凱旋門賞2015(G1、2400㍍・芝)が日本時間の10月4日午後11時30分から、フランスのロンシャン競馬場で行われます。昨年の凱旋門賞では、ブックメーカー「William Hill(ウィリアムヒル)」が発表した単勝オッズで7番人気の11倍のオッズが付いていたトレヴが2連覇を果たして幕を閉じました。日本からもハープスターやジャスタウェイ、ゴールドシップが参戦し、日本馬として初制覇に挑みましたが及びませんでした。
<関連記事>
凱旋門賞2014にジャスタウェイ、ハープスター&ゴールドシップ参戦!日本馬悲願の初優勝なるか!?注目のオッズは?
【凱旋門賞2014(優勝:トレヴ)】
今回もトレヴが勝って史上初となる3連覇達成となるのでしょうか?英国の老舗ブックメーカー(スポーツブック)「ウィリアムヒル」が凱旋門賞2015のオッズを発表していますので見てみましょう。
【凱旋門賞2015単勝オッズ(ウィリアムヒル)】
※オッズは25日午後11時現在
ウィリアムヒルのオッズによると、1番人気はトレヴで1.73倍のオッズがついています。2番人気にはニューベイで5.00倍、3番人気はゴールデンホーンとジャックホブスで8.00倍のオッズとなっています。5番手にはファウンドで15.00倍、6番手にはフリーイーグルが17.00倍で続いています。昨年とは違って、今回はトレヴがダントツの1番人気に押されています。
3連覇を目指すトレヴは、凱旋門賞の前哨戦となる9月13日のヴェルメイユ賞(仏G1、2400㍍・芝)を不良馬場の中でも1番人気にこたえて勝利しました。今シーズンのトレヴは昨年の凱旋門賞を取った後は、5月のコリーダ賞(G2)と6月のサンクルー大賞(G1、2400㍍・芝)でも勝っており3戦3勝と好調です。ベテラン騎手のティエリ・ジャルネとのコンビも良好で、今年の凱旋門賞もやはりトレヴが世界中の競馬ファンを沸かせることになるのでしょうか。
トレヴの3連覇を阻止するのはどの馬なのか?その先鋒に名前が挙がっているのがニューベイです。ニューベイは今年のフランスダービー(G1、2100㍍・芝)の勝ち馬で、8月にギヨームドルナーノ賞(G2)で叩いて、凱旋門賞と同じロンシャンで前哨戦・ニエル賞(G2)でも圧勝し、3歳馬として3連勝で凱旋門賞の頂を狙います。
ゴールデンホーンは5戦無敗で迎えた8月の英インターナショナルS(G1、10F88Y・芝)で、3歳牝馬のアラビアンクイーンに首差で敗れる波乱が起きました。しかし、9月12日の愛チャンピオンステークスでは1番人気にしっかりとこたえて通算7戦6勝(G1レース3勝)で凱旋門賞での初戴冠を目指します。当日のフランスの天気がどうなるかで、馬場のコンディション次第では回避することも考えられます。
ゴールデンホーンと同じオッズが付いているジャックホブスは、何といっても前走となった愛チャンピオンS(G1、12F・芝)で2着に5馬身差を付ける圧勝劇で、凱旋門賞での有力馬の仲間入りとなりました。これまで6戦4勝で2着2回のジャックホブスは、敗れた2回はいずれもゴールデンホーンの後塵を拝しました。凱旋門賞でリベンジといきたいところでしょう。
3歳牝馬のファウンドは愛チャンピオンSでゴールデンホーンに続く2着で、フリーイーグルは同レース3着と、ゴールデンホーンとの戦いを楽しみにしている馬も多いです。残念ながら凱旋門賞2015には日本馬は参戦しない予定です。皐月賞と日本ダービーを制したドゥラメンテは骨折のため来年春に復帰予定で、キズナやハープスターはケガが原因で引退を余儀なくされました。
最後に、もう一度凱旋門賞2015のオッズを確認しておきましょう。ブックメーカー「bet365」が発表したオッズです。競馬のビッグレースは多くのブックメーカーでベット対象になっているので、ぜひあなたがひいきのブックメーカーをチェックしていただければと思います。