【Marathonbet】稀勢の里の三連覇なるか?白鵬が待ったをかけるのか?大相撲五月場所2017の優勝オッズをブックメーカー発表!

大阪場所で連覇を果たした稀勢の里

日本の国技と呼ばれる相撲。近年はモンゴルなどから来た外国人力士が上位を独占し、日本人力士の力不足が叫ばれ続けてきました。しかしついに、今年日本人の横綱が誕生し、相撲人気が日本中で大きな盛り上がりを見せています。その立役者である日本人横綱稀勢の里が三連覇を目指して並みいる強敵に立ち向かう新たな戦い「大相撲五月場所2017」が、14日(日)から始まります。

先場所の結果

三月場所優勝決定戦

新横綱稀勢の里が横綱として初めて臨み、二連覇を狙った三月場所では最大のライバルである白鵬の怪我による欠場もあり、12日目までは無傷の連勝を続けました。

しかし、13日目の横綱日馬富士戦では敗北を喫した挙句に左肩を負傷、続く14日目の横綱鶴竜戦でも敗れてしまいます。2敗で迎えた最終日、1敗で首位に立つ大関照ノ富士との直接対決では、誰もが稀勢の里の敗北を予想する中で見事に勝利、さらに続く照ノ富士との優勝決定戦でも勝利をおさめ、劇的な優勝を遂げました。

横綱昇進場所優勝は1995年の貴乃花以来、日本人による2場所連続優勝は1998年の同じく貴乃花以来と、まさに日本人が待ち望んだ、貴乃花以来の強い日本人力士の時代の到来を告げる場所となったと言えます。

五月場所概要

両国国技館

夏場所とも呼ばれる五月場所は東京都墨田区にある両国国技館で開催されます。

新番付では現在2連覇中の稀勢の里が東の正位に座り、実に貴乃花以来16年ぶりに日本人力士が番付の最高位に君臨することとなりました。西の正位が鶴竜、東の二番目が日馬富士、そして西のニ番目が先場所を途中休業した最強の横綱、白鵬となっています。

大相撲人気が白熱

サインに応じる力士

稀勢の里フィーバーは日本中に旋風を巻き起こし、今回の五月場所の前売り券は販売開始からわずか1時間半で売り切れてしまったほど。「スー女」と呼ばれる熱心な若い相撲ファンの女性も現れているようです。

先場所の稀勢の里の大逆転劇の経済効果は30億円以上とも試算されており、これは野球でいえばダルビッシュ有や田中将大の経済効果に匹敵するレベルです。

「ウルフ」こと千代の富士や若乃花と貴乃花兄弟の「若貴」時代にも勝るとも劣らない相撲ブームが到来していると言えるでしょう。

優勝オッズ

【大相撲五月場所2017幕内優勝オッズ】
大相撲五月場所2017幕内優勝オッズ
※11日午前9時現在

大相撲五月場所2017最新オッズ情報(Marathonbet発表)

ブックメーカー「Marathonbet」による大相撲五月場所の優勝オッズ、その頂点には、史上最強との呼び声もある大横綱白鵬が2.25倍で挙げられました。

二番手には、今や時の人となった横綱稀勢の里が白鵬と僅差の2.50倍のオッズが付けられています。優勝争いの本命はやはりこの二人となるでしょう。かつて日本人横綱の貴乃花と外国人横綱の曙が熾烈な戦いを繰り広げ、大いに相撲人気を盛り上げたのと重なるものがあります。

Marathonbet ロゴ残る二人の横綱である日馬富士と鶴竜がそれぞれ三番手の5.00倍と四番手の6.00倍に挙げられています。日馬富士は先場所で稀勢の里に土をつけており、先輩横綱としての意地を今場所でも見せてほしいところです。

注目は綱取りを目指す大関照ノ富士でしょうか。横綱鶴竜と並ぶ四番手に挙げられている照ノ富士は先場所で優勝に王手を掛けるところまでいきましたが、あと少しのところで稀勢の里に連敗を喫し、逃してしまいました。今場所での巻き返しに期待です。

五番手に挙げられている大関豪栄道(オッズ13.00倍)も大関かど番とあって、なんとしても好成績を残さなければならない場所です。逆境に強い豪栄道の神髄を見せられるでしょうか。

優勝候補

白鵬

白鵬

怪我の影響もあり、なかなか本領を出せずにいる白鵬。その間に稀勢の里が日本人横綱となり、二連覇を飾り、角界の中心の座を奪われてしまった感があります。長い日本人力士の不振からの脱却に期待するファンからも、いわばヒールのように扱われることに対してたびたび不満の声を上げており、おそらくはかなり鬱憤がたまっていることでしょう。人一倍負けん気の強い白鵬のこと、今場所での巻き返しにかける気持ちは大きいはずです。

先場所を怪我で欠場した後には故郷モンゴルに戻り、モンゴル式トレーニングで体をいじめ抜いた白鵬。それは、大関に昇進する前の若手時代よりもきついトレーニングだったと語るほど。最強のライバル稀勢の里の前に、さらに強くなった白鵬が立ちはだかることになりそうです。

稀勢の里

稀勢の里

貴乃花以来実に19年ぶりの日本人横綱となった稀勢の里。一度の優勝での横綱昇進をいぶかしむ声もありましたが、先場所の優勝で見事それらの声を黙らせることができました。

元々その実力には高い評価がされていたものの、心技体のうちの心、精神力の弱さが指摘されてきました。重要な一戦で精神力の低さを露呈し、勝てずに終わることが多い力士でした。

しかし、先場所の照ノ富士との二連戦では、日馬富士戦で負った怪我が重く、多くの人が欠場を予測する中で難敵を相手に見事な連勝を飾り、心技体のそろった素晴らしい横綱の姿を見せてくれました。

とはいえ、やはり真に最強の名を得るにはやはり本調子の白鵬を倒してこそ。日本中からかかる期待は大きなプレッシャーとなるでしょうが、今の稀勢の里ならきっとやってくれるはずです。

日馬富士

日馬富士

白鵬と稀勢の里に注目が集まりがちですが、先場所では連勝街道を邁進していた稀勢の里を破り、その実力を見せつけました。

近年は怪我が多く、先場所中も右ひざや左ひじに痛みが出る中戦わざるを得ない状態にありましたが、日本電気治療協会の「ハイボルト療法」と呼ばれる最先端の電気治療器を導入し、上々の回復具合を見せている様子。第三の男が優勝をかっさらう展開も大いにあり得るでしょう。