【ウィリアムヒル】高松宮記念:春の嵐が吹き荒れる波乱傾向のレースを制覇するのは?

高松宮記念

春のスプリント王決定戦となる『第54回高松宮記念』が、3月24日に中京競馬場で開催されます。悲願のG1制覇を狙う重賞4勝のナムラクレア、シルクロードSを圧勝したルガルらが激突。また、昨年最優秀短距離馬のママコチャや、短距離重賞を連勝中のウインマーベル、トウシンマカオ、本レースがラストランとなるメイケイエール、さらに香港の強豪ビクターウィナーなど、スプリント王を決するに相応しい豪華メンバーが揃いました。長らく絶対王者不在の状況が続いていますが、魔物が住むと言われる中京競馬場で王座を掴むのはどの馬でしょうか?

出走予定の馬は以下の通りです。

アサカラキング(牡4・美浦・斎藤誠厩舎)
ウインカーネリアン(牡7・美浦・鹿戸雄一厩舎)
ウインマーベル(牡5・美浦・深山雅史厩舎)
キミワクイーン(牝5・美浦・奥村武厩舎)
クリノガウディー(牡8・栗東・藤沢則雄厩舎)
グランデマーレ(牡7・栗東・藤岡健一厩舎)
シャンパンカラー(牡4・美浦・田中剛厩舎)
(外)シュバルツカイザー(セ6・美浦・大竹正博厩舎)
ソーダズリング(牝4・栗東・音無秀孝厩舎)
テイエムスパーダ(牝5・栗東・木原一良厩舎)
ディヴィーナ(牝6・栗東・友道康夫厩舎)
トウシンマカオ(牡5・美浦・高柳瑞樹厩舎)
ナムラクレア(牝5・栗東・長谷川浩大厩舎)
ビクターザウィナー(セ6・香・C.シャム厩舎)
ビッグシーザー(牡4・栗東・西園正都厩舎)
(外)マッドクール(牡5・栗東・池添学厩舎)
マテンロウオリオン(牝5・栗東・昆貢厩舎)
ママコチャ(牝5・栗東・池江泰寿厩舎)
メイケイエール(牝6・栗東・武英智厩舎)
モズメイメイ(牝4・栗東・音無秀孝厩舎)
モリノドリーム(牝5・美浦・鹿戸雄一厩舎)
ルガル(牡4・栗東・杉山晴紀厩舎)
(外)ロータスランド(牝7・栗東・辻野泰之厩舎)

ウィリアムヒル高松宮記念の展望は「ウィリアムヒル」でご覧頂きながらご紹介に移りたいと思います。

重賞4勝のナムラクレアは悲願のG1制覇に挑む!

ナムラクレア

ビッグタイトルを狙うナムラクレアは、ここまで16戦5勝の成績を残しています。2歳の時に小倉2歳S、3歳の時には函館スプリントS、4歳時にはシルクロードSとキーンランドC制覇と重賞4勝を全て1200mで挙げています。一方でG1には6度チャレンジするも、昨年の高松宮記念の2着が最高着順となります。22年の桜花賞と23年スプリンターズSでは3着があるものの、戴冠にはあと僅か届いていません。予想オッズは5.00倍の最有力予想です。今回は7回目のG1参戦となりますが、スプリント界の頂点に立つことができるか期待が集まります。

昨年のスプリンターズSの覇者であるママコチャは、ソダシの全妹であることが有名ですが、メイケイエールの近親でもあります。メンバー唯一の国内スプリントG1馬で、ソダシのように勝負根性が強く、前進気勢とスピード能力には期待が高まります。前走の阪神カップでは5着に敗退しましたが、体調が万全ではないなか0秒2差とG1馬としての意地を見せました。最強スプリンターとなるべく秋春スプリントG1連覇に挑みます。予想オッズは2番人気の6.00倍です。

3番人気はトウシンマカオで7.00倍です。京阪杯で連覇を果たした勢いそのままに前走の夕刊フジ賞オーシャンSでは堂々としたレース運びで完勝を決めました。昨年の高松宮記念前走では15着に終わりましたが、1年が経過し成長した走りを見せることができるのか。前走から中2週と間隔は詰まっていますが、名手・ルメール騎手を背に悲願のG1制覇に挑みます。

【高松宮記念2024:単勝予想オッズ】
高松宮記念2024:単勝予想オッズ
※オッズは21日午後2時現在

William Hill 登録方法

日本勢撃破を狙い香港の刺客ビクターザウィナー参戦!

他路線組から参戦するのは、初の7ハロン戦となった京都牝馬Sでナムラクレアを撃破したソーダズリングです。レース直後の名手・武豊騎手の進言でさらに距離を短くした高松宮記念行きが決まりました。1200mのスペシャリストを集う中、どこまで戦うことができるでしょうか。同距離初出走か未勝利で高松宮記念を制した馬は過去7頭おり、2006年勝ち馬のオレハマッテルゼは、ソーダズリングと同じ音無厩舎に所属。デビュー当時から1600〜2000mを中心に出走し、6歳で高松宮記念に初参戦するまで1200メートルを走ったことがありませんでした。過去8戦中、7戦でコンビを組むレジェンドを背に初距離でG1初勝利を飾ることができるか注目が集まります。ソーダズリングの予想オッズは8.00倍です。

海外から6年ぶりに参戦するのは、香港のビクターウィナーで予想オッズ9.00倍です。国際的にレベルの高い香港のスプリント戦線で、1月にセンテナリースプリントCを逃げ切ってG1初制覇を果たしました。今回が海外初遠征となりますが、強力スプリント王国の香港で戦ってきたスピードと地力で、2015年以来となる香港馬Vとなるでしょうか?

ビクターウィナー