【bet365】有馬記念2016:ブックメーカー単勝1番人気は1枠1番キタサンブラックと6枠11番サトノダイヤモンドが並んで2.75倍!

キタサンブラック

いよいよ、日本競馬における今年の総決算。第61回有馬記念(G1、2500㍍・芝)が25日午後3時25分から中山競馬場にて行われます。

日本競馬年末の大一番というレースの格といった位置付けだけでなく、有馬記念にはさまざまな名ドラマが誕生することでもおなじみです。

「終わった馬」とまで言われながら劇的な復活勝利遂げたオグリキャップ。
ケガから1年ぶりのレースで見事勝利を挙げたトウカイテイオー。
「世紀の番狂わせ」と呼ばれたダイユウサク。
唯一国内でディープインパクトに土をつけたハーツクライ。

昨年の有馬記念を制したゴールドアクターも「当初は障害馬として生産した」と話されていた一頭であり、そんな馬が4連勝で日本最高峰の有馬記念を制する。本当に、漫画のような結末となりました。

【有馬記念2015(優勝馬:ゴールドアクター)】


今年はいったいどんなドラマが誕生するのか。有馬記念といえばまずは恒例のファン投票の結果からご覧いただきましょう。

【有馬記念2016ファン投票結果(上位)】
1 キタサンブラック      137,353
2 サトノダイヤモンド     117,192
3 ゴールドアクター     105,327
4 マカヒキ           86,266
5 マリアライト         85,897
6 ディーマジェスティ    81,934
7 モーリス             58,205
8 リアルスティール      51,474
9 サウンズオブアース 47,716
10 シュヴァルグラン    45,919

3歳馬3頭の台頭こそあれど、基本的には昨年とそう変わらない顔ぶれがそろいました。21日に枠順抽選会が行われ、枠順が以下のように確定しました。

【有馬記念2016枠順】
1-1 キタサンブラック(牡4、武豊・清水久詞)
1-2 ゴールドアクター(牡5、吉田隼人・中川公成)
2-3 ムスカテール(牡8、中谷雄太・友道康夫)
2-4 ヤマカツエース(牡4、池添謙一・池添兼雄)
3-5 サムソンズプライド(牡6、横山典弘・杉浦宏昭)
3-6 サウンズオブアース(牡5、M.デムーロ・藤岡健一)
4-7 マルターズアポジー(牡4、武士沢友治・堀井雅広)
4-8 ミッキークイーン(牝4、浜中俊・池江泰寿)
5-9 ヒットザターゲット(牡8、田辺裕信・加藤敬二)
5-10 アドマイヤデウス(牡5、岩田康誠・橋田満)
6-11 サトノダイヤモンド(牡3、C.ルメール・池江泰寿)
6-12 サトノノブレス(牡6、V.シュミノー・池江泰寿)
7-13 デニムアンドルビー(牝6、M.バルザローナ・角居勝彦)
7-14 シュヴァルグラン(牡4、福永祐一・友道康夫)
8-15 アルバート(牡5、戸崎圭太・堀宣行)
8-16 マリアライト(牝5、蛯名正義・久保田貴士)

ベット3655年ぶりにクリスマスに行われる冬のグランプリを制するのはいったいどの馬なのか?まずは、ブックメーカー「bet365」で気になるオッズを確認していただき、ファン投票の結果と照らし合わせながら有力各馬をご紹介しましょう。

【有馬記念2016単勝オッズ】
有馬記念2016単勝オッズ
※オッズは22日午前8時現在

有馬記念2016最新単勝オッズ(bet365発表)

ファン投票堂々の1位に輝いたのは、今年天皇賞春(G1、3200㍍・芝)、そしてジャパンカップ(G1、2400㍍・芝)のG1レース2勝を達成したキタサンブラック(2.75倍)です。

キタサンブラックの馬主・北島三郎氏

キタサンブラックに関しては昨年(3着)の雪辱を晴らすとともに、年度代表馬の行方を大きく左右するといわれています。

現在、年度代表馬として最有力とされているのは、今年海外G1を含むG1レース3勝を挙げているモーリスです。そんなモーリスに唯一肉薄しているのが、国内の主要古馬G1を2勝しているキタサンブラック。

