12月1日から「ワールドツアーファイナルズ」がインドネシアで行われます。男子シングルスでは18年9月から3年2カ月の間1位に君臨していた桃田賢斗が陥落し、2位に後退しました。この3年間桃田が無敵の王者として譲らなかっただけに桃田自身も屈辱的に悔しいことでしょう。桃田選手は、今年の夏の東京オリンピックで優勝候補とされながらも予選で敗退するなど多くのポイントを得ることができず、11月23日から行われた「インドネシア・オープン」では2回戦で敗退していました。東京五輪金メダルで「インドネシア・オープン」でも優勝したビクター・アクセルセンが現在首位となっています。首位から転落してしまっていますが今回優勝し首位へ返り咲くことができるでしょうか。
そんな今回の「ワールドツアーファイナルズ」の大会展望は「bet365」の対戦オッズとご一緒にご覧いただきましょう。
日本勢は5種目に出場!全種目優勝狙う
ワールドツアーファイナルズ2021はBWFワールドツアーの年間王者を決める重要な大会でありますが昨日の30日に組み合わせ抽選会が行われました。同大会はワールドツアーランキング上位選手に出場資格が与えられ、各種目8名/ペアが2つのリーグに分かれて予選リーグを実施されます。また各リーグの上位2名/ペアが決勝トーナメントに進出して年間王者を争う形となります。前回大会は新型コロナの影響で今年1月に開催されましたが、日本選手は不出場でありました。
今回は例年より少ない大会数の中で上位に入った選手らが出場権を獲得しており、日本からは男子シングルスの桃田賢斗、女子シングルスの山口茜です。男子ダブルスの保木卓朗/小林優吾、女子ダブルスの志田千陽/松山奈未、混合ダブルスの渡辺勇大/東野有紗が参戦します。
桃田初戦はインド出身のラクシャ・セン初戦快勝なるか?優勝への道は?
注目の桃田の初戦にはラクシャ・センに決定しました。グループAで初戦を争いますがオッズは桃田が1.083倍でラクシャ・センは7.00倍と圧倒的に桃田への支持が高いです。優勝への道もこのまま手堅くいきたいところですが、同じグループ内には現在の王者ビクター・アクセルセンもいますので、桃田とアクセルセンの一戦は実質決勝戦と予想されます。優勝への道はグループ内でアクセルセンとの一戦で勝利を納めることができれば優勝へ一歩近づくと思われます。
桃田は、同じようなフォームで、ストレート、クロスと複数のショットを打ち分けるため、相手に行動を読まれにくいのプレースタイルである。また左利きであると言うことも大きく強さの秘訣であるでしょう。
2020年1月のマレーシア・マスターズ後に交通事故に巻き込まれて大けがを負うなどアクシデントもあり、ツアー優勝から遠ざかった状態にあります。それだけでなく金メダルの大本命とみられていた東京五輪ではまさかの1次リーグ敗退し、今回の大会はより一層力が入ります。
対戦オッズについてはブックメーカー「bet365」が随時更新しておりますので、最新のものをご確認ください。
【ワールドツアーファイナルズ2021桃田初戦対戦オッズ】
※オッズは1日午後12時現在
好調の保木卓朗・小林優吾コンビが初優勝をなるか!?
現在絶好調の男子ダブルス保木卓朗・小林優吾にも注目が集まります。前々回大会の決勝で打ち勝ったギデオン/スカムルヨ(インドネシア)と対戦し、第1ゲーム14本で失った日本ペアは、逆転を目指した第2ゲームで17オールの接戦に持ち込むも、最後のひと押しが足りず18-21で敗戦しました。この敗戦で2大会連続Vは逃したものの、準優勝の好成績を残しました。そのためここで今大会、今年最後の大会で優勝で締めくくりたいところでしょう。
今回初戦はホームであるクスマワルダナ/ラムビタンが相手となります。オッズは保木/小林が1.22倍、クスマワルダナ/ラムビタンは4.00倍とこちらも桃田に続き初戦は圧倒的に日本人コンビが有利となっています。保木/小林はグループBに属し、前回大会で敗戦した相手ギデオン/スカムルヨはグループAに属しておりますので決勝戦まで気を緩めず進んでいくしかありません。