【Marathonbet】大相撲七月場所2019:カド番大関・貴景勝、復活優勝となるか?名古屋場所の幕内優勝争いを展望

カド番大関の貴景勝

新時代・令和に入って二場所目となる、大相撲七月場所が間もなく始まろうとしています。2019年の七月場所は七夕の7月7日(日)に開幕し、7月21日(日)に千秋楽を迎える日程となりました。

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名古屋城内で繰り広げられる伝統ある戦い「七月場所」

ドルフィンズアリーナ(2019年大相撲七月場所会場)

大相撲の本場所の一つである七月場所の開催地は愛知県名古屋市。そこから名古屋場所とも呼ばれています。

会場は名古屋城の二の丸跡に位置する収容人数約7500人のドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)で、1965年の開場から毎年大相撲が開催されている伝統ある体育館です。

前場所は三役経験ない朝乃山が58年ぶりとなる幕内優勝を達成

朝乃山&ドナルド・トランプ米国大統領(2019年五月場所優勝セレモニー)

新時代・令和最初の大相撲本場所となった五月場所は、前場所で全勝優勝を飾った横綱・白鵬が右腕の負傷により全休。平成最後の本場所となった三月場所では優勝決定後に勝手に客席に呼びかけて三本締めを行うなど、神事としての大相撲に対する礼儀を欠いた振る舞いが厳しく非難を受けていただけに、五月場所での汚名を返上する活躍を期待していたファンの期待に反する結果となってしまいました。

千秋楽にドナルド・トランプ米国大統領が来場し、優勝表彰を行ったことでも話題となった五月場所を制し、令和最初の優勝力士となったのは西前頭8枚目・朝乃山。11日目に10勝1敗でトップに立つと、関脇・栃ノ心、大関・豪栄道と実力者を連続で撃破し、見事12勝3敗で幕内初優勝を達成しました。

三役経験のない力士の優勝は昭和36年夏場所の佐田の山以来58年ぶりという快挙。さらに富山県出身力士としては大正5年夏場所の横綱太刀山以来103年ぶり。そして令和最初の優勝力士という不朽の称号も手にしています。

三賞は技能賞が西前頭5枚目・竜電。殊勲賞が優勝した朝乃山。そして敢闘賞は朝乃山に加えて西前頭4枚目・阿炎と東前頭12枚目・志摩ノ海が受賞しています。

昨年度七月場所は横綱不在の中、関脇・御嶽海が初優勝を勝ち取る

御嶽海(昨年七月場所優勝セレモニー)

平成最後の七月場所となった2018年の七月場所は横綱・稀勢の里が左大胸筋の負傷により全休。さらに横綱・白鵬が4日目に、横綱・鶴竜が6日目に休場を決めたことで、横綱不在という異例の事態に見舞われました。

横綱不在は朝青龍が一人横綱だった2006年の五月場所以来、3横綱の不在は曙、貴乃花、若乃花が揃って休場した1999年三月場所以来19年ぶりとなる珍事でした。

優勝候補が不在となった七月場所で一歩抜け出したのは関脇・御嶽海。12日目に大関・高安に敗れるもそこまで11連勝と絶好調の戦いぶりを見せ、14日目に3敗で2番手につけていた西前頭13枚目・朝乃山を破り、初優勝を達成しました。

御嶽海は長野出身力士としての初の幕内優勝に加え、所属する出羽海部屋にとっても所属力士通算50回目の優勝と、多くの記録を残す勝利となっています。

横綱不在で優勝争いが見込まれた大関勢は栃ノ心が右足親指の負傷で7日目に休場。豪栄道と高安も不安定な戦いぶりに終始し、それぞれ10勝5敗と9勝6敗に終わりました。

三賞は敢闘賞が朝乃山と西前頭9枚目・豊山、技能賞と殊勲賞は優勝した御嶽海が受賞しています。

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【大相撲七月場所2019幕内初日オッズ】
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親方となるため、白鵬は強さのみならずその品格を示すことができるか

白鵬

引退後に親方になる夢を公言し、日本国籍取得のためにモンゴル国籍を離脱した白鵬。これまでに残してきた成績は歴代最高のものであり、本来であれば一代年寄が認められるとみていいはずですが、やはり問題となるのはその振る舞いでしょう。

7月1日には出稽古に来た前場所優勝者の朝乃山を相手に9勝2敗と圧倒。その強さのほどを見せつけました。今場所も優勝の可能性は十分。あとはいかに横綱としての品格を見せることができるのか、が白鵬の課題といっていいはずです。

カド番の貴景勝、怪我に苦しむも復活へ光明が見える

貴景勝

五月場所で右膝を負傷し、七月場所をカド番で迎えることとなった大関・貴景勝。怪我の具合がなかなか良くならず、ぶっつけ本番での七月場所参加すらも検討されました。

しかし7月2日には同部屋の力士たちと実戦形式の稽古に臨み、5戦5勝。それもすべて電車道と、復活の気配を見せ始めています。

貴景勝にしても、2場所での大関陥落はなんとしても避けたいところでしょう。新時代の旗手となるか、それとも一発屋に終わるのか。貴景勝は大きな岐路に立っています。

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