12月3日、中京競馬場にて第24回チャンピオンズカップ（G1、ダート・1800㍍）が開催されます。今年のチャンピオンズカップには、前走のJBCレディスクラシックで初G1級制覇を果たしたアイコンテーラー、前走のコリアカップで圧勝したクラウンプライド、デビューから5連勝中のセラフィックコール、2021年の勝ち馬テーオーケインズ、今年G1級レース2勝のレモンポップらダート界の有力馬が集結しました。中でも、フェブラリーステークスの覇者レモンポップと5戦5勝のセラフィックコールとの激突に注目が集まります。秋のダート王に輝くのはどの馬でしょうか？
出走予定馬は以下の通りです。
レモンポップ（牡5、美浦、田中博康厩舎）
アイコンテーラー（牝5、栗東、河内洋厩舎）
セラフィックコール（牡3、栗東、寺島良厩舎）
テーオーケインズ（牡6、栗東、高柳大輔厩舎）
クラウンプライド（牡4、栗東、新谷功一厩舎）
ハギノアレグリアス（牡6、栗東、四位洋文厩舎）
メイショウハリオ（牡6、栗東、岡田稲男厩舎）
グロリアムンディ（牡5、栗東、大久保龍厩舎）
メイクアリープ（牡4、栗東、大根田裕厩舎）
ゼットリアン（牡3、栗東、吉田直弘厩舎）
プロミストウォリア（牡6、栗東、野中賢二厩舎）
ジオグリフ（牡4、美浦、木村哲也厩舎）
アーテルアストレア（牝4、栗東、橋口慎介厩舎）
ウィルソンテソーロ（牡4、美浦、小手川準厩舎）
ドゥラエレーデ（牡3、栗東、池添学厩舎）
ノットゥルノ（牡4、栗東、音無秀孝厩舎）
パンサラッサ（牡6、栗東、矢作芳人厩舎）
ケイアイシェルビー（牡5、栗東、平田修厩舎）
クリノドラゴン（牡5、栗東、大橋勇樹厩舎）
第24回チャンピオンズカップの展望は「bet365」でご覧頂きながらご紹介に移りたいと思います。
ダート界の新星！セラフィックコールはダート界の勢力図を塗り替えるのか？
今レースの大本命のセラフィックコールは、デビュー以降5連勝中と破竹の勢いを見せています。予想オッズは3.25倍の最有力予想。重賞初挑戦となった前走のみやこステークスでも最後の直線に入ってからは上がり最速36秒1の末脚で瞬く間に先頭集団を捕らえ、勢いそのままに古馬を一蹴しました。無傷の6連勝＆G1タイトル奪取となるのか大きな注目が集まります。
国内ダートマイルG1 2連勝中のレモンポップは、前走の南部杯マイルチャンピオンシップで後続に2秒0の差をつける圧巻の走りを見せ、今レースでも優勝候補に挙がります。前走に続き、坂井瑠星騎手が騎乗するということもあり予想オッズは3.50倍とG1 3勝目に期待が集まります。また、今レースを勝てば、2000年ウイングアロー、11年トランセンド、17年ゴールドドリームに続く4頭目の同一年JRAダブル制覇となります。更に過去の3頭が全て最優秀ダートホースに選ばれていることから、こちらも掴み取ることが出来るか期待が集まります。
昨年のチャンピオンズカップでは3歳にして堂々の2着に入ったクラウンプライドは予想オッズ5.50倍です。3歳3月にドバイUAEダービーで海外初挑戦し、初勝利を飾りました。そのままケンタッキーダービーに遠征するも敗戦、次に国内の地方競馬場を転戦し、先述のチャンピオンズカップで2着に入りました。今年に入ってもサウジアラビア、UAE、韓国と歴戦の古馬も経験していない5カ国10競馬場で戦ってきました。この大きな経験を武器に王座奪取を狙います。
【チャンピオンズカップ2023単勝予想オッズ】
※オッズは2日午前10時現在
8年ぶり2頭目の牝馬Vを狙うアイコンテーラーの予想オッズは？
2021年の勝ち馬であるテーオーケインズは4番人気の7.50倍です。年内で現役を引退し来年から種牡馬となることが予定されており、今レースで隔年制覇を目指します。そして、G1制覇を目指すハギノアレグリアスは予想オッズ8.00倍で続きます。2020年に3連勝でオープン入りしましたが屈腱炎を発症、そのまま4歳のシーズンは全休となりました。約1年8ヶ月の長期休暇から見事に復活し、前走のシリウスステークスでは力強い伸びを見せて3月の名古屋大賞典に続く重賞2勝目を挙げました。2度目のG1挑戦で初制覇となるでしょうか？
ダートへの転向で能力を開花させたアイコンテーラーは予想オッズ19.00倍です。ダート3戦目となる前走JBCレディスクラシックでは4馬身の完勝をおさめ、ダート女王の座に就きました。この勢いのまま2015年のサンビスタ以来、8年ぶり2頭目の牝馬Vを狙います。鞍上も名手ジョアン・モレイラ騎手に決定し、さらに期待が高まります。勢いそのままに一気にダート界の頂点へと昇り詰めるのでしょうか？
