9月30日〜10月8日にかけて国立代々木競技場で「FIVB男子パリ五輪予選/ワールドカップバレー2023」が開催されます。先に開催された女子大会と同じく、世界ランク上位24カ国が参加し、3つの予選に振り分けられた8カ国が総当たり戦でパリ五輪出場権獲得を目指して戦います。男子日本代表『龍神NIPPON』はプールBで世界ランク2位のアメリカや8位のスロベニア、トルコ、チュニジア、エジプトらと対戦。石川祐希、西田有志、髙橋藍ら精鋭揃いの龍神NIPPONの活躍に日本中の期待が集まります。女子大会で高まったバレーボール熱冷めやらぬまま、大観衆の声援を受け見事オリンピックへの切符を掴むことができるでしょうか?
FIVB男子パリ五輪予選/ワールドカップバレー2023の展望は「bet365」でご覧頂きながらご紹介に移りたいと思います。
パリオリンピックへの2枚の切符をかけ強豪国が激突!
今大会日本代表にとって最大の壁となるであろうアメリカ代表は1985年、2015年のワールドカップバレーで優勝を飾っています。2008年の北京オリンピックでは、決勝で2002年以降の主要大会で全て優勝してきたブラジルを破り、3度目となる金メダルを獲得しました。恵まれた体格とパワーを併せ持つアメリカ代表の予想オッズは1.90倍と最上位予想です。アメリカに続き日本代表が4.00倍で2番人気につけています。両者の対戦は10月8日の最終日。日本代表はこの壁を撃破することができるでしょうか?
アメリカ代表、日本代表に続くのがスロベニア代表で5.00倍です。世界ランク8位と日本にとっては格上の相手ですが、今年7月のネーションズリーグでは準々決勝で日本がストレートで勝利を収めています。とはいえ、ヨーロッパ選手権において2019年大会に続き、2021年大会でも銀メダルを獲得するなど世界の強豪国であり決して油断はできません。チームを率いるティネ・ウルナウトは20/21シーズンで石川祐希とミラノでチームメートとなり、共にCEVチャレンジカップ優勝を果たしました。互いに国を出て海外リーグに挑戦し、代表チームを押し上げてきた両者が率いるチームの激突は今大会でも注目の1戦です。
【オリンピック予選2024:グループB予想オッズ】
※オッズは26日午前10時現在
過去最高チームで臨む龍神NIPPONはパリオリンピックへの切符を掴めるか?
今年行われた国際大会の「ネーションズリーグ」では2022年の世界選手権王者のイタリアやブラジルを破り、史上初の銅メダルを獲得しました。主要国際大会では実に46年ぶりに表彰台に上がり、さらには8月のアジア選手権でも3大会ぶりに優勝するなど、着実に世界の強豪国と戦える力をつけてきています。
中でも注目を集めるのが、22歳の髙橋藍で、日本体育大学に在籍しながら2021年の世界最高峰のリーグであるイタリアセリエAに挑戦し、目覚ましい進化を遂げてきています。海外でプレーしたことにより海外選手の強烈なサーブやスパイクに体が慣れたことがスキルアップへと繋がったという高橋のように、海外経験者が増えており相手選手に動じず本来の実力をしっかり出すことができていることも近年の日本代表の強さに繋がっています。
そして、龍神NIPPONを牽引する主将・石川祐希には世界からも大きな注目が集まります。先述のネーションズリーグでは日本代表の得点源として破格のパフォーマンスを見せ、強豪国を次々と撃破した姿に海外メディアからも称賛の声が上がりました。過去最高チームとの呼び声も高い龍神NIPPONがどこまで高みに登るのか期待が高まります。