【ウィリアムヒル】プロ野球日本シリーズ2019:ソフトバンク対巨人の対戦は19年ぶり!ブックメーカーはソフトバンク有利とのオッズ

工藤公康監督

日本のプロ野球の頂点を決める戦い、日本シリーズ。2019年はセントラル・リーグを読売ジャイアンツ、パシフィック・リーグを福岡ソフトバンクホークスが勝ち抜き、日本一の舞台で雌雄を決します。

ウィリアムヒル2019年の日本シリーズは10月19日(土)からスタートする日程となりました。1934年に設立され、スポーツのみならず政治関係のオッズにも対応、日本向けにも特別オプションが準備されるなど幅広いオッズが用意されているイギリスの老舗ブックメーカー「William Hill(ウィリアムヒル)」が優勝オッズを発表していますので、その数字を参考に大会展望をご紹介していきます。

セは6年ぶりに巨人が完全優勝!2012年以来の日本一へ順調に勝ち進む

読売ジャイアンツ(クライマックスシリーズ優勝セレモニー)

セ・リーグのレギュラーシーズンは横浜DeNAベイスターズ(以下DeNA)の猛追を交わしきった読売ジャイアンツ(以下巨人)が5年ぶり37度目の優勝を達成。広島東洋カープ(以下広島)の連覇をついに食い止めました。4年ぶりに復帰した原辰徳監督は復帰1年目にして見事チームを王者の地位に押し戻しています。

クライマックスシリーズファイナルステージでは最後の最後に3位となり、さらには得意の横浜スタジアムで2位DeNA相手に下剋上を果たした阪神タイガースと対戦。岡本和真らの活躍もあって、4勝1敗と実力差を見せつけて6年ぶりの日本シリーズ進出を果たしました。

パはソフトバンクが3年連続出場決定!西武相手に下剋上を果たす

福岡ソフトバンクホークス(クライマックスシリーズ優勝セレモニー)

レギュラーシーズンでは埼玉西武ライオンズ(以下西武)に優勝を譲った福岡ソフトバンクホークス(以下ソフトバンク)ですが、クライマックスシリーズではまさに絶好調の戦いぶりを見せました。

まず3位の東北楽天ゴールデンイーグルス(以下楽天)相手に2勝1敗で順当に勝利すると、ファイナルステージではレギュラーシーズン王者の西武を相手に敵地で4連勝。短期決戦の鬼とも呼ばれる圧倒的な底力を見せつけて、3年連続で日本シリーズ出場を果たしています。

巨人とソフトバンクの対戦は2000年のON対決以来19年ぶりの顔合わせとなる

王貞治監督&長嶋茂雄監督

読売ジャイアンツと福岡ソフトバンクホークスの日本シリーズにおける対戦は長嶋茂雄監督、王貞治監督のON対決で大きな話題となった2000年以来19年ぶり(当時は福岡ダイエーホークス)。かつて巨人のV9を支えた日本球界屈指のレジェンド同士の対決は日本シリーズの歴史に残る名勝負となりました。

今回の日本シリーズも話題には事欠きません。前年にダイエー(現ソフトバンク)から巨人にFA移籍し、日本シリーズ第1戦に先発した工藤公康は、現在ソフトバンクを指揮する監督として参戦。当時巨人の1軍ヘッドコーチだった原辰徳は、今度は監督として大一番に臨みます。2019年の日本シリーズも再び歴史に刻まれる名勝負となるかもしれません。

優勝オッズはソフトバンク優勢!パ・リーグ優位の状況は揺るがないか

【プロ野球日本シリーズ2019優勝オッズ】
プロ野球日本シリーズ2019オッズ※オッズは17日午前9時現在
ウィリアムヒル 登録方法

ブックメーカー「William Hill(ウィリアムヒル)」による2019年のプロ野球日本シリーズ優勝オッズで対戦相手を上回ったのはパ・リーグの福岡ソフトバンクホークス。オッズは1.61倍となりました。対する読売ジャイアンツは2.25倍となっています。

2013年の楽天以降、6年連続でパ・リーグ勢が日本シリーズを制していることや、2003年以降16年間でセ・リーグ勢の優勝がわずか3回(中日ドラゴンズ1回、巨人2回)しかないこと、過去5年でソフトバンクが4回日本一に輝いていることなど、ソフトバンク優位の記録ばかりなのは否めないところです。

怪我人が戻り本来の実力を取り戻したソフトバンク、3連覇へ一直線!

今宮健太(福岡ソフトバンクホークス)

日本シリーズ3連覇を目指すソフトバンクで注目したいはショートの今宮健太。普段はその抜群の守備能力で主に貢献する選手ですが、クライマックスシリーズファイナルステージの第4戦ではプロ初となる1試合3本塁打を放つなど、打撃でも大きな活躍を見せ、日本シリーズ出場に貢献しました。

今宮をはじめ、今シーズンのソフトバンクは序盤から柳田悠岐、中村晃、岩嵜翔、バンデンハーク、石川柊太ら主軸が相次いで長期離脱。リーグ戦V逸の大きな要因となりましたが、しかし彼らが戻ってきたクライマックスシリーズの結果を見ればそれが実力でなかったことは一目瞭然です。いかにセ・リーグで強さを見せた巨人といえども、主軸が戻ったソフトバンクを上回るのは至難の業といえるのではないでしょうか。

7年ぶり日本一奪還へ、2000年ONシリーズ勝利の再現なるか

阿部慎之助(読売ジャイアンツ)

今シーズンの巨人のセ・リーグ優勝の要因はまず坂本勇人がキャリアハイの成績をたたき出し、チームをけん引したことと、引退を表明した阿部慎之助のもとにチームが一致団結したことでしょう。

また、クライマックスシリーズMVPとなった岡本和真の成長や、先発ローテーションを守り抜き、沢村賞獲得が有力視されている山口俊の活躍なども非常に大きかったといえます。

ここ数年の不安定な戦いぶりから一転、かつての強さを取り戻した巨人。今シーズンの対ソフトバンクはオープン戦3試合が2勝1敗、交流戦が1勝2敗の合計3勝3敗とイーブンなことも面白いデータといえるでしょう。パ・リーグに劣る扱いを受けてしまっているセ・リーグ勢の思いも乗せて、巨人は前回日本シリーズで対戦し、日本一となった2000年の再現をすることができるでしょうか。