サッカーのアジアNo.1クラブを決める「AFCアジアチャンピオンズリーグ2015」のグループリーグ(日程:2月24日~5月6日)が日本時間の24日から、アジア各地で行われます。アジア各国を勝ち上がった32チームが西地区と東地区それぞれ4つのグループに分かれて、ホーム&アウェイ方式で総当たりを行い、勝ち点の多い各グループ上位2チーム計16チームが決勝トーナメントに進出します。
決勝トーナメント(日程:5月19日~11月21日)もホーム&アウェイ方式で戦い、決勝戦は第1戦が11月7日、第2戦が11月21日に行われ、アジアチャンピオンが決定します。昨年は、Wシドニー(オーストラリア)がアル・ヒラル(サウジアラビア)を2試合合計1-0で破り、アジア王者に立ちました。
では、今シーズンはどのチームがアジアの頂点に立つのでしょうか?ブックメーカー(スポーツブック)の「888sport」がアジアチャンピオンズリーグ2015の優勝オッズを発表していますので、それを見ながらJリーグチームを展望していきたいと思います。
【AFCアジアチャンピオンズリーグ2015優勝オッズ】
※オッズは23日午後6時現在
2013年のアジアチャンピオンズリーグを制した広州恒大(中国)が5.00倍で優勝最有力と目されています。続いては、2014年シーズンのJリーグ、ナビスコカップ、そして天皇杯の3冠を達成したガンバ大阪が8.00倍、全北現代モータース(韓国)が11.00倍、そしてFCソウル(韓国)が12.00倍と続きます。
日本からはガンバ大阪の他に、鹿島アントラーズ、浦和レッズ、そして柏レイソルが出場しています。浦和レッズと鹿島アントラーズが全体8番目となる21.00倍、23番手にはプレーオフを勝ち抜いて本戦出場権を獲得した柏レイソルが51.00倍のオッズとなっています。
【注目のグループH(広州恒大、鹿島アントラーズ)】
※JFA公式HPより抜粋
優勝候補筆頭に挙げられている広州恒大と、昨シーズンJリーグ3位の鹿島アントラーズ、そして昨年の王者・Wシドニーが所属する激戦グループです。広州恒大は、中国スーパーリーグ4連覇を果たし、今シーズンから元イタリア代表のファビオ・カンナヴァーロを招聘し、2013年に続く2度目のアジア制覇に挑みます。AFCアジアカップの中国代表に7選手を送り込み、また国内外から有力選手を集めるなど戦力も充実しています。
25日の午後7時からWシドニーとホームで対戦する鹿島アントラーズは、昨シーズンの覇者をホームで撃破して、波に乗りたいところでしょう。鹿島はACLを見据えた戦力補強をこの冬に敢行し、ポルトガルでプレーしていたアタッカーの金崎夢生をレンタルで獲得し、攻撃力に厚みを増しました。ボランチには日本代表で売り出し中の柴崎岳やベテランの小笠原満男がチームをコントロールし、守護神の曽ヶ端準も健在です。初戦を取って波に乗れば、面白い存在になると思われます。
【注目のグループF(ガンバ大阪)】
※JFA公式HPより抜粋
Jリーグチャンピオンのガンバ大阪は、24日の午後7時からホームで広州富力(中国)と対戦します。2008年にアジアチャンピオンズリーグを制しているガンバは、それ以降日本勢Vから遠ざかっているので、何としても優勝カップを持ち帰りたいところでしょう。DFの要である今野泰幸がケガで戦線を離脱しているものの、2008年の優勝を経験している遠藤保仁を中心に宇佐美貴史のアタック力、フィジカルが強いパトリックの攻撃へとうまくつなげていきたいところです。長谷川健太監督も「アジアの頂点を目指す」と語気を強めています。
【注目のグループG(浦和レッズ)】
※JFA公式HPより抜粋
最後の最後でガンバ大阪に優勝を持っていかれた昨シーズンJリーグ2位の浦和レッズは、25日午後7時30分から敵地で水原三星ブルーウィングス(中国)と戦います。レッズはガンバよりも1年早い2007年にACLを制しています。2年前には優勝した広州恒大をホームで撃破したものの、グループリーグ敗退という屈辱を味わったレッズは、本大会にかける意気込みは他チーム以上のものを感じます。阿部勇樹主将を中心に、オープン戦で4ゴールと調子を上げているFW李忠成や、FW興梠慎三の前の強さでグループリーグ突破の鍵をこじ開けたいところでしょう。
【注目のグループE(柏レイソル)】
※JFA公式HPより抜粋
17日のプレーオフを勝ち上がり、グループリーグ進出を決めた柏レイソルは、24日の午後7時からアウェイで行われる全北現代モータース(韓国)と対戦します。優勝候補の一角といきなり敵地で戦う厳しさは、柏レイソルにとって不利だという見方はあると思います。しかし、柏レイソルの強みは、すでにACLを1試合戦っているということです。全北現代は初戦で固くなる可能性もありますので、勝利、もしくはドローも十分にあり得るでしょう。プレーオフでは47本のシュートを浴びせながらも、なかなかゴールに結びつけることができなかったので、今シーズンVVVフェンローから復帰した大津祐樹の得点力に大きな期待がかかります。
アジアチャンピオンズリーグも欧州チャンピオンズリーグ同様、長期間にわたり戦いが繰り広げられます。ブックメーカー情報局では、ACLアジアチャンピオンズリーグのブックメーカーのオッズ情報などを、ブックメーカー情報局公式フェイスブックや、公式ツイッター、清崎民喜公式ツイッター、清崎民喜公式ブログなどで随時配信していきますので、楽しみにしていてください。
さて、いよいよ24日からアジアのクラブNo.1決定戦の火ぶたが切って落とされます。