9月16日〜24日にかけて、「FIVB女子パリ五輪/ワールドカップバレ−2023」が開催されます。世界ランキング上位24カ国が8カ国ずつ3グループに分けられ総当たり戦を行い、上位2カ国がパリオリンピックへの出場権を獲得します。日本女子代表・火の鳥NIPPONが属するプールBは、ブラジル、トルコ、ベルギー、ブルガリア、プエルトリコ、アルゼンチン、ペルーで、この８カ国がワールドカップバレー本大会に出場となり、国立代々木競技場・第一体育館にて対戦します。プールAは中国、プールCはポーランドにて戦いますが、こちらはワールドカップバレーとはなりません。総当たり戦で順位を争う激闘の末、パリオリンピックへの切符を掴むのはどの国でしょうか？大会の様子はフジテレビ系列にて日本戦全14試合が地上波独占生中継を予定しています。
FIVB女子パリ五輪予選/ワールドカップバレー2023の展望は「bet365」でご覧頂きながらご紹介に移りたいと思います。
パリ五輪への2枚の切符をかけ強豪国が総当たり戦で激突！！プールBの上位予想は？
日本代表が属するプールBには、7月に決勝が行われた国際大会「ネーションズリーグ」の覇者で、現在世界ランキング1位の強豪であるトルコも入っており、優勝最有力候補でオッズは1.61倍です。更に、先日のヨーロッパ選手権でもポーランド・イタリア・セルビアを撃破して初優勝を飾っています。先日そんなトルコ代表を迎えて、バレーボールVリーグ女子1部の久光スプリングスが親善試合を行いましたが、0−3でストレート負けを喫しており、日本代表にとって今大会最大の強敵となるでしょう。過去4年の対戦成績を見ると3勝2敗の勝ち越し、ネーションズリーグでも日本代表はトルコ代表との激闘を制してはいますが、中心選手であるバルガスがベンチ入りしていた為、バスガスとカラクルトが揃う最強のトルコ代表と戦った経験はありません。今大会で日本代表は“最強”のトルコ代表に勝利にすることができるでしょうか。注目の一戦は9月23日（土）に行われます。
トルコに続き、上位予想のブラジルは世界ランク4位、予想オッズは3.00倍です。日本代表が最終戦で対戦するブラジル代表は毎年2〜3回対戦していますが、なかなか勝てない強敵です。激闘必須の組み合わせですが、日本・ブラジル・トルコの3チームが3勝1敗で並ぶ可能性もあります。その場合、勝ち点・セット率で最終順位が決まることも考えられるので、ベルギー戦までは失セット0の全勝で通過しなければ勝ち残るのは厳しいかもしれません。
【オリンピック予選女子2023グループ優勝予想オッズ】
※オッズは１３日午後５時現在
新生・火の鳥NIPPONの躍進に期待！
ロンドン五輪で銅メダルに導いた眞鍋政義監督率いる「火の鳥NIPPON」は今大会最大の目標であるパリオリンピック出場権獲得を目指します。東京オリンピックでは予選敗退となった雪辱を果たすべく、昨年の春に新生・火の鳥NIPPONとして古賀紗理那がキャプテンに選出されました。古賀は2013年6月に16歳で代表デビューし、次世代のエースと期待されながらも2016年のリオデジャネイロ五輪は落選。2021年の東京オリンピックでは初戦で負傷し、4戦目で復帰したものの先述の通り予選敗退。だからこそパリオリンピックに懸ける思いは強く、今大会は主将としての責務も負っています。昨年の世界選手権では8強入りを果たし、敗れはしたものの準々決勝でブラジルと接戦を演じました。手応えを持って挑む今大会、日本の予想オッズは3番人気の7.50倍です。
主将の古賀を中心に、東京オリンピックの雪辱を狙う山田ニ千華やセッターの関菜々巳、アウトサイドヒッターの井上愛里沙、リベロの福留慧美、ミドルブロッカーの入澤まいなど実力者が揃う日本代表の初戦の相手は、世界ランキング24位のペルーで251.00倍の予想です。大事な初戦を勝利で飾り、勢いをつけたい日本代表の石川真佑、林琴奈ら若手選手の活躍にも注目です。果たして火の鳥NIPPONはパリオリンピックへの切符を掴み取るができるでしょうか？
