントン・トゥルマン
バンタム級
ラオーニ・バルセロス 対 ビクター・ヘンリー
フェザー級
イリア・トプリア 対 シャルル・ジョーデイン
ウェルター級
ジャック・デラ・マダレナ 対 ペテ･ロドリゲス
【プレリム2】
バンタム級
トニー・グレーブリー 対 サイモン・オリベイラ
ウェルター級
マイケル・モラレス 対 トレヴィン・ジャイルズ
女子フライ級
シルバーナ・フアレス 対 バネッサ･デモポロス
ライト級
マット・フレボラ 対 ヘナロ・バルデス
女子ストロー級
ケイ・ハンセン 対 ジャスミン・ジャスダビシアス
UFC270のイベント展望は「ピナクル」をご覧いただきながら詳細のご紹介をさせていただきます。
正規王者と暫定王者との最重量級の直接対決、チャンピオンは誰の手に？
今回2大タイトルマッチの一つであるヘビー級王座統一戦のガヌー対ガーヌ。名前こそ本当に似ていて多少紛らわしいところはありますが、ファイトスタイルは真逆であります。ガヌーは短距離型で100メートルをどれだけ速く走るかというタイプで、ガーヌは中距離型でじわじわと後半から追い上げていくタイプです。瞬発的にKO狙いのガヌーは短時間で正確なコントロールが肝となってくるでしょう。
オッズはガヌーで2.310倍現在王者にも関わらず暫定王者ガーヌの方が優勢で1.662倍です。5ラウンドを戦い抜けるガーヌはガヌーにとっては非常に闘い難い相手と言っていいでしょう。ガーヌはそこで派手な勝ち方をしようみたいな意識はせずマイペース戦いぬくことができればスムーズに勝利します。最重量級頂上決戦の王者は誰の手に渡るのか乞うご期待です。
【UFC270対戦オッズ】
※オッズは１９日午前１０時現在
軽量級クラスを逸脱するフィゲイレードの王者返り咲きなるか？
最軽量離れしたハードパンチャーで非常に戦い難いと思われる元王者であるデイブソン・フィゲイレードだが2021年6月、UFC263のUFC世界フライ級タイトルマッチにて、以前激闘を繰り広げ、ドローに終わった挑戦者ブランドン・モレノと再戦。終始モレノの激しい攻めをもらい、最後は3Rリアネイキドチョークでキャリア初の一本負し王座から陥落したフィゲイレード。この雪辱を果たすため今回の再戦を願うべくして叶ったわけであります。そして勿論対戦するブランドン・モレノはフィゲイレードに勝利して現在の王者です。パフォーマンス・オブ・ザ・イヤーにもノミネートされたブランドン・モレノですが彼が勝利することを1.571倍で挑戦者であるフィゲイレードは2.500倍でモレノ勝利が優勢です。前回のモレノの洗練されたボクシングの技を目の当たりにすることはできるでしょうか。
