【ブックメーカー】イギリス夏競馬2015:ゴールデンホーン登場の「インターナショナルステークス」と「ナンソープステークス」

ゴールデンホーン

競馬の母国・イギリスの夏競馬を飾るビッグレース「インターナショナルステークス2015」(G1、約2092㍍・芝)が日本時間の19日午後11時40分、「ナンソープステークス2015」(G1、約1006㍍・芝)が21日午後11時30分に発走します。

インターナショナルステークス2015(2015 Juddmonte International Stakes)

【インターナショナルステークス2015オッズ】
インターナショナルステークス2015オッズ
※オッズは10日午前8時現在

ウィリアムヒルイギリスのブックメーカー「William Hill(ウィリアムヒル)」が日本時間の19日午後11時45分発走の「インターナショナルステークス2015」のオッズを発表していますので、見てみましょう。

圧倒的一番人気を誇るのはゴールデンホーン(Golden Horn)で1.44倍となっています。タイムテスト(Time Test)が2番手となる4.50倍のオッズでゴールデンホーンを追います。そのあとに続くのが、ザグレイギャッツビー(The Grey Gatsby)で8.00倍、インティラック(Intilaaq)が9.00倍のオッズが付いています。

タイムテスト

何といっても「英ダービー2015」を制したゴールデンホーンが優勝争いの中心になりそうです。7月の「エクリプスS2015」(G1、2000㍍・芝)では、ザグレイギャッツビーに3馬身半差で勝ってデビューから5戦5勝と負けなしで今回のレースに挑みます。

【英ダービー2015(優勝:ゴールデンホーン)】


ゴールデンホーンは前走として「キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス2015」に出走する予定でしたが、レース前日の大雨の影響で当日の馬場が非常に柔らかくゴールデンホーンにとってよくないということで、急きょ出走を取り消しました。ゴールデンホーンの関係者は「エクリプスS2015」後も順調に調整が進んでいることを強調していましたので、今回のレースもいい状態で挑んでくるものと思われます。

タイムテストは、6月のロイヤルアスコット競馬場で行われた「ターセンテナリーステークス」(G3、約2012㍍・芝)で2:03.05とレースレコードで勝利し、一気にインターナショナルステークスの優勝候補に名乗りを上げました。ザグレイギャッツビーは昨年の仏ダービーと愛チャンピオンSの2つのG1レースの勝ち馬で、前走のエクリプスSではゴールデンホーンの後塵を拝して2着でした。

ゴールデンホーンに初めての土をつけるのはどの馬なのか?インターナショナルステークス2015は日本時間の19日午後11時45分の出走予定です。

【インターナショナルステークス2014】
インターナショナルステークス2014

ナンソープステークス2015(Nunthorpe Stakes 2015)

【ナンソープステークス2015オッズ】
ナンソープステークス2015オッズ
※オッズは10日午前8時現在

Marathonbet ロゴイギリスのブックメーカーで8月にプレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドとベッティングパートナーシップを締結した「Marathonbet」(マラソンベット)が、日本時間の21日午後11時30分にヨーク競馬場で発走予定の「ナンソープステークス2015」のオッズを発表しましたので紹介しておきます。

1番人気にはアカプルコ(Acapulco)で2.875倍のオッズが付いています。2番手にはムスミール(Muthmir)で6.00倍、3番手にはソールパワー(Sole Power)で7.00倍のオッズとなっています。3歳馬および古馬が出走可能な英国のグループレースで、唯一2歳馬も出走可能なのがナンソープステークスです。直線5ハロンで争われる単距離レースを制するのはどの馬なのでしょうか?

アカプルコ

かつてナンソープステークスで2歳馬制覇は5回ありますが、6回目の2歳馬制覇を担うのがアカプルコです。6月のクイーンマリーS(G2、1006㍍・芝)を制して、G1初勝利を目指します。ナンソープステークスで背負う斤量は、古馬(3歳以上)は137ポンド(約62㌔)に対し、2歳馬は113ポンド(約51㌔)で出走するので、2歳馬のアカプルコにとっては大きなハンデとなります。2007年のキングスゲイトネイティヴ以来8年ぶりの2歳馬王者の誕生となるのでしょうか。

ムスミールは、6月のロイヤルアスコット開催「キングススタンドS」(G1、1006㍍・芝)で3着でした。しかし、前走の7月31日にイギリスのグッドウッド競馬場で行われた「キングジョージS(G2、1006㍍・芝)を見事に制して、3週間弱と短い間隔でナンソープステークスへと挑んできます。

【キングススタンドS2015】


前回王者のソールパワーは、年齢とキングススタンドSでは1番人気に押されながら5着に沈んだことが影響して、現在3番手人気に甘んじている気がします。キャリア50戦を数え、今年3月の「アルクォズスプリント」(G1、1000㍍・芝)では見事に連覇を果たすなど、老いてますます盛んなスプリンターです。前走のジュライC(G1、約1207㍍・芝)4着からキャリア12勝目を狙います。

【ナンソープステークス2014(優勝:ソールパワー)】
ナンソープステークス2014(優勝:ソールパワー)

日本の競馬のG1レースは8月お休みですが、競馬の本場・イギリスでは非常に盛んです。また、8月後半はアメリカが熱いです。15日は「アーリントンミリオン」、22日には「パシフィッククラシックS」、そして29日には「トラヴァーズS」が開催されます。日本から世界の競馬へとちょっと足を延ばしてみてはいかがでしょうか?

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