10月17日、阪神競馬場で秋華賞(G1、2000㍍・芝)が行われます。例年、天皇賞・春やクラシック三冠の最終戦、菊花賞など、伝統ある大レースが実施される通称「淀」として愛される京都競馬場でありますが、2年5ヶ月の改修工事でお休み中の為、秋華賞もまた阪神競馬場に舞台を移っています。
桜花賞馬ソダシ、オークス馬ユーバーレーベンを含む22頭が登録していますが、その22頭は以下の通りです。
アールドヴィーヴル
アカイトリノムスメ
アナザーリリック
アンドヴァラナウト
エイシンチラー
エイシンヒテン
エンスージアズム
クールキャット
サトノアイ
サルファーコスモス
ジェラルディーナ
ステラリア
スライリー
スルーセブンシーズ
ソダシ
タガノパッション
テーオーラフィット
ファインルージュ
ホウオウイクセル
マリアエレーナ
ミスフィガロ
ユーバーレーベン
エリザベス女王杯へ向けた前哨戦ともいわれる秋華賞のレース展望を「ウィリアムヒル」を見ながら紹介予想に移りましょう。
優勝に1番近いとされるソダシ。1敗を守り切ることが出来るのか
今年の牝馬3冠の最終戦である秋華賞の出走馬は非常に豪華です。まずは1番人気のソダシでありますが、単勝1.90倍という断然人気を背負いながら、8着に敗れたオークス戦以外は7戦6勝とパーフェクトな成績を残してきています。今レースでも2.00倍で圧倒的な人気を誇っています。敗れた1敗は痛いところでありますがここは1敗限りで終わらせたいでしょう。
2番人気はユーバーレーベンで6.00倍とソダシには差を開けられてはいますがまだまだ望みはあります。ユーバーレーベンはまさにソダシが惜敗したレースのオークス優勝馬です。今のところこの2頭での一騎打ち予想が多くあります。距離向きの血統ではありますのでオークスのあとに左前肢の不安が判明してからというもの完全回復という言葉はまだ聞いていない。不安が残る中の今回のレースでありますので無事であることが前提での最終追い切りを見てみたい。
3番人気のアンドヴァラナウトとアカイトリノムスメは7.00倍と悪くないオッズです。アンドヴァラナウトは透き通るような白馬のソダシと真逆で滑るような毛艶で母のディープインパクトを想像させるような体型になってきました。名馬のディープインパクトのように競馬界を轟かせることはできるのでしょうか。
大穴でも脅威の存在、アナザーリリック!?
まだまだアナザーリリックの本質は分からないというところでしょうか。オッズは41.00倍と数字的には確実に穴馬とされてしまいますが、NHK杯にG1デビューからの2回目のG1。前回の佐渡Sではアナザーリリックの脅威を周囲に見せつけたと言っても過言ではありません。小倉記念を制したモズナガレボシを敵ともみないレベルで圧倒的勝利をし、幕を閉じました。今回レースでアナザーリリックのコンディションがバチッとあえば秋華賞を大荒れにする可能性も見えてきます。