大相撲夏場所は8日、東京・両国国技館で初日を迎えます。今場所から観客数の上限が定員の87％にあたる1日9,265人に拡大しました。夏場所からは通常開催に近い形となり、力士たちだけでなく各界全体の士気も上がります。力士たちは今まで以上に大勢の観客の前で相撲を取ることになります。夏場所を控えた今、力士たちはどのような思いで開幕を待っているのでしょうか。
大相撲夏場所の動向については「BET CHANNEL」を見て行きます。
今回の最有力も照ノ富士か？
初日の取組で横綱・照ノ富士は小結・大栄翔との対戦が決まりました。期待の照ノ富士は春場所、かかとと左膝の負傷のため6日目から途中休場してしまいました。昨年末に新横綱となってから初めての休場となり、本人も大変悔しい思いだったと言います。夏場所では3場所ぶりの賜杯奪還を狙います。照ノ富士は先場所の休場でありましたが2.49倍で大きく支持を受けています。次に御嶽海で6.39倍で相手は高安、貴景勝は8.01倍で琴ノ若と対戦します。正代は9.30倍で霧馬山が相手となります。コロナ禍でモチベーションを保つことがなかなか難しくなった今、相手は対戦相手だけでなく自分自身との戦いでもあります。
【大相撲夏場所優勝オッズ】
※オッズは７日午前１０時現在
昨場所優勝の若隆景はぶれずに挑む！
3月の春場所で新関脇優勝を果たした若隆景は大関昇進の足固めを狙います。初めて賜杯を抱いたことで、若隆景を取り巻く環境は一変したと言えます。重いプレッシャーを抱えもしますが夏場所に真価が問われます。オッズは9.65倍で5番目に人気で一気に人気力士の仲間入りです。地道に成長を続けてきた27歳の若隆景は今、着実に横綱までの道へ進むのみです。
王鵬が返り入幕！幕内初勝ち越しを狙う
昭和の大横綱・大鵬を祖父に持つ期待の大器と謳われた王鵬が2場所ぶりに幕内に返り咲きます。2022年1月場所で東前頭18枚目となり新入幕を果たしました。5連敗を喫して7勝8敗の負け越しに終わり、翌場所の十両陥落が決定しました。その悔しい結果でありながらも報道陣の電話取材に応じ「幕内でまだ勝ち越せていない。しっかり勝ち越せるように頑張ります」と雪辱の幕内初勝ち越しを誓っています。王鵬はその他の力士の優勝に該当しますのでオッズは166倍と厳しい道ではありますが、まずは勝ち越しを願うばかりです。
