EUROはグループステージの全日程が終了しました。1年越しの開催とヨーロッパ#1を決める祭典で世界中が熱気を上げて注目していました。序盤から死闘が繰り広げられてきましたが、ベスト16が出揃いました。3連勝を果たしたイタリアやオランダ、ベルギー、またイングランドやフランスといった優勝候補が決勝トーナメントへと駒を進めます。また意外と言っては失礼ではありますが上がってくるとは予想をしにくいオーストリアが今回が同国史上初となるEUROの決勝トーナメントの舞台となります。番狂わせも多々あり、決勝トーナメントも目が離せません。
決勝トーナメントの展望を「ピナクル」でご覧頂きながらご紹介に移りたいと思います。
優勝のトロフィーはどの国に、最有力はフランスか
6月27日から始まるベスト16の組み合わせは以下となります。
2021年6月27日(日)
ウェールズ – デンマーク(ヨハン・クライフ・アレナ/オランダ)
イタリア – オーストリア(ウェンブリー・スタジアム/イングランド)
2021年6月28日(月)
オランダ – チェコ(プスカシュ・アレーナ/ハンガリー)
ベルギー – ポルトガル(エスタディオ・ラ・カルトゥーハ/スペイン)
2021年6月29日(火)
クロアチア – スペイン(パルケン/デンマーク)
フランス – スイス(アレーナ・ナツィオナラ/ルーマニア)
2021年6月30日(水)
イングランド – ドイツ(ウェンブリー・スタジアム/イングランド)
スウェーデン – ウクライナ(ハムデン・パーク/スコットランド)
1番支持が高いのは大混戦のFグループを勝ち抜いたフランスで4.75倍と支持が高い。フランスはドイツに1点差で下すもハンガリーに1-1で引き分け結果勝ち点4で1位通過となりました。2番目にはイタリアで6.50倍です。イタリアは予選で10戦全勝、直前のテストマッチも快勝し乗りに乗っています。ロシアのW杯では予選敗退をした屈辱期を良い過去にできるのでしょうか。3番目にはイングランドで7.51倍です。メイソン・マウントやフィル・フォーデンなど今季大爆発したルーキー達が多くホームでプレイするやりやすさもありまだまだ優勝の可能性は沢山あります。
【EURO 2020優勝オッズ】
※オッズは24日午後12時現在
注目は昨年ヒーローのキングスレイ・コマン
フランスが有力候補に上がっているのは昨年バイエルンを牽引したキングスレイ・コマンがいるからであることも過言ではないでしょう。今季はブンデスリーガで8ゴール12アシストを記録し、彼の存在は大きいはずです。2020年のチャンピオンズリーグ決勝でパリ・サンジェルマンを下したヘディングシュートも印象深い。コマンの力でどこまで健闘できるでしょうか。
またイタリアのレオナルド・ボヌッチがいるからにはイタリアも安心です。チームのために身を挺することを恐れずにユヴェントスの成功をただひたむきに支える礎となってきました。ベテランながらのテクニックでセンターフォワードのプレーを見せつけてくれるでしょう。