9月17日に開幕した2019-20年のUEFAチャンピオンズリーグ。世界中から熱い注目が集まるこの世界最高の戦いを制し、ヨーロッパ王者の座をつかみ取るのはどのクラブとなるのでしょうか。
また、どのクラブがグループリーグを勝ち抜き、決勝トーナメントに駒を進めるのかも気になるところです。
2017年に新たに日本向けサイトも立ち上げた本格的日本語対応のブックメーカー「10Bet」が優勝オッズを、そしてプレミアリーグの名門ウェストハム・ユナイテッドのスポンサーとしても知られるブックメーカー「betway」がグループリーグ突破オッズを発表していますので、その数字を参考に大会展望をご紹介していきます。参考:ブックメーカーリストby onrainsagi.com
今年度のCL決勝は2005年の“奇跡”以来となるイスタンブール開催
UEFAチャンピオンズリーグ(以下欧州CL)はAからHの8グループ、各4クラブの合計32クラブでグループリーグを戦います。各グループ上位2クラブが決勝トーナメントに進出し、優勝を目指して勝ち進んでいく形式となっています。
2019-20年の決勝戦の会場はトルコ・イスタンブールに位置するアタテュルク・オリンピヤト・スタドゥ。2005年に欧州CL決勝戦でリバプールがイタリアのACミランを奇跡的な逆転劇で破った“イスタンブールの奇跡”の現場となったスタジアムです。
2018-19年はリバプールが王座獲得!トッテナムは悔しいV逸となる
マドリッドに位置するアトレティコ・マドリッドの本拠地、ワンダ・メトロポリターノで開催された2018-19年の欧州CL決勝戦を制したのはイングランドのリバプール。クラブ史上6回目の栄冠を手にし、昨年レアル・マドリッドに決勝で敗れた雪辱を果たしています。
初優勝を狙った同じくイングランドのトッテナム・ホットスパーは開始早々にモハメド・サラー、終了間際にディヴォック・オリジにゴールを奪われ、あと一歩のところでクラブ史上初のビッグタイトルを逃しました。
リバプールのユルゲン・クロップ監督にとっては、前所属のボルシア・ドルトムント時代から数えて3度目の欧州CL決勝戦でついに優勝を勝ち取っています。
優勝オッズ筆頭はシティ!バルサ、リバプールらを超えて悲願の初優勝なるか
【UEFAチャンピオンズリーグ2019優勝オッズ】
※オッズは30日午前8時現在
ブックメーカー「10Bet」による2019年の欧州CL優勝オッズの筆頭はマンチェスター・シティ。名将ジョゼップ・グアルディオラのもと悲願の初優勝を狙う昨年度のプレミアリーグ王者がオッズ4.25倍で優勝オッズのトップとなりました。
2番手はバルセロナで6.00倍。リーガ・エスパニョーラを2連覇中も欧州CLのタイトルからは5年遠ざかっているスペイン王者が久しぶりの戴冠を狙います。
3番手は昨年度王者のリバプールで7.50倍。優勝を支えたメンバーはみな残留し、昨年よりもさらに強くなったリバプールの2連覇は決して大それた目標ではないでしょう。
4番手はパリ・サンジェルマンで8.50倍。ネイマール、キリアン・ムバッペ、エディソン・カバーニら超強力メンバーを擁するも欧州CLの舞台では勝ちきれないフランス王者は、今年こそ王座に手が届くでしょうか。
南野拓実と奥川雅也の所属するオーストリアの強豪RBザルツブルクは17番手タイの101.00倍。長友佑都の所属するトルコ王者ガラタサライは23番手タイの251.00倍。伊東純也の所属するベルギーの名門ヘンクは最下位となる1001.00倍のオッズがつけられています。
グループAは2大巨頭が優勢!ガラタサライの付け入る隙はあるか
【UEFAチャンピオンズリーグ2019グループA突破オッズ】
※オッズは30日午前8時現在
長友佑都のガラタサライはパリ・サンジェルマン、レアル・マドリッドというメガクラブと同居するグループAに組み分けられました。このどちらかのクラブを超えなければグループ突破はならないという、非常に厳しい環境に置かれています。
9月18日に行われた第1節では、ガラタサライはベルギーのクラブ・ブルージュを相手に0-0のドロー。押さえておきたかった勝ち点3を逃してしまいました。
一方でタイトル奪還に向けて大補強を敢行したはずのレアル・マドリッドはパリ・サンジェルマンを相手にまさかの大敗。ガラタサライの付け入る隙はあるのかもしれません。
ブックメーカー「betway」によるグループA突破オッズはパリ・サンジェルマンが1.33倍でトップ。続いてレアル・マドリッドが3.25倍、ガラタサライが34.00倍、そしてクラブ・ブルージュが67.00倍となっています。
リバプール、ナポリが大きく抜け出すもRBザルツブルクにも勝機はあり
【UEFAチャンピオンズリーグ2019グループE突破オッズ】
※オッズは30日午前8時現在
南野拓実と奥川雅也の所属するRBザルツブルクと、伊東純也の所属するヘンクはともにグループEとなりました。
彼らとグループを共にする残りの2クラブはリバプールとナポリ。リバプールは昨年度の王者であり、ナポリも過去2年セリエAで2位となっている強豪と、どちらも非常に厳しい相手と言わざるを得ません。
9月17日に行われた第1節ではナポリがリバプールを相手に2-0と完勝。優勝候補上位のリバプール相手にも勝るとも劣らない実力を有していることを証明しました。
一方のRBザルツブルク対ヘンクは南野が2アシストを達成するなど圧倒的なパフォーマンスを見せ、チームを6-2の対象に導きました。奥川も後半17分からプレーしています。伊東は先発したもののプレーの精彩を欠き、前半での悔しい交代となりました。
ブックメーカー「betway」によるグループE突破オッズはリバプールとナポリの上位2クラブがそろって1.11倍という非常に高いものとなりました。初戦に敗れたとはいえ、リバプールのクオリティはやはり疑いのないものという見方が強いものと思われます。
RBザルツブルクも3.50倍と、高いオッズがつきました。その一方でヘンクは29.00倍と、他の3クラブとは大きな差がつく結果となっています。