3月10日から3月24日、エディオンアリーナ大阪にて『大相撲春場所』が開催されます。琴ノ若の大関昇進で、2021年の名古屋場所以来の1横綱4大関になり更に盛り上がりを見せる大相撲ですが、新大関・琴ノ若の活躍に大きな注目が集まる中、史上初の親子3代優勝に挑む王鵬にも期待がかかります。そして、2場所ぶりに関脇に復帰する若元春は、先場所で平幕に下がりましたが、2桁勝利を挙げて返り咲きました。また、ちょうど1年前に右膝を大怪我し、番付を幕下まで落としていた若隆景関が2場所ぶりに関脇に復帰します。「荒れる大阪場所」と言われる春場所で賜杯を手にするのは誰か？
大相撲春場所の展望は「ベットチャンネル」でご覧頂きながらご紹介に移りたいと思います。
2桁優勝の大台に挑む横綱・照ノ富士が4大関を迎え撃つ！
腰痛のため、3場所連続休場していた1月の初場所で9度目の優勝を飾った横綱・照ノ富士は、今場所で長らく目標に掲げてきた2桁優勝に挑みます。初場所の千秋楽では、13勝2敗で並んだ関脇・琴ノ若との優勝決定戦を制し横綱としての実力を見せつけました。今場所でも優勝最有力候補で、予想オッズは3.48倍です。1人横綱として4大関を迎え撃ち、圧巻の強さで2場所連続10度目の優勝を飾る琴ができるでしょうか？続いて、8度目のかど番で挑む大関・貴景勝が2番人気の8.25倍です。昨年の九州場所では3度目の綱取りに挑むも、圧倒的な力の差を示せずに終焉。今年初場所では首の古傷が悪化し、先場所を途中球休場しました。首の状態が懸念されますが、8度目のかど番脱出となるかこちらにも注目が集まります。
そして、初場所で綱取りに失敗した霧島は予想オッズ8.62倍です。今場所から4大関となり横綱昇進のライバルが増えましたが、2場所ぶり3度目の優勝に向け闘志を燃やします。1年前に初優勝を飾った大阪の地で、再び賜杯を手にすることができるでしょうか？また、昨年名古屋場所後に大関となった豊昇龍は4番人気の9.40倍です。初場所では優勝争いに加わりながら右膝痛で14日目から休場したこともあり状態が心配されますが、2日に行われた出稽古では、訪れた大関・霧島と5番取って全勝、関脇・大栄翔にも8勝1敗、計15勝4敗と俊敏な動きで攻め勝つなど調子の良さが伺えます。春場所で再起となるか期待が高まります。
【大相撲春場所 優勝予想オッズ】
※オッズは８日午後１０時現在
賜杯を手にするのは史上初の親子3大優勝に挑む王鵬か、新大関・琴ノ若か？
大きな期待がかかる新大関の琴ノ若は予想オッズ10.79倍です。初場所では横綱・照ノ富士との優勝決定戦に進みましたが、力の差を見せつけられました。母方の祖父に元横綱・琴桜を持ち、5月の夏場所からその名を継承する意向で、平成以降では栃東と白鵬の2人しかいない新大関優勝を目指します。「猛牛」と呼ばれた祖父が極めた番付の頂点へと邁進します。
そして、史上初の親子三代優勝に挑む王鵬は予想オッズ15.60倍です。自己最高位の東前頭3枚目で春場所に挑む王鵬は、祖父に32回の優勝回数を誇る昭和の大横綱・大鵬を持ちます。偉大なのは祖父だけでなく、実父である元関脇貴闘力も幕内優勝経験のある力士でした。史上初の偉業達成なるか、大きな注目が集まります。また、2場所ぶりに関脇復帰となる若元春は、予想オッズ12.12倍です。前頭筆頭だった初場所は横綱・照ノ富士から金星を上げるなど10勝5敗の活躍を見せました。関脇に番付を戻して挑む春場所はどのような結果になるでしょうか？
