【ウィリアムヒル】史上初の連覇を狙うコパノリッキーは2枠4番!「第32回フェブラリーS」枠順とブックメーカーオッズ

フェブラリーステークス ロゴ

コパノリッキーが史上初となる連覇を狙う2015年シーズン初のJRAのG1レース「第32回フェブラリーステークス」(フェブラリーS、1600㍍・ダート)が、東京競馬場で22日午後3時40分にゲートがオープンします。

昨年のフェブラリーSで、コパノリッキーは16頭中16番人気、JRAの単勝オッズは272.1倍から見事に下剋上を果たしてG1初制覇を果たしました。すると、かしわ記念、JBCクラシック(ともに、地方G1)を制するなど、その才能が一気に開花しました。

【フェブラリーS 2014レース映像(優勝:コパノリッキー)】


今シーズンの初戦となった1月の東海ステークス(G2、1800㍍・ダート)では主戦だった田辺裕信騎手から武豊騎手が鞍上し、堂々の一番人気を勝ち取り、2着に4馬身差をつけて見事にその期待に応えました。

G1への格上げ以降、フェブラリーS連覇に挑戦したのは9頭いましたが、いずれも果たすことが出来きませんでした。10頭目の挑戦となるコパノリッキーが史上初の連覇という重圧をも背負いながら、2枠4番のゲートから間もなくスタートします。

コパノリッキー

ウィリアムヒル本日20日朝、第32回フェブラリーSの枠順がJRAから以下のように発表されました。日本の競馬でもおなじみになりつつある英国の老舗ブックメーカー(スポーツブック)の「William Hill(ウィリアムヒル)」も、G1レースの単勝オッズのみを発表しています。予定ではレース前日21日の夜にオッズを発表すると思われますので、発表され次第この場にて更新します。

【フェブラリーS枠順とブックメーカーオッズ】
※オッズは21日午後8時更新
1-1 ローマンレジェンド:9.00倍
1-2 コーリンベリー:34.00倍
2-3 シルクフォーチュン:101.00倍
2-4 コパノリッキー:2.25倍
3-5 カゼノコ:15.00倍
3-6 ハッピースプリント:34.00倍
4-7 グレープブランデー:34.00倍
4-8 レッドアルヴィス:26.00倍
5-9 サンビスタ:11.00倍
5-10 ベストウォーリア:8.00倍
6-11 ワイドバッハ:8.00倍
6-12 サトノタイガー:34.00倍
7-13 ワンダーアキュート:26.00倍
7-14 インカンテーション:12.00倍
8-15 キョウワダッフィー:41.00倍
8-16 アドマイヤロイヤル:34.00倍
☆オッズの確認方法:ウィリアムヒルページ⇒競馬⇒東京

なお、地方から参戦のサトノタイガーに騎乗予定だった御神本訓史騎手は昨日のレース中に落馬して臀部を打撲し、代わりに三浦皇成騎手が騎乗します。

東京競馬場写真(ダート)

今回、ダート王ことホッコータルマエが出馬を回避したことで、一気にコパノリッキー連覇が現実的なものになってきました。しかし、歴史が教えてくれるようにそう甘くはありません。コパノリッキーの連覇を阻止したい対抗馬としては、1枠1番のローマンレジェンド、7枠14番のインカンテーション、6枠11番のワイドバッハなどがおり、虎視眈々とトップの座を狙っています。

ローマンレジェンド

岩田康誠騎乗のローマンレジェンドは、2012年の東京大賞典(地方G1、2000㍍・ダート)を制しています。7歳馬として今回、2013年のかしわ記念以来となる久しぶりのマイル戦となるローマンレジェンドは、最終追切でもいい走りを見せていたようです。「久々のマイルで、スピードに乗せるためという意味もある。どれだけ長くいい脚を使えるかだ」と藤原英明調教師も好調な仕上がり具合をアピール。岩田騎手も当日のレース展開を「どんな競馬でもできるけど、好位差しが理想だ」と話し、最後の直線でコパノリッキーを差し切るイメージは出来ているようです。

インカンテーション

前走の東海ステークスでコパノリッキーに敗れて3着だったこれまで重賞2勝のインカンテーションは、主戦だった大野拓弥騎手から内田博幸騎手へと騎手変更して、初のG1制覇に挑みます。昨年の夏競馬からのオープンクラス圧巻の3連勝は、インカンテーションの力強さを見た気がします。こちらもローマンレジェンド同様久しぶりのマイル戦となりますが、「やるべきことをやって順調にここまできた。マイルは久々だけど、臨機応変に対応できる馬なので、このコース(東京競馬場)もこなしてくれると思っています」と羽月友彦調教師も自信を見せていました。

ワイドバッハ

庄野 靖志ワイドバッハには蛯名正義騎手が騎乗します。昨年の武蔵野ステークス(G3、1600㍍・ダート)を制して以来のマイル戦&G1初勝利を目指します。最終追い切りのタイムはさほど良くなかったものの、前走の今月1日の根岸ステークス(G3、1400㍍・ダート)では2番人気で2着と直実に力をつけています。庄野靖志調教師は「中2週だが、G1なのでしっかりと仕上げた。時計は出ないタイプなので動きとしてはこれで十分。不安なく調整できている」とコパノリッキーを追い上げる急先鋒として、面白いレースを見せてくれる気配を感じます。

その他、今年のTCK女王盃(地方G3、1800㍍・ダート)を制して、初の牝馬制覇を狙うサンビスタ(デムーロ騎乗)や、大ベテラン9歳馬のワンダーアキュート(ベリー騎乗)の両外国人騎手の手綱さばきにも注目です。

第32回フェブラリーSは22日午後3時40分発走予定です。

サンビスタ