2月13日(日)(日本時間)、ヒューストンのトヨタ・センターで実施されるUFC 271のメインイベントで、現在王者のイズラエル・アデサニヤが元王者のロバート・ウィテカーを相手にミドル級タイトル防衛戦に臨みます。メインカード含め、UFC271の対戦カードは以下となります。
【メインカード】
ミドル級タイトルマッチ
イズラエル・アデサニヤ 対 ロバート・ウィテカー
ヘビー級
デリック・ルイス 対 タイ・トゥイバサ
ミドル級
ジャレッド・キャノニア 対 デレク・ブランソン
バンタム級
アイリーン・アルダナ 対 ヤナ・クニツカヤ
ライト級
ボビー・グリーン 対 ナスラット・ハクパラスト
【プレリム1】
ヘビー級
アンドレイ・アルロフスキー 対 ジャレッド・バンデラト
女子フライ級
ロクサン・モダフェリ 対 ケイシー・オニール
フライ級
アレックス・ペレス 対 マット・シュネル
ライトヘビー級
ウィリアム・ナイト 対 マキシム・グリシン
【プレリム2】
バンタム級
マーナ・マルティネス 対 ロニー・ローレンス
ライト級
アレクサンダー・ヘルナンデス 対 ヘナート・モイカノ
ライトヘビー級
カーロス・アルバーグ 対 ファビオ・シェラント
ミドル級
A.J.ドブソン 対 ジェイコブ・マルクーン
フェザー級
ダグラス・シウバ・ジ・アンドラージ 対 セルゲイ・モロゾフ
ウェルター級
ジェレマイア・ウェルズ 対 マイク・ダイヤモンド
UFC271のイベント展望は「ピナクル」をご覧いただきながら詳細のご紹介をさせていただきます。
アデサニヤ4度目の防衛成功には近い?
ナイジェリアのラゴスで、様々な事業を営む実業家で会計士の父親と看護師の母親の裕福な家庭に生まれたアデサニヤは幼少期から手がつけられないほどの異端児であったという。10歳の時にニュージーランドに移住するも肌の色が黒いということでいじめを受けたことがきっかけで格闘技の道へ歩み出した彼ですが2018年にUFCデビューし苦悩というより華々しい幕開けと言っても過言ではありません。
2019年4月13日にはUFC236のUFC世界ミドル級暫定王座決定戦でケルヴィン・ガステラム5Rの死闘の末に暫定王座獲得しました。10月6日には正規王者の今回の相手でもあるロバート・ウィテカーと対戦し追撃のパウンドでKO勝ちしミドル級王座統一に成功しました。その後3度防衛に成功し、今回勝利すれば4度目の防衛成功となります。王者アデサニヤの勝利には1.355倍という高い支持を得ていて実力はアデサニヤは頭2つ程飛び抜けていると言われています。
元王者のウィテカーは雪辱の末勝利を目指す
今回の挑戦者であるウィテカーにとってアデサニヤは因縁の相手と言っていいでしょう。7歳の時に空手を学び、その道の黒帯を取得するとハプキドーへの道へ転向しました。ハプキドーは日本人にとって聞きなれないですが日本の大東流合気柔術が起源だが、日本ではほとんど普及していませんが韓国の武道です。しかしその後総合格闘技の道を選びます。
2012年にはUFCデビューし、両腕を脱力させた空手仕込みの構えから繰り出す素早いパンチのコンビネーション、ワンツーから変則的な右ハイキックや右ミドルキックの組み立てを得意するストライカーであるファイトスタイルで豊富なスタミナとフィジカルの強さも併せ持ちます。2017年に王座獲得するも、2019年には今回の相手であるアデサニヤに奪われ現在に至ります。今回は雪辱の戦いは必至であることは予想されますがウィテカーの勝利には3.300倍で勝利への道は茨の道とも言えるでしょう。