第22回チャンピオンズカップ(G1、1800㍍・ダート)は12月5日、中京競馬場のダート1800メートルの舞台で行われます。チャンピオンズカップは2000年に東京・ダート2100メートルを舞台としたジャパンカップダートとして創設されました。2008年から2013年まで阪神競馬場で行われた後、2014年に現在の名称に変更され中京競馬場・ダート1800メートルが舞台となり現在に至ります。2014年以降の優勝馬は7頭中6頭が同年のJRA賞最優秀ダートホースに輝いているだけに気になるところです。
ダートレースに限らずアイドルホースのソダシが出走するとなると一躍注目を浴びるレースとなりますが、昨年のレースはクリソベルの2連覇を狙う一戦でありました。チュウワウィザードが制覇しました。優勝馬のチュウワウィザードはJBCクラシック3着以来の実戦でドバイWCでも2着であったように実力は充分にあります。
現在JRAのG1でフェブラリーS、チャンピオンズCと2大レースとなっていますがどちらも共に左回りになっています。
アイドルホースのソダシの動向も気になるところでありますがレース展望を「1xBit」を見ながら紹介予想に移りましょう。
【チャンピオンズカップ2021単勝オッズ】
※オッズは30日午後12時現在
純白の女王ソダシがダート界に殴り込み!
先述にもありますが今回のレースで話題を独占するのはもちろんソダシです。昨年末に阪神JF(G1)、今春には桜花賞(G1)を制し、デビューから芝で8戦6勝という成績を残している純白の女王でG1でここまでいい成績を残し今回はダートをデビューとなると期待も高まります。しかしながら前走の秋華賞は単勝オッズ1.90倍に推されながらも、まさかの10着大敗でした。出走前にはぶつけた衝撃で歯を折るなど、予期せぬアクシデントで理想的な展開と位置取りながらも走りには全く力がありませんでした。その前走のイメージで不安が残りますが、ソダシの特徴からはダート向きです。そのソダシのオッズは2番人気3.00倍です。いきなりダートの猛者が揃ったこの一戦で通用するのか、新たな挑戦に注目しかありません。
1番人気は昨年の覇者、チュウワウィザードは連覇を狙って参戦で2.75倍です。今年は春にドバイWCで2着に好走するも、帰国初戦の帝王賞では6着敗退しその後骨折が判明するトラブルがありましたが、骨折明けのJBCクラシックは僅差の3着と復活を見せることができました。昨年は波乱万丈の1年ではありましたので今年最後のレースで本来の力が出せるレースぶりが期待できそうです。
3番人気はテーオーケインズで5.00倍です。テーオーケインズは今年の帝王賞で強豪相手に3馬身差の完勝を果たしました。秋初戦のJBCクラシックはスタートの出遅れでリズムを崩し、4着敗退でした。4歳と若い馬ですので、今年は本格化した気配も見せており、優勝してもおかしくない存在です。
オーヴェルニュは見事に返り咲くことができるか?
大きく下位とまではいきませんがオーヴェルニュは5番人気で13.00倍で穴馬というと微妙なところです。オーヴェルニュは帝王賞7着、みやこS12着と連敗中も、今回は3戦全勝の相性抜群で中京競馬場が舞台となっています。痛い連敗を巻き返すことができるでしょうか。
最後にカジノフォンテンは17.00倍ですが地方競馬場を舞台にすると強いイメージである反面逃げるという戦術のみでハマればずば抜けて速いがムラのある馬です。しかしながら今回のレースでどのような走り切り方を魅せてくれるのかと楽しみでもあります。