6月4日東京競馬場にて安田記念(G1、芝・1600㍍)が開催されます。今年の安田記念にはG1馬10頭を含む21頭が登録しています。全ての登録馬が出走すれば、2020年に並ぶ最多出走となります。また、ソダシとメイケイエールは現在最多タイのJRA重賞6勝を挙げており、安田記念を勝てば牝馬では12頭目のJRA重賞7勝馬となります。シュネルマイスター、ダノンスコーピオン、シャンパンカラーら3世代のNHKマイルカップ勝ち馬による対決も注目です。トップマイラーが集結した安田記念で春のマイル王に輝くのはどの馬でしょうか?
出走予定馬は以下の通りです。
ソダシ(牝5、栗東、須貝尚厩舎)
ジャックドール(牡5、栗東、藤岡健厩舎)
シュネルマイスター(牡5、美浦、手塚貴厩舎)
ソングライン(牝5、美浦、林徹厩舎)
セリフォス(牡4、栗東、中内田厩舎)
シャンパンカラー(牡3、美浦、田中剛厩舎)
ガイアフォース(牡4、栗東、杉山晴厩舎)
ナミュール(牝4、栗東、高野友厩舎)
ソウルラッシュ(牡5、栗東、池江泰厩舎)
レッドモンレーヴ(牡4、美浦、蛯名正厩舎)
メイケイエール(牝5、栗東、武英智厩舎)
ジャスティンカフェ(牡5、栗東、安田翔伍厩舎)
ダノンスコーピオン(牡4、栗東、安田隆厩舎)
ドルチェモア(牡3、栗東、須貝尚厩舎)
ウィンカーネリアン(牡6、美浦、鹿戸雄厩舎)
イルーシヴパンサー(牡5、美浦、久保田厩舎)
ジャスティンスカイ(牡4、栗東、友道康夫厩舎)
インダストリア(牡4、美浦、宮田厩舎)
カフェファラオ(牡6、美浦、堀宣行厩舎)
マテンロウオリオン(牡4、栗東、昆貢厩舎)
ナランフレグ(牡7、美浦、宗像義厩舎)
安田記念の展望は「bet365」でご覧頂きながらご紹介に移りたいと思います。
1番人気はソダシ!G1勝利馬による熾烈なマイル王争いの行方は?
近年の安田記念では牝馬が好成績を挙げており、2018年から5年連続で連対しています。今年は、連覇を狙うソングライン、JRA・G1 3勝馬のソダシ、G1制覇がかかるナミュール、メイケイエールと4頭の牝馬が出走を予定しています。その中でも、1番人気のソダシは2020年に阪神ジュベナイルフィリーズ、21年に桜花賞、22年にヴィクトリアマイルを制しており、今年の安田記念に出馬する登録馬で唯一のJRA・G1 3勝馬です。今年初戦のヴィクトリアマイルでは、寸前でソングラインにかわされ2着に終わりましたが、やはり人気は高く予想オッズを見ても4.00倍と優勝最有力候補です。今回は初コンビの川田将雅騎手との参戦になりますが、4年連続のG1制覇を果たせるでしょうか?
今年の大阪杯でG1初制覇を飾ったジャックドールは予想オッズ5.50倍の2番人気です。キャリア14戦は全て2000メートル戦でマイルは初参戦となりますが、今レースで中距離とマイルの2階級G1制覇に挑みます。騎乗するのは、大阪杯を共に制した武豊騎手ということもあり、G1 2勝目へ期待も高まります。初のマイル戦で瞬発力勝負に対応できるかが勝敗を分けるポイントとなるでしょう。
前走のマイラーズCで約1年半ぶりの勝利を挙げたシュネルマイスターは、3年連続での参戦で2021年に3着、昨年は2着と徐々に着順を上げてきています。昨年は最後の直線で内から追い込みましたが、シュネルマイスターにクビ差及びませんでした。雪辱を晴らし3度目の今レースで優勝を飾ることはできるでしょうか?騎乗するルメール騎手も2020年の参戦から3年連続2着が続いています。今年こそ勝利を挙げ、モズアスコットとのコンビで制した2018年以来、5年ぶり2回目の優勝を狙います。予想オッズは3番人気の6.50倍です。
【安田記念2023単勝予想オッズ】
※オッズは1日午後9時現在
昨年覇者のソングラインは2年連続王座に輝けるのか?
4番人気のセリフォスは、昨年のマイルチャンピオンシップを制し、今年の初戦はドバイターフに参戦し5着でした。成績は振るわなかったものの、海外遠征を経験したことで心身共に大きく成長したセリフォスに注目が集まります。予想オッズは7.50倍の4番人気につけています。騎乗するのは先週の日本ダービーで勝利したレーン騎手ということもあり、勢いそのままにマイル王座を掴むことができるでしょうか?
昨年の安田記念を制し、今年のヴィクトリアマイルでG1通算2勝目を挙げたソングラインも4番人気の7.50倍です。前走から13キロ増量し、東京マイルG1連勝に向けて調子を上げてきています。東京競馬場との相性も良いので、連勝の可能性も期待できるでしょう。昨年は池添謙一騎手が騎乗しましたが、今年は戸崎圭太騎手が騎乗を予定しています。戸崎騎手は2011年にリアルインパクトとのコンビで安田記念を制しており、12年ぶりの勝利をあげることができるか注目です。なお、池添騎手はメイケイエールとのコンビで参戦を予定しています。それぞれの騎手にとっても負けられない一戦となる安田記念で、トップマイラーの先頭を駆け抜けるのはどの馬でしょうか?