【ウィリアムヒル】イスラボニータ2冠挑戦!トゥザワールド、トーセンスターダム、そしてウォッカ以来の牝馬制覇狙うレッドリヴェールらが忍び寄る―第81回日本ダービー

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イスラボニータ、いざ出陣―。2011年のオルフェーヴル以来の2冠制覇へ!

2011年生まれの頂点に立つ馬を決定するクラシック第2戦「第81回日本ダービー」が、東京競馬場で6月1日午後3時40分から行われます。本日29日に注目の枠順がJRAより発表されましたので、お知らせします。

ウィリアムヒル日本のGⅠレースも対象としている英国老舗ブックメーカー(スポーツブック)の「William Hill(ウィリアムヒル)」がレース前日に単勝オッズを発表する予定ですので、発表され次第こちらにて更新します。(ヴィクトリアマイルとオークスは、「ウィリアムヒル」のオッズメーカー(オッズを付けるプロの担当者)の不在で発表されませんでした。申し訳ありません)

【第81回日本ダービー枠順と単勝オッズ】
※単勝オッズは「ウィリアムヒル」が31日発表、午後9時更新
1-1 サウンズオブアース:41.00倍
1-2 ワンアンドオンリー:6.00倍
2-3 マイネルフロスト:67.00倍
2-4 アドマイヤデウス:34.00倍
3-5 トゥザワールド:6.00倍
3-6 ショウナンラグーン:21.00倍
4-7 ウインフルブルーム:101.00倍
4-8 スズカデヴィアス:101.00倍
5-9 アズマシャトル:101.00倍
5-10 ベルキャニオン:15.00倍
6-11 ハギノハイブリッド:19.00倍
6-12 エキマエ:67.00倍
7-13 イスラボニータ:2.75倍
7-14 タガノグランパ:101.00倍
7-15 サトノルパン:101.00倍
8-16 レッドリヴェール:6.00倍
8-17 トーセンスターダム:10.00倍
8-18 ワールドインパクト:17.00倍

蛯名正義騎乗のイスラボニータは7枠13番に収まりました。前走の皐月賞(GⅠ、1600㍍・芝)では、最後の直線に入ると他馬を押しのけるかのようにグングンと加速して、クラシック初戦を完勝しました。

【皐月賞2014(イスラボニータ)】


イスラボニータには6月1日、東京競馬場とは縁めいたものがあります。デビュー戦が6月2日で場所が東京競馬場で、日本ダービーが行われる日がデビューしてちょうど1年となるんです。栗田博憲調教師は「デビューから1年でダービーとは不思議なものを感じる」と感慨深げでした。というのも、イスラボニータは今回の日本ダービーを取るために1年間調整してきました。1レース出場すれば、その後は必ず放牧して十分な休養と共に、イスラボニータの成長を促してきました。慎重すぎるほどの調整でいよいよダービーの舞台に立つことになります。

蛯名正義・栗田博憲イスラボニータ

フジキセキ産駒の馬として2400㍍の距離に果たして対応できるのか?という意見も聞かれますが、栗田調教師は全く意に返しませんでした。「折り合いがつけば、2400㍍にも十分に対応できる」。道中の安定感が光った皐月賞のようなレース展開ができれば、28頭目の春2冠馬の可能性は十分に秘めています。

また、騎乗する蛯名騎手にとっても日本ダービーへの思いは並々ならぬものがあります。今回22回目の挑戦となりますが、まだ1度も日本ダービーの戴冠を経験できておらず、一昨年フェノーメノの2着が最高なんですね。蛯名騎手は「運もあるだろうし、(今回は)勝利の女神がほほ笑んでくれればいい」とコメントし、悲願達成へ内なる闘志を見せていました。

トゥザワールド

3枠5番に入った皐月賞2着で川田将雅騎乗のトゥザワールドも、偉業へチャレンジする日本ダービーとなります。というのも、トゥザワールドの父であるキングカメハメハは、2004年の日本ダービー馬で父子ダービー制覇を虎視眈々と狙っているのです。

キングカメハメハ

川田騎手は前走の皐月賞での走りを「(皐月賞の前走の)弥生賞での疲れがあった」と振り返りながら、今回の日本ダービーについては「今回はその辺りの心配をせずにやれる。この馬本来の感じが出ていて、いい動きをしている」と調整の順調ぶりをアピールしていました。関係者の話では前回よりも馬体の張りもあって、トゥザワールドは皐月賞でイスラボニータに敗れたリベンジを果たす準備は万端のようです。

池江泰寿調教師は「ダービーを目標にやってきた。完成度が高い馬なので2400㍍なりのレースができる」とオークス(GⅠ、2400㍍・芝)2着のトゥザヴィクトリーを母に持つトゥザワールドに距離適性においても太鼓判を押していました。

池江 泰寿 川田 将雅

皐月賞でのリベンジという意味では、11着から「倍返し」以上のリベンジに挑戦する8枠17番のトーセンスターダムも不気味です。皐月賞では3番人気に押されながら、中山競馬場の土煙にまかれてしまって最後力が出せずに馬群に沈んでしまいました。昨年のキズナでの勝利を含むダービー通算6勝を誇る武豊騎手は、皐月賞のレースについて「3コーナー過ぎて急に手応えがなくなった」と土煙の影響を認めながらも「向正面では今までで一番の行きっぷりだった」と着順以上の手応えをつかんでいます。

武 豊トーセンスターダム

トゥザワールドと2頭立てとなる池江調教師は「ダービーで通用する力は持っている」と皐月賞での惨敗を打ち消すように言葉に力を込めると「あとは(武)豊頼み」と、過去皐月賞で2ケタ順位から9頭目となる日本ダービー“逆転制覇”を、日本トップジョッキーの手綱さばきに託していました。

ウォッカ

そして、忘れてはいけないのが桜花賞(GⅠ、1600㍍・芝)2着で8枠16番のレッドリヴェールでしょう。2007年のウォッカ以来となる牝馬での日本ダービー制覇を狙います。騎乗には初タッグとなる福永祐一騎手を迎えて偉業に挑戦します。ライバル・ハープスターが札幌記念を経て、凱旋門賞挑戦を明言する中で、何としても日本ダービーで結果を残しておきたい気持ちが強いでしょう。

【桜花賞2014(2着・レッドリヴェール)】


レッドリヴェールの背中に乗って調教に挑んだ福永騎手は「本当に順調に(調教を)消化できている。十分に体は出来上がっている」とコメント。自身15回目の日本ダービー挑戦で初の牝馬騎乗となる37歳ジョッキーは「レッドリヴェールは小柄だがバネがあって、GⅠ馬にふさわしい動きをする。昨年の(凱旋門賞馬)トレヴなど世界の流れを見ても牝馬が活躍する時代」と持論を展開、他馬より2㌔軽い55㌔の斤量とともに牝馬制覇の夢をのせて府中の競馬場で大暴れするつもりです。

福永 祐一 レッドリヴェール

連覇、リベンジ、牝馬V挑戦・・・話題に事欠くことがない日本ダービーは、どの馬が翌日のスポーツ紙一面を飾るのでしょうか?ブックメーカー「William Hill(ウィリアムヒル)」でも馬券を買って、更なる興奮を味わいながら観戦するとしましょう!

【日本ダービー2013(キズナ)】