【ピナクル】ペイトリオッツか?ファルコンズか?第51回スーパーボウルの注目のオッズをブックメーカー発表!

トム・ブレイディ

第51回スーパーボウルロゴNFL2016-2017シーズン最後の試合「スーパーボウル」がついに2月5日(現地時間)にキックオフです(日本時間6日午前8時30分)。舞台は、テキサス州ヒューストンにあるNRGスタジアムです。今シーズン好調な成績を収めたAFC第1シードとNFC第2シードというカードで、両チームともプレーオフを危なげなく勝ち上がってきました。

特に両チャンピオンシップは、対戦相手が準決勝を劇的な勝ち方で勝ち上がり、危なげない試合で準決勝を制したニューイングランド・ペイトリオッツ、アトランタ・ファルコンズを勢いで打ち負かすかというような予想もあった中、試合を見てみると今回スーパーボウルに駒を進めた2チームが圧勝とも言える内容で、スーパーボウルの試合が白熱する予感がしてきました。アメリカの一大イベントにむけて全米どころか米国人の多い沖縄でも盛り上がってきています。

2017AFCチャンピオンシップ試合シーン

ピナクル ロゴさて、試合もさし迫りブックメーカーのオッズも発表されています。今回は日本語対応の「Pinnacle(ピナクル)」を参考にしたいと思います。

【スーパーボウル2017オッズ】
スーパーボウル2017オッズ
※オッズは2日正午現在

▽マネーライン(どちらが勝つか)
ペイトリオッツ 1.680倍
ファルコンズ 2.330倍
▽スプレッド(ハンデ付き)
ペイトリオッツ(-3) 2.060倍
ファルコンズ(+3) 1.854倍
▽トータル(2チームトータルの得点)
58.5点以上 2.020倍
58.5点未満 1.854倍

オッズを見ただけでも、プレーオフ前の優勝予測や試合予測では、ペイトリオッツが頭一つ抜けたイメージがありましたが、やはり実際に試合が進むにつれて、今回はファルコンズのチーム力の評価が高まり接戦の予想がされています。特に、ハンデ付きオッズである「スプレッド」で3点のハンデが両チームについているということは、フィールドゴール1本差であり、両チームの差がそれしかないという予想の裏付けになっています。

マット・ライアン

接戦となりそうな今回の試合の注目点はまず、両チームの「QB」の調子の良さであると思います。ペイトリオッツはトム・ブレイディ、ファルコンズはマット・ライアンです。

ペイトリオッツのブレイディは言わずもがなNFL史上最高の「QB」の1人とされていて、前試合のAFCチャンピオンシップでは、パス42本中32本成功でインターセプトなし、3タッチダウンを奪いました。このインターセプトなしはディビジョナルシリーズで2本のインターセプトを喫していたことを考えると非常によい傾向であると思います。また、AFCチャンピオンシップでは、クリス・ホーガンとのホットラインで180ヤード獲得しており、ホーガンのスーパーボウルでのブレイクがあるのかも注目点です。

クリス・ホーガン

また、今までのホットラインであるジュリアン・エデルマンも健在であり、ファルコンズディフェンスがどのようにこの死角のなさそうなペイトリオッツオフェンスをとめるのか、その鍵はリーグトップの15.5サックを記録したOLBビック・ビーズリーになりそうです。ここで、ブレイディにプレッシャーをかけることから、ファルコンズのリズムが生まれるかもしれません。

次に、ファルコンズのライアンは、2008年にファルコンズにドラフト1位指名されて以来ルーキー「QB」で先発し、ファルコンズオフェンスを牽引してきました。そして、チームは18年ぶり、自身初のスーパーボウル出場を手繰り寄せました。前試合のNFCチャンピオンシップでは、ライアンはパス38回中27回成功でインターセプトなし、4タッチダウンを奪いました。ディビジョナルシリーズでもインターセプトはなく、ファルコンズオフェンスの破壊力をいかんなくプレーオフでも発揮しています。ライアンとのホットラインといえば、この人フリオ・ジョーンズです。

フリオ・ジョーンズ(右)

NFCチャンピオンシップでは、ペイトリオッツのホーガンと同じ180ヤード獲得しており、他のレシーブ陣とは比較にならない数字であり、ペイトリオッツディフェンスのジョーンズ対策が試合を左右するかもしれません。ダブルカバー、トリプルカバーされてもホットラインが機能するのか、それともジョーンズ以外の伏兵レシーバーがこの檜舞台でブレイクするのか、注目のシュチュエーションです。

ペイトリオッツディフェンスは前試合でスティーラーズのパスオフェンスをことごとく封じており、この手堅さをスティーラーズよりも攻撃力が上のファルコンズ相手に発揮できるのか、そして、ファルコンズオフェンスの実は“裏主軸”となるランオフェンスの要であるRBデボンテ・フリーマンとテビン・コールマンをしっかりとペイトリオッツディフェンスラインがカバーできるか、このマッチアップも楽しみです。

デボンテ・フリーマン

そして最後に、この「Pinnacle(ピナクル)」のオッズもフィールドゴール1本差のハンデですが、NRGスタジアムという室内で行われるこの試合は気象条件に左右されない状況であるため、両チームのキッカーには成功して当たり前という非常にプレッシャーのかかる状況での登場が予測できます。ミスした方が負けともなり得る状況でのフィールドゴール、トライフォーポイントなどスペシャルチームのプレーにも注目です。

NGRスタジアム