10月1日、愛知・ドルフィンズアリーナにて『For Japan presents RIZIN LANDMARK 6 in NAGOYA』開催されます。リングではなくケージマッチとなるLANDMARKですが、注目を集めていた井上直樹vs太田忍との対戦は、井上が右顎下腺唾石症(みぎがくかせんだせきしょう)を発症した為、ドクターストップにより欠場となりました。この試合は井上に替わり、第10代修斗世界バンタム級王者の佐藤将光が対戦相手に決定しました。また、先日24日に開催された「RIZIN.44」にて榊原CEOにより左膝の怪我で戦線離脱中だった浅倉海の電撃参戦が決定。対戦相手に選ばれたのはこれがMMAデビューとなる元K-1ファイターの皇治です。注目のカードが揃うRIZIN LANDMARK 6 in NAGOYAから目が離せません。
RIZIN LANDMARK6 in NAGOYAの展望は「ベットチャンネル」でご覧頂きながらご紹介に移りたいと思います。
RIZIN初参戦の佐藤将光は台風の目となるのか?
今大会注目の一戦となる太田忍vs佐藤将光によるバンタム級対決ですが、太田忍は言わずと知れた元レスリング選手で2016年のリオデジャネイロオリンピックの銀メダリストです。2023年4月に行われた「RIZIN LANDMARK 5」ではレスリング選手時代には1勝2敗と負け越していた倉本一真と対戦し、1R27秒に右フックでKO勝ちを収めました。7月の「超RIZIN」では実力ストライカーの瀧澤謙太と対戦し、1RレフェリーストップでTKO勝ちを収めるなど、2連勝を挙げ勢いづいています。
対する佐藤将光は、アマチュア修斗とTribelateを経て2015年から修斗を主戦場とし、2017年10月に石橋佳大を破って第10代修斗世界バンタム級王座につきました。さらに2019年から参戦したONE Championshipでは世界の競合との激闘を制してきました。今回負傷欠場となった井上の代わりに緊急参戦となった佐藤は、元UFCファイターである井上にも勝るとも劣らない実力者であり、新たな強者の参戦にRIZINも大いに盛り上がりを見せるでしょう。そんな両者の予想オッズは、太田が1.60倍、佐藤2.25倍と太田優勢の予想です。現在フアン・アーチュレッタが保持するRIZINバンタム級のベルトに向け、太田は混戦極めるベルト争奪戦を一歩リードすることができるでしょうか?
【RIZIN LANDMARK 6:太田忍 vs. 佐藤将光予想オッズ】
※オッズは26日午後10時現在
電撃参戦の朝倉海がMMAデビューの皇治と対戦!
また先述の通り、電撃参戦が決まった朝倉海vs皇治による対決にも大きな注目が集まります。皇治はMMAデビューに向けて準備を進めていたところの参戦決定となりました。2017年の年末にRIZINデビュー戦で才賀紀左衛門をTKOで下して以来、大番狂わせを起こし24戦20勝4敗の戦績を残しています。リハビリを終えた段階とはいえ、朝倉に対して今試合がMMAデビューとなる皇治との経験値には歴然とした差があるだけに、予想オッズを見ても朝倉勝利1.05倍、皇治勝利9.02倍と朝倉が圧倒的優勢です。しかし、ルールによっては皇治にも勝てる可能性もあるだけにファンにとっては楽しみな一戦となるでしょう。朝倉を相手にMMAデビュー戦を迎えるという超レアカードは見逃せません。