【NetBet】ワールドラグビー・パシフィックネーションズカップ2019:ワールドカップ前哨戦で日本はフィジー、トンガ、アメリカと対戦!

ラグビー日本代表

いよいよラグビーワールドカップ開催が近づいてきました。開催国として好成績が期待される日本代表は、その前哨戦として環太平洋の国際戦であるワールドラグビー・パシフィックネーションズカップ(以下、パシフィックネーションズカップ)に参加することとなりました。

2019年のパシフィックネーションズカップは7月27日から8月10日にかけて開催されます。

ネットベットヨーロッパで人気の高い新興ブックメーカーで、日本語にも対応しているブックメーカー「NetBet」が優勝オッズを発表していますので、その数字を参考に大会展望をご紹介していきます。

W杯の前哨戦となる環太平洋の国際戦、パシフィックネーションズカップ

東大阪市花園ラグビー場(試合会場の1つ)

パシフィックネーションズカップはワールドラグビー公認のもと年に1回開催されているラグビーの国際大会です。環太平洋に位置する国々のうち、下位の国を強化して上位国との差を縮めることを目的として2006年に創設されました。

第1回大会の参加国はフィジー、日本、サモア、トンガ、ジュニア・オールブラックス(ニュージーランドA代表)の5か国。ジュニアオールブラックスが4戦4勝で優勝する一方、日本は全敗で最下位となっています。

2007年の第2回大会も最下位となった日本は2008年の第3回大会でついに最下位脱出。続く2009年第4回大会も4位となると、2010年第5回大会で3位と順位を上げ、2011年第6回大会ではジュニアオールブラックスが不在とはいえ、ついに優勝を果たしました。

2016年第11回大会からは日本他数か国が参加を取りやめた結果フィジー、トンガ、サモアのみ(2018年はジョージアも参加)の小規模な大会となっていましたが、2019年はワールドカップ前哨戦として日本が復帰。またアメリカとカナダも参加し、フィジー、トンガ、サモアを加えたワールドカップに参加する6か国で勝敗が競われます。

日本代表は岩手県の釜石鵜住居復興スタジアムで7月27日(土)にフィジー代表と、大阪府の東大阪市花園ラグビー場でトンガ代表と、そしてフィジーのスバにあるANZスタジアムでアメリカ代表と対戦する予定となっています。

2018年はフィジーが4連覇達成!W杯日本と同組のサモアは最下位に沈む

フィジー代表(2018年優勝セレモニー)

パシフィックネーションズカップの2018年大会はフィジー、トンガ、ジョージア、サモアの4か国。総当たり戦ではなく、各国2試合ずつの対戦となりました。

優勝を果たしたのはフィジー。ジョージア、サモアを相手に連勝し、見事2015年から続けて4連覇を達成しています。

2位タイは1勝1分のトンガとジョージア。ワールドカップで日本と同組となっているサモアは2連敗で2年連続の最下位に終わっています。

オッズ

【パシフィックネーションズカップ2019「日本対フィジー」戦オッズ】
パシフィックネーションズカップ2019日本対フィジーオッズ
※26日午後10時現在、同時刻更新
NetBet 登録方法

ブックメーカー「NetBet」が27日に行われる日本の開幕戦「対フィジー戦」のマッチオッズを発表し、日本勝利が2.95倍に対して前回大会王者のフィジー勝利が1.36倍と日本が劣勢との見立てとなっています。

ネーションズカップ絶対王者フィジー、W杯に向け5連覇で弾みをつけたい

フィジー代表

今大会参加国の中で最高となる世界ランキング9位を誇るフィジー。「フィジアン・マジック」と呼ばれるその変幻自在な戦いぶりは世界中のファンから愛されています。

4連覇を果たした過去4年のパシフィックネーションズカップでは実に10勝1分と圧倒的な成績を残しました。ワールドカップでも2度ベスト8に進出しているほか、7人制とはいえリオ・デ・ジャネイロ五輪では金メダルを獲得。

さらに2018年には強豪フランスから史上初の勝利を挙げるなど、順調に成長を続けています。ワールドカップでも上位進出が予想されるフィジーの5連覇を止める国は現れるのでしょうか。

成長著しいアメリカ、日本通のHCのもと大会初制覇を狙う

ギャリー・ゴールドヘッドコーチ(アメリカ代表)

野球、バスケットボール、アメリカンフットボール、アイスホッケーの4大スポーツのイメージが強いアメリカですが、近年ラグビーのプレー人口も急速に上昇中。10万人以上がプレーヤーとして登録しており、巨大な裾野を誇っています。

イーグルスという愛称を持つアメリカ代表は現在世界ランキング15位と日本に劣りますが、その潜在能力は相当に高いとみていいでしょう。

2017年からはかつて神戸製鋼コベルコスティーラーズを指揮したギャリー・ゴールドヘッドコーチが指揮を執っています。日本のラグビーをよく知る指揮官に率いられたアメリカは日本の大きな脅威となるかもしれません。

日本は地元開催のW杯に向け、まずは今大会で強化合宿の成果を見せたい

リーチ・マイケル主将(ラグビー日本代表)

自国開催のワールドカップに向けて、万全の準備を整えたい日本代表としては、ワールドカップ参加国が顔をそろえる今大会は絶好の調整の機会といえるでしょう。

7月17日には大会に臨む31選手を発表。最多キャップのスクラムハーフ田中史朗や主将でフランカーのリーチ・マイケルといったおなじみのメンツのほか、プロップの木津悠輔、ロックのジェームス・ムーア、フランカーのピーター・ラブスカフニの3人が代表初選出となりました。

もちろん今大会の日本代表の目標は優勝。6月から7月にかけて1か月宮崎で合宿を行っており、前回ワールドカップの時よりもきつかったと選手がこぼすほどの強化トレーニングを行いました。その成果をまずはこのパシフィックネーションズカップの舞台で見せたいところです。