コロナ禍での2つ目のオリンピックが始まりました。北京五輪では日本人のメダルラッシュを噂されましたが、やっと金メダル1号は小林陵侑となりました。合計275.0点で、2位のマヌエル・フェットナー(オーストリア)を4.2点差で制しました。1998年長野五輪ラージヒル(LH)の船木和喜以来、24年ぶり3人目(72年札幌五輪70メートル級の笠谷幸生含め)となる個人金メダルという快挙でありました。日本のジャンプは長年成績が良いと世間の中でのマインドにはなっているが24年ぶりなのかと間が空いていたのにも驚かされます。
東京オリンピックに続いて、新型コロナウィルスに惑わされながらの開催で今一つ世間的には温度が上がりにくいとも言われますがメダルラッシュを期待して日本全体の心を暖めてくれるでしょうか。
そんな北京五輪の展望は「BET CHANNEL」のオッズとご一緒にご覧いただきましょう。
金メダル第一号の小林陵侑、ノーマルヒルに続いてラージヒルの展望は?
先述にもありますが、6日に男子ノーマルヒル決勝で無敵のエース、小林陵侑が日本の金メダル第1号となりました。コロナ3年目になり感染症予防に世間全体が慣れはしているものの心は沈みがちであるところを彼の金メダルで心に火が灯った瞬間でもあると言えるでしょう。
ジャンプには、ジャンプ台のサイズ(ヒルサイズ=HS)が異なるノーマルヒル(NH=HS85~109メートル)とLH(HS110~184メートル)の個人2種目ありますが小林は五輪デビューとなった2018年平昌大会はNHで7位に入りました。メダル獲得ではありませんが当時、五輪前のワールドカップ(W杯)個人総合ランキングは34位と番狂わせを起こしての入賞となり大快挙と言って過言ではありません。4年後の今、立場はエースとなりエースであることを恥じないほどの記録金メダルを獲得しました。
次は11日のLH予選。今大会は新種目の混合団体も含め4種目に出場する。五輪3冠なら88年カルガリー大会の「鳥人」マッチ・ニッカネン氏(故人)以来、34年ぶり2人目の大偉業となりますが優勝予想1番支持が高いのはもちろん小林陵侑で2.71倍です。3番目にはドイツの今季W杯で最も安定したパフォーマンスを見せ、総合首位に立っているカール・ガイガーですがオッズは小林と差が開いての6.27倍となっています。情報の中でのコンディションはベストと言えずヒルとの相性が良くないといいますが、小林とガイガーとの一騎討ちの軍配が上がるのはどちらになるでしょうか。
【北京五輪ラージヒル優勝オッズ】
※オッズは7日午後12時現在
トップ選手不在のノルディック複合、渡部優勝狙う
クロスカントリースキーとスキージャンプという2つのノルディックスキー競技を組み合わせて競う競技であるノルディック複合ですが、クロスカントリーでは持久力にジャンプでは瞬発力が必要とする全てを器用にかつトップを狙うほどの実力がなければならない総合的な運動能力が求められる種目であります。その過酷な種目を出場する日本勢で注目するのは渡部兄弟の渡部暁斗と渡部善斗であります。
台の傾斜が緩く、踏み切りで必要以上に力を入れそうになりなかなか本調子になれないというところではありますが、幸か不幸か今回の大会では個人ノーマルヒルで過去2大会連続金メダルのエリック・フレンツェル(独)、昨季までワールドカップ(W杯)個人総合3連覇中のヤールマグヌス・リーベル(ノルウェー)が新型コロナウイルスの検査で陽性となり欠場となりました。
しかしこれは明日は我が身であり新型コロナウイルスにより大舞台の出場が叶わないというのは自分自身の身になっていなくても複雑な心境なことでしょう。1番目、2番目の支持はヤールマグヌス・リーベル(ノルウェー)で1.40倍とエリック・フレンツェル7.98倍でダントツの支持となっていますがここはスキップとなります。実質の1番高い支持はヨハネス・ランパルターで8.21倍でビンツェンツ・ガイガー12.74倍に続いて3番目の支持には渡部暁斗13.44倍で金メダルが手に届きそうな位置にあると言えます。日本の快進撃を大きく期待したいと思います。
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