年度代表馬は一般的に短距離G1実績よりも中長距離のG1実績を重視する傾向にあるため、有馬記念を制することができれば、モーリスよりもキタサンブラックへと票が流れる可能性も十分にあります。

昨年と大きくメンバーが変わらないことに加え、今年のG1戦線を通じてキタサンブラックとライバルたちの力量差がはっきりと表れていたのもまた事実です。

果たして、有馬記念も制し現役最強馬としての地位を確固たるものにできるでしょうか。

そんなキタサンブラックにも「未知の相手」が存在します。

サトノダイヤモンド

それが、今年競馬界において「超ハイレベル世代」と評された3歳牡馬の一角を担っていた菊花賞馬サトノダイヤモンド(2.75倍)の存在です。

「ダービーを最大の目標にする」と戦前に語られていた皐月賞では3着。日本ダービーにおいてもハナ差の2着と、確かな実績を残し続けてきたサトノダイヤモンド。

3歳馬にしてどういった環境下やコンディションでも力を出し切れるその精神力の強さは、やはり能力の高さを感じさせます。

鞍上のクリストフ・ルメール騎手も「新馬戦からここまでずっと乗ってきた馬。乗りやすくて優しくて何よりすごいポテンシャルを秘めている。素晴らしい馬」と、同馬にベタぼれの様子。

皐月賞馬ディーマジェスティや日本ダービー馬マカヒキが相次いで古馬との壁に苦しむ中、3歳世代の最後の砦として、有馬記念制覇に挑みます。

ゴールドアクター

ファン投票3位に選ばれたのは、昨年の有馬記念馬ゴールドアクター(7.50倍)。下級条件戦から4連勝での有馬記念制覇は圧巻の一言でした。

昨年の実績や勢いから「2016年はゴールドアクターの年になる」とまで言われていたものの、使い詰めをさせない方針も相まってG1戦線では結果を残すことができず。

加えて、調教師からは「歳を取ったし、昨年よりシャープさがない。代謝が落ちて、ズブさも出てきた」と、トーンは上がらない様子。

また、ゴールドアクターとの鞍上でお馴染みの吉田隼人騎手は12月10日に落馬負傷。18日の最終レースも負傷の際の右肩が痛むため乗り替わりと、こちらも万全とは言えません。

有馬記念の舞台で最大のライバルともいえるキタサンブラックに雪辱を果たせるかどうか、といったところでしょうか。

マリアライト

ファン投票5位には、今年の春のグランプリである宝塚記念(G1、2200㍍・芝)を制した女傑・マリアライトが選出されています。

昨年の有馬記念においても12番人気ながら0.1秒差の4着と、十分に見せ場を作ったマリアライト(19.00倍)。

デビューから中山コースでは7戦して重賞レース含め1度も掲示板圏外となったことがない、中山巧者であることが最大の魅力でしょう。

また、前走のエリザベス女王杯(G1、2200㍍・芝)では、連覇が期待されながらも敗北を喫することになってしまった裏側に関しても「昨年はエリザベス女王杯が目標。今年は有馬記念が目標」と、状態面のピークを陣営も強調しています。

有馬記念がラストランになることが確定しているマリアライト。有終の美を飾りたいところです。

サウンズオブアース

今年のジャパンカップ(G1、2400㍍・芝)において2着、昨年の有馬記念でも2着と、古馬一線級で活躍し続けているサウンズオブアース(7.50倍)。ファン投票では9位に選出されています。

重賞戦線において、もはや必要不可欠な1頭ではあるものの、同馬はいまだに2勝しかしておらず「最強の2勝馬」「主な勝ち鞍が500万下条件」と、不名誉な称号を与えられてしまっている状況。

ミルコ・デムーロ騎手を引き続きキープ、得意の冬場、今までの実績。

これらを考えると、サウンズオブアースが並み居る重賞馬・G1馬を薙ぎ払って有馬記念で悲願の3勝目を挙げる結末があっても、何ら不思議はないでしょう。

そのほかにも、ジャパンカップ3着のシュヴァルグラン(12.00倍)や、中山コース初挑戦ながらも安定感が光るミッキークイーン(21.00倍)、重賞4勝のヤマカツエース(34.00倍)など、今年の競馬界をにぎわせた馬たちが勢ぞろいとなっています。