【ウィリアムヒル】史上初の3連覇へ挑むゴールドシップは8枠15番!宝塚記念2015枠順確定、ブックメーカー発表単勝オッズはどうなる?

宝塚記念 ロゴ

ゴールドシップはすでに1つの偉業を達成しています。昨年の宝塚記念(G1、2200㍍・芝)を制して、前“馬”未到の2連覇を果たしました。1991年から1993年にはメジロライアン、メジロパーマ、メジロマックイーンの“メジロ”勢による3連覇はありましたが、6歳となったゴールドシップは単独馬として3連覇という大記録樹立を目指して、阪神競馬場のターフを駆け巡ります。

ウィリアムヒル第56回目となる宝塚記念が6月28日午後3時40分に阪神競馬場で出走します。早速、JRAから枠順が本日25日に発表されましたのでお知らせします。また、単勝オッズにつきましては、英国の老舗ブックメーカー「William Hill(ウィリアムヒル)」がレース前日となる27日の夜に発表する予定ですので、発表され次第更新したいと思います。

【宝塚記念2015枠順とブックメーカー単勝オッズ】
1-1 ショウナンパンドラ(池添謙一):51.00倍
1-2 トーセンスターダム(武豊):26.00倍
2-3 ネオブラックダイヤ(秋山真一郎):34.00倍
2-4 アドマイヤスピカ(幸英明):101.00倍
3-5 カレンミロティック(蛯名正義):15.00倍
3-6 デニムアンドルビー(浜中俊):17.00倍
4-7 ワンアンドオンリー(M.デムーロ):10.00倍
4-8 ディアデラマドレ(藤岡康太):17.00倍
5-9 トウシンモンステラ(和田竜二):101.00倍
5-10 オーシャンブルー(松山弘平):101.00倍
6-11 ヌーヴォレコルト(岩田康誠):9.00倍
6-12 レッドデイヴィス(松若風馬):67.00倍
7-13 ラキシス(C.ルメール):5.00倍
7-14 トーホウジャッカル(酒井学):13.00倍
8-15 ゴールドシップ(横山典弘):1.91倍
8-16 ラブリーデイ(川田将雅):13.00倍
※(カッコ)内は騎乗騎手名
※単勝オッズは「ウィリアムヒル」が発表。28日午前1時30分更新。

ゴールドシップ

8枠15番のゴールドシップは、史上初となる平地同一GI3連覇を狙います。昨年の宝塚記念では万全の横綱レースでした。後方待機から早めに5番手に位置取ると、直線の坂を上って一気に全員を抜き去っていきました。光り輝く芦毛馬のゴールドシップのどこにこの馬力とスタミナ、そして爆発力が潜んでいるのでしょうか?こんなレースを見せつけられると、あっさり3連覇を成し遂げそうな気がしてなりません。

【宝塚記念2014(優勝:ゴールドシップ)】


横山 典弘2年連続ファン投票1位で選出されたゴールドシップは、2年連続で横山典弘騎手とタッグを組みます。前走の天皇賞春(G1、3200㍍・芝)では、もともとけがの影響も考慮してあまり走らせる気はなかった須貝尚介調教師をこの横山騎手が説得し、見事にゴールドシップをG1レース6勝馬にして見せました。今回の宝塚記念に勝てば、ウォッカやディープインパクトに並ぶG1レース7勝目となるゴールドシップ。3年という長いスパンで同一レースを勝ち続けるのは至難の業だと言われていますが、G1レース、中でも阪神に強いゴールドシップが前“馬”未到の3連覇を案外あっさりと成し遂げそうな気がしてなりません。もしくは、今年1発目のアメリカジョッキーC(G2、2200㍍・芝)のように1番人気ながら7着とあっけなく敗れるか・・・。

このゴールドシップの偉業を阻む馬は誰なのか?今年の宝塚記念にも主役級の馬たちが虎視眈々と頂点を狙っています。

ラキシス

昨年のエリザベス女王杯(G1、2200㍍・芝)を制して一気にその名を知らしめた7枠13番のラキシス(クリストフ・ルメール騎乗)が1頭目の刺客として挙げられるでしょう。前走の産経大阪杯(G2、2000㍍・芝)で勝利し、満を持してゴールドシップに挑戦します。

【産経大阪杯2015(優勝:ラキシス)】


非常に強い競馬でした。後方でじっくりと足をためると、直線に入ってキズナとともに一気に前に出ました。キズナとのたたき合いになるかと思いきや、5歳牝馬のラキシスはもう一段ギアを上げて一気にキズナを置き去りにしてゴールを駆け抜けました。この大阪杯でもタッグを組んだルメール騎手は「瞬発力があるのが一番の強み。いいメンバー(G1牡馬4頭)だった前走(大阪杯)を勝ち、日本で一番強い牝馬だと思う」と宝塚記念前の調教を終えて絶対の自信を見せていました。

同じく牝馬として宝塚記念制覇を狙う昨年のオークス(G1、2400㍍・芝)馬・ヌーヴォレコルトは6枠11番に決まりました。前走のヴィクトリアマイル(G1、1600㍍・芝)では1番人気に押されながら6着と不発に終わったヌーヴォレコルトは、再び距離を伸ばしての戦いでどのようなレースをするのかに注目したいと思います。鞍上の岩田康誠騎手が不気味でなりません。

4枠7番に入った昨年の日本ダービー馬・ワンアンドオンリー(ミルコ・デムーロ騎手)と、7枠14番の同菊花賞馬・トーホウジャッカル(酒井学騎乗)にも期待がかかります。ワンアンドオンリーは3月のドバイシーマC(海外G1、2410㍍・芝)で3着に入って以来の復帰戦に宝塚記念をぶつけてきました。また、トーホウジャッカルは勝った菊花賞以来約8か月振りのレースとなり、初めて古馬と戦うことになります。しかし、ともに底力はあるようで酒井騎手は「秘めた能力は初の古馬相手でもひけをとらない」と期待しています。

ラブリーデイ

もう一頭挙げるとすれば、大外8枠16番のラブリーデイ(川田将雅騎乗)でしょう。6月の鳴尾記念(G3、2000㍍・芝)を勝って、今年に入って重賞3連勝と大変勢いに乗っています。非常に厳しい日程となりますが、この勢いがはまれば並み居るG1馬を蹴散らす可能性もありますね。

ゴールドシップが“ゴールドシップ包囲網”を突き破って3連覇達成を果たすことができるのか?28日午後3時40分の発走を待つとしましょう。