【ブックメーカー】バドミントンの国別対抗戦「トマス杯&ユーバー杯2016」:連覇を狙う男子は優勝オッズ4番手!女子は35年ぶりのV目指す

トマス杯2014優勝

バドミントンの世界選手権である国別対抗戦「トマス杯2016」と「ユーバー杯2016」が5月15日から22日まで中国・昆山市で行われます。日本代表男女がそれぞれ発表され、いよいよ先頭モードに突入しました。

男子のトマス杯は今回で29回目となり、その名前は国際バドミントン連盟初代会長で20世紀初頭の名選手だったジョージ・トマスにちなんで付けられています。ユーバー杯で過去5度の優勝を誇る女子は、1981年大会以来となる35年ぶり6回目の世界一を目指します。

トマス杯&ユーバー杯 ロゴトマス杯およびユーバー杯は、各国4人から10人の選手でチームを構成し、シングルス3試合とダブルス2試合の計5試合のうち3試合勝ったチームが勝利となる団体戦です。

トマス杯2016(男子)

【トマス杯2014決勝(日本対マレーシア)】

【日本代表男子10名】
佐々木翔(トナミ運輸)
上田拓馬(日本ユニシス)
坂井一将(日本ユニシス)
武下利一(トナミ運輸)
園田啓悟/嘉村健士(トナミ運輸)
早川賢一/遠藤大由(日本ユニシス)
保木卓朗/小林優吾(トナミ運輸)

日本代表10人は上記のようになっています。前回大会(2014年大会)で悲願の初優勝を果たした男子は、ディフェンディングチャンピオンとして連覇を狙う大会となります。初優勝の原動力となった日本のエース・桃田賢人と田児賢一は闇カジノ問題で試合出場がかなわなくなり、戦力ダウンは否めない状況ではありますが、それでも前回大会での優勝メンバーが6人残っており期待を持たせてくれます。

早川&遠藤

早川賢一主将は記者会見で「前回のトマス杯で優勝できたので、今年もチーム一丸となって優勝を目指したい」と力強く意気込みを語っていました。

ネットベット日本の連覇はあるのか?イギリスのブックメーカー「NetBet」はトマス杯2016の優勝オッズを発表しましたので見てみましょう。

【トマス杯2016優勝オッズ(NetBet)】
トマス杯2016優勝オッズ(NetBet)
※オッズは12日午後2時現在

優勝候補の筆頭は開催国である中国で1.29倍のオッズが付いています。2番手にはバドミントンの母国であるインドネシアで5.00倍、3番手に韓国が6.75倍、そのあとに日本が11.00倍と続きます。前回大会準優勝のマレーシアは5番手の12.00倍となっており、優勝候補の上位はアジア勢で占められています。

日本は、16チームで争われるグループリーグでグループAに入り、優勝候補筆頭の中国、フランス、そしてメキシコと戦うことになります。日本は開幕日の15日にフランスと、16日にメキシコと、そして18日に優勝候補の筆頭である中国と対戦します。各グループ上位2チームが決勝トーナメント(準々決勝)に進出します。

【トマス杯2016グループリーグ】
<グループA>中国・日本・フランス・メキシコ
<グループB>インドネシア・インド・タイ・香港
<グループC>韓国・マレーシア・イングランド・ドイツ
<グループD>デンマーク・台湾・ニュージーランド・南アフリカ

M88 ロゴアジアのブックメーカーである「M88」もトマス杯2016の優勝オッズを発表しています。中国が優勝候補の筆頭という見方は「NetBet」と変わらないのですが、「M88」は優勝2番手に韓国(7.00倍)、3番手にインドネシア(7.50倍)としています。日本は4番手予想なのですが、オッズが16.00倍と「NetBet」に比べて評価を下げているというのも注目点でしょう。

【トマス杯2016優勝オッズ(M88)】
トマス杯2016優勝オッズ(M88)
※オッズは12日午後2時現在

佐々木翔

日本はダブルス勢(早川/遠藤、園田/嘉村)が調子を上げているので、桃田の代わりにリオ五輪出場を決めた佐々木らシングルス勢がどれだけ粘れるかが、連覇へのカギを握りそうです。

ユーバー杯2016(女子)

【ユーバー杯2014決勝(日本対中国)】

【日本代表女子10名】
奥原希望(日本ユニシス)
佐藤冴香(ヨネックス)
山口茜(再春館製薬所)
大堀彩(トナミ運輸)
高橋礼華/松友美佐紀(日本ユニシス)
福万尚子/與猶くるみ(再春館製薬所)
松尾静香/内藤真実(NTT東日本/ヨネックス)

日本代表10人は上記のようになっています。前回大会では負けなしでチームの準優勝に貢献した松友美佐紀は記者会見で「前回は準優勝に終わって悔しい思いをしました。今年はみんなで優勝できるように頑張りたい」と意気込みを語っていました。

奥原希望

女子は過去5回(66年、69年、72年、78年、81年)の優勝実績があり、35年ぶりの優勝を今回狙っています。リオ五輪シングルスで出場を決めている奥原希望はユーバー杯初出場となりますが、トップシングルスとして日本チームをけん引することになります。全英オープンでの快挙などが記憶に新しい21歳の肩に日本の35年ぶりVはかかります。

日本はグループリーグではグループDに入り、インド、オーストラリア、そしてドイツと戦うことになります。日本は16日の初戦でドイツと、17日にオーストラリアと、そして18日にインドと対戦することになっています。各グループ上位2チームが決勝T(準々決勝)に進出します。

【ユーバー杯2016グループリーグ】
<グループA>中国・デンマーク・スペイン・マレーシア
<グループB>韓国・台湾・モーリシャス・アメリカ
<グループC>タイ・インドネシア・ブルガリア・香港
<グループD>日本・インド・オーストラリア・ドイツ

現在(12日)のところ、ユーバー杯2016の優勝オッズはブックメーカーから発表はされていないようですが、発表されましたら更新する予定です。

高橋&松友

日本はシングルスの奥原、そしてダブルスの世界ランク1位の高橋/松友で2勝できることが計算できるので、3番手がどれだけ勝てるのかが6回目の優勝のカギを握るでしょう。

トマス杯とユーバー杯は15日に開幕します。ブックメーカーはグループリーグから対戦オッズを発表する予定ですので、ミスターブックメーカー・清崎民喜のブログ、および清崎民喜公式ツイッターでお知らせしていきますのでぜひフォローしてください。