【bet365】ジ・エベレスト2019:混戦必至!レッドゼルの3連覇を阻むのは?サンタナレーンとピエラータが5倍オッズで1番人気

ジ・エベレスト

エネイブルの凱旋門賞三連覇達成の可否が注目され、残念ながらその偉業達成とはなりませんでしたが、世界競馬にはもう一頭「三連覇」がかかった馬の出走する注目レースが存在します。それがオーストラリアはランドウィック競馬場で開催されるジ・エベレスト(海外G1、1200㍍・芝)です。

何が注目ポイントかといえばその「賞金総額」。およそ10億4000万円というこの賞金総額は、全世界の競馬レース全体でみれば、ドバイワールドカップに次ぐ第二位であり、芝のレースで限定すれば世界で最も賞金総額の高いレースとなります。

ちなみにジ・エベレストは、ドバイワールドカップとは違い、本レースの出走枠が60万オーストラリアドルで売買され、日本円にしておよそ5000万円で販売されるとともに、レースの放映権やスポンサー料、更には馬券売り上げなどからレースの賞金をねん出する方式がとられています。2月に開催されたペガサスワールドカップと同様の開催方法です。

今年で第三回目を迎えるジ・エベレストですが、第一回そして第二回開催共にレッドゼルが連覇を達成中。今年も同馬が参戦する予定でありこちらも「三連覇」に注目が集まります。

bet365そのレッドゼルの評価を含め、ブックメーカー「bet365」はどのようなオッズ上のジャッジをくださしたのか、まずは一覧をご覧いただいてから出走各馬のご紹介へ移りましょう。

【ジ・エベレスト2019オッズ】
ジ・エベレスト2019オッズ※オッズは14日午後1時現在
ジ・エベレスト2019最新オッズ情報

かなり評価が割れているのがおわかりいただけるでしょう。

その中でも一番手評価の5.00倍を付されたのがサンタナレーン(Santa Ana Lane)。ちなみに昨年のジ・エベレストは6着でした。

サンタナレーン

今年7歳。これまで30戦以上を戦ってきた大ベテランの一頭ですが、本格化したのは2018年6歳の時。これまでG1レースを5勝している同馬ですが、その内4勝は6歳以降。更にここ10戦で5勝を挙げ、掲示板圏外は1回のみと、正にお手本のような「晩成馬」と言えるでしょう。

春からの復帰初戦となったギルガイステークス(海外G2、1200㍍・芝)では2着と敗れたものの、戦績的にも使ってからよくなるタイプであり、昨年以上の充実度でジ・エベレスト本番を迎えられることが出来そうです。

肉薄するのはピエラータ(Pierata)。オッズは5.00倍と1番人気を分け合っています。

ピエラータ

これまで、重賞を5勝こそしているもののG1レースは1勝のみ。実績面を考えればピエラータより上の出走メンバーは少なくありませんが、戦績をみると1600mまで距離を伸ばすと大きい着順が目立ちますが、1400m以下であればその安定感は出走馬の中でも屈指といえます。

また、前走のザ・ショーツ(海外G2、1100㍍・芝)では、5頭立てと頭数こそ少ないもののレッドゼルを含んだ濃いメンバー相手に勝利。注目の一頭となるのは至極当然のことでしょう。

鞍上は、日本での騎乗経験もあるオーストラリア出身の若手注目ジョッキー、T.ベリー騎手。

ベリー騎手

今年は重賞勝利を量産中でかなり勢いづいている一人。世界最高額レースも勢いそのままに制することが出来るでしょうか。

かなり未知数ではありますが、デビューから7戦6勝で挑むこととなるアルカディアクイーン(Arcadia Queen)もかなり魅力的。オッズは6.00倍となっています。

アルカディアクイーン

6.5キロという斤量差があったとはいえ、3歳時には古馬を相手にキングスタウンクラシック(海外G1、1800㍍・芝)を快勝。この時点でアルカディアクイーンには路線的に多くの選択肢があった中で、陣営が今年9月の復帰戦として選択したのは、1300mで行われたテオマークスステークス。ここも見事快勝します。

距離的な不安は無くなった今、今度は斤量的な恩恵も少なく、オーストラリアスプリント界の一流たちと対戦することとなりますが、その素質の高さでどこまで食い込めるか注目であるとともに、期待の新星誕生の可能性も十分でしょう。

この3頭からはだいぶ離された9.00倍のオッズとなったのが、今回ジ・エベレスト3連覇を狙うこととなるレッドゼル(Redzel)です。

レッドゼル

未だに重賞戦線で好走を続けていることは確かなのですが、圧倒的な走りを見せ続けていた2017年や、G1レースでも2着入線などを繰り返していた2018年に比べると、成績的には安定性に欠ける部分も多く、やはりピークは過ぎつつある印象があります。

それでも、9月に行われたコンコルドステークス(海外G3、1000㍍・芝)では、先ほどご紹介したピエラータを破り勝利を収めるなど、要所で健在ぶりをアピール。エネイブルが成しえなかった三連覇を、レッドゼルは達成することが出来るか注目です。

中穴的存在で怖いのは1番手評価のサンタアナレーンを2度破った経験のあるサンライト(Sunlight)。

サンライト

サンタアナレーンを破ったギルガイステークスでの好走はもちろんのこと、今年はライトニングステークス(海外G1、1000㍍・芝)で3着と好走。その他、ニューマーケットハンデ(海外G1、1200㍍・芝)やウィリアムリードステークス(海外G1、1200㍍・芝)などでも勝利を挙げ、春先スプリント路線を大いに沸かせていました。

これまでG1レースを3勝。勢いも実績も、上位勢に決して見劣りはしません。

その他、1200m戦ではここ最近5戦4勝とめっぽう得意としているAlizee(アリーゼ)や、クールモアスタッドが所有権の5割を購入したことで話題を呼んだイエスイエスイエス(Yes Yes Yes)らが9.00倍となっています。

世界最高額の芝レースにふさわしい、豪華なメンバーが顔をそろえた今年のジ・エベレストは、10月19日土曜日に発走予定となっています。