Jリーグの優勝争いがいよいよ終盤戦を迎えました。首位は勝ち点56の浦和レッズ、7点差の勝ち点49で追うのが2位ガンバ大阪、同じ勝ち点の鹿島アントラーズが3位となっています。残り試合数を考えると、勝ち点48で4位川崎フロンターレまでに絞られてきたと言ってもいいでしょう。
【J1順位表(10月14日現在)】
※「スポーツナビ」より抜粋
12月6日の最終節を笑ってフィナーレを迎えることができるのはどのチームなのでしょうか?日本語対応のブックメーカー(スポーツブック)「SBOBET」が発表していますので、ご紹介しておきます。
浦和レッズが1.2倍でダントツ1番人気となっていますね。この5試合でも4勝1敗と終盤戦に向けても安定した力を発揮しています。
前節5日のホームでの徳島ヴォルティス戦では、雨による最悪なピッチコンディションの中で持ち味のパスワークが機能せず、最下位の徳島に先制を許しました。しかし、すかさず柏木陽介のPKで同点に追いつくと、後半18分にはセットプレーから那須大亮がねじ込んで、逆転勝利を収めました。ホームとはいえ、浦和が最も苦手とするコンディションの中で勝ち点3を取ることができたのは、2006年シーズン以来2回目の制覇に大きく前進したと言えるでしょう。
浦和レッズの残り7試合の対戦相手を見ると、26日のアウェイでの3位の鹿島戦、11月22日のホームでのガンバ大阪戦と上位チームとの対戦を残しています。両チームにとって確実に「勝ち点3」を詰めることができる負けられない1戦ですので、厳しい戦いとなるでしょう。
勝ち点7差で浦和を追うのが今シーズンからJ1に復帰したガンバ大阪です。復帰後すぐにここまで上位に食い込んでくるとは思っていませんでした。2月27日にブックメーカー「36BOL」が発表した優勝オッズでは、12倍で9番人気でしたし(1)、6位だった8月8日にブックメーカー「NetBet」が発表した優勝オッズでは、8番人気となる52.0倍でした(2)。ガンバ大阪の躍進には驚かされました。
<参考記事>
(1) サッカーJリーグがいよいよ開幕!リーグ三連覇を目指す広島、昨季のリベンジを果たしたい横浜FM、王座奪還を狙う浦和などが優勝争いの軸か!?
(2) Jリーグは後半戦に突入!パワーの鳥栖、そして堅守の浦和が優勝争いの軸、川崎は破壊力でそのあとを追う!!
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前節の鹿島戦では、先制されたもののオウンゴールで同点に追いつき、また後半勝ち越されても宇佐美貴史の折り返しをパトリックが押し込んでFWコンビで同点に追いつきました。そして、後半のロスタイムには司令塔の遠藤保仁のラストパスをリンスが右足を振り抜いて勝ち越しに成功しました。ガンバ大阪は6連勝でついに2位まで上り詰めました。チームに勢いがありますね。
前節で敗れた鹿島ですが、まだガンバと同じ勝ち点49(得失点差1)で優勝のチャンスはありです。総得点53でリーグNo.1の攻撃力はやはり怖いです。前々節の徳島戦では大量5得点を奪うなど、大きな爆発力を秘めています。ダヴィ(10得点)、遠藤康(9得点)、土居聖真(8得点)など分散して多くの点を取れるのが鹿島の強さでしょう。
その得点源の起点のなっているのが、日本代表のMF柴崎岳です。8月のJリーグ月間MVPにも輝いた22歳のパフォーマンスが、鹿島逆転優勝の鍵を握っているのではないでしょうか。これまで日本代表の司令塔を務めてきた遠藤本人が「後継者」として名指しするほどの力を持っています。今シーズン1試合を除き、ケガなく全試合フル出場を果たしているフィジカルの強さもチームに安心感を与えることでしょう。
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浦和がそのまま突っ走るのか?それとも勢いに乗るガンバ大阪か?攻撃力で巻き返す鹿島か?残り7試合から目が離せません。18日に行われる第28節の勝敗オッズが発表されましたので、最後にご紹介して締めたいと思います。