皐月賞の予想オッズ：最も早い馬が勝つ！混戦模様の牡馬戦線を制するのは？

4月14日、中山競馬場にて『第84回皐月賞（G1、芝・2000㍍）』が開催されます。昨年はデビューから2戦2勝のソールオリエンスが勝ち、史上20頭目の無敗での皐月賞制覇に加えて、2歳戦が実施されるようになった1946年以降の皐月賞最少キャリア優勝となりました。今年も共同通信杯勝ち馬のジャスティンミラノ、きさらぎ賞勝ち馬のビザンチンドリーム、すみれS勝ち馬サンライズアースとデビューから2戦2勝の馬が3頭登録しており、昨年に続き無敗の皐月賞馬が誕生するか注目です。また、優勝候補にもあがる昨年の朝日杯FS勝ち馬のジャンタルマンタル、同2着のエコロヴァルツは今回が芝2000m戦初出走となります。3歳クラシック3冠の第一戦となる皐月賞の行方はいかに？

出走予定の馬は以下の通りです。

アレグロブリランテ（牡3・美浦・上原佑紀厩舎）
アーバンシック（牡3・美浦・武井亮厩舎）
ウォーターリヒト（牡3・栗東・河内洋厩舎）
エコロヴァルツ（牡3・栗東・牧浦充徳厩舎）
コスモキュランダ（牡3・美浦・加藤士津厩舎）
サンライズアース（牡3・栗東・石坂公一厩舎）
サンライズジパング（牡3・栗東・音無秀孝厩舎）
シュバルツクーゲル（牡3・美浦・鹿戸雄一厩舎）
シリウスコルト（牡3・美浦・宗像義忠厩舎）
シンエンペラー（牡3・栗東・矢作芳人厩舎）
ジャスティンミラノ（牡3・栗東・友道康夫厩舎）
ジャンタルマンタル（牡3・栗東・高野友和厩舎）
ジューンテイク（牡3・栗東・武英智厩舎）
ダノンデサイル（牡3・栗東・安田翔伍厩舎）
ビサンチンドリーム（牡3・栗東・坂口智康厩舎）
ホウオウプロサンゲ（牡3・栗東・矢作芳人厩舎）
ミスタージーティー（牡3・栗東・矢作芳人厩舎）
メイショウタバル（牡3・栗東・石橋守厩舎）
ルカランフィースト（牡3・美浦・鹿戸雄一厩舎）
レガレイラ（牝3・美浦・木村哲也厩舎）

皐月賞の展望は「ウィリアムヒル」でご覧頂きながらご紹介に移りたいと思います。

76年ぶり史上頭目の牝馬Vを狙うレガレイラを牡馬勢は阻止できるか？

デビューから2連勝で共同通信杯の勝ち馬ジャスティンミラノは、史上21頭目の無敗での皐月賞制覇に臨みます。デビューからの2戦は東京競馬場で、今回の中山競馬場は未経験ですが、ジャスティンミラノの鞍上には初コンビで共同通信杯を快勝した戸崎圭太騎手が騎乗するという事でも期待が高まります。まだ未知数の才能を発揮し、無傷の3連勝でクラシック初戦を勝利できるでしょうか？

紅一点出走するレガレイラは、昨年のホープフルSで鮮やかな差し切りを決めてG1初制覇を果たしました。前走では出遅れながらも上り最速の35秒をマークし、シンエンペラーに0.1秒差で勝利するという脅威の能力を見せており、史上3頭目となる皐月賞牝馬V達成となるか注目が集まります。デビューから全3戦で手綱を執っていたルメール騎手がドバイでの落馬による骨折で戦線離脱を余儀なくされ、鞍上が空白となっていましたが、北村宏司騎手と新たにコンビを組むことが決定しました。初コンビで76年ぶりの牝馬Vに挑みます。

朝日杯FSの覇者で最優秀2歳牡馬に輝いたジャンタルマンタルは、共同通信杯2着から挑みます。前走では勝ち馬との位置取りの差で2着に敗れはしましたが、血統的にはダート馬であることからも注目を集めます。3戦続けての騎乗となる川田騎手とともにG1 2勝目を挙げることができるでしょうか？

シンエンペラーは史上初の外国産の皐月賞馬となれるのか？

昨年のホープフルSと弥生賞で連続2着のシンエンペラーは、仏国産馬で2020年の凱旋門賞馬ソットサスの全弟にあたります。外国産馬が皐月賞に出走できるようになった2002年から、14年ジアエクスプレス、20年ダーリントンホールの6着がこれまでの最高成績となっており、シンエンペラーがマル外初の皐月賞制覇を成し遂げるのか注目が集まります。

そして、毎日杯を6馬身差で圧勝したメイショウタバルは、現在3連勝と勢いに乗っています。時に圧倒的な強さを見せる様子は父であるゴールドシップを彷彿とさせ、父のような衝撃の走りを見せてくれるか大きな注目が集まります。前走で6馬身差をつけた相手がシンザン記念を快勝したノーブルロジャーであったことからも、その能力の高さには期待が持てます。再びぶっちぎりの走りで牡馬クラシック第1弾を制することができるでしょうか